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辻沢のアルゴノーツ ~傀儡子のエニシは地獄逝き~  作者: たけりゅぬ
第一部 ノタクロエのフィールドノート

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「辻沢ノーツ 37」(傀儡子の家系)

 日曜日、ミヤミユとお買い物に出かけた。

 

2人だけなのは、サキが一時帰省中だったから。


午前中は生活用品を買いまわってお昼をした。


午後一に辻沢駅前のゴリゴリモバイル(ゴリモバ)ショップでスマホを買い直した。


スマホ代コミコミで月額1980円、3カ月間は解約自由だっていうのに惹かれた。


 ヤオマンカフェでミヤミユに初期設定してもらってから共通の知り合いの連絡先を登録させてもらった。


 3時前にミヤミユと別れてユカリさん宅に戻る。

 

すぐにフジミユに番号とメアドを知らせるために電話した。


「あれから連絡ないから心配した」


 いつものメリハリのある声が聞こえた。


「ごめん」


「で、傀儡子には会わせてもらえたの?」


 やっぱりそのこと聞きたいよね。


「会えたと言うか。話は聞けた」


「そっか。いろいろ分かったんだ」


「うん」


 ユウのことより、ケサさんが言った「おかえり傀儡子のクロエ」のことを聞きたかったけどやめにした。


もう少し自分で調べてからにしようと思ったから。


地下道でミヤミユに会ったことはもっと気になってたけど、こっちはフジミユに聞いても意味がなさそうでやめた。


「辻沢のヴァンパイアってさ、本当だったりしないかな」


「何を急に。口承だって鞠野フスキが言ってなかった?」


「そうだけど、ひょっとしてって」


「疲れてる?」


「ううん」


 しばしの沈黙。そして言いにくそうな声で、


「あくまで冗談でだけどね。『辻沢ノート』の家系図の遊女っていうのはヴァンパイアのことだって」


「ヴァンパイアって遺伝なの? 感染するのかと思ってた」


「いろいろいるんじゃない?」


 フジミユの声のトーンが下がった。怒ったのかな。


「ごめんね」


「いいよ。ガンバレ」


「ありがと」


 電話を切ってすぐ、荷物の中に放り込んでおいた『ノート』を取り出して系図を見てみた。


最初に宮木野と志野婦の姉妹。


そして志野婦から下はなく、宮木野から5つの支流が伸びていて、それぞれが昭和まで連綿と続いている。


気になるのが、ところどころに附された「妓」という文字。


最初に、宮木野と志野婦の名の肩に附されていて、下にいくと世代ごとに一つ、二つあり、これも昭和まで続いている。


その妓の字があるのは女性の名前で、しかも姉妹がいる場合だけだった。


凡例にはこれは芸妓の意味とあるけれど。


(「宮木野の子孫に、女の双子が生まれるとどっちかがヴァンパイアってのが続いたんだって」)


 JKが辻バスで話していたことを思い出す。


 この系図がもしヴァンパイアのものだったら…。

 

 四宮浩太郎が示唆した傀儡子の家系というのも、本当は陸の遊女の傀儡子のことでなく、夕霧太夫と伊左衛門から始まる傀儡子の家系ということにならないだろうか?

(毎日2エピソード更新)

続きはこのあと21:10に公開します


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よろしくお願いいたします(*ᴗˬᴗ)⁾⁾⁾


たけりゅぬ

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