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私の対処法

掲載日:2025/10/23

筆者的には書き出した時と話が変わってしまいましたがもう少し殿下と主人公のやりとりを増やした方が良かったのか…

私の名前はリリアンナと申します。

ナベルター公爵家の長女で、第一王子殿下の婚約者ですわ。


私の婚約者である第一王子殿下は誰にでも(下位貴族の方にも)分け隔てなく接し、

いつも自分の意思を一貫して

いる人です。


その殿下のことなんですけれど最近はとある男爵の養子になったばかりの

令嬢によく話しかけていると風の噂で耳にしまして。先日様子を見に行った(さりげなく通り過ぎた)のですけれど。


その令嬢、マーシャル嬢でしたかしら。

彼女と殿下が手を繋いでいらしたんです。

普通婚約者としか…いえ、婚約者同士でも

あまり人前ではしないものでしょう。

2人とも仲睦まじそうな様子でした。

ちなみに私、殿下とは政略上の婚約なので

別に情などはありませんの。

ですが殿下がマーシャル嬢に限らずどなたかを

愛妾や側妃にするつもりなのであれば

私に一言相談してほしいものでしょう。


ですから殿下に話しかけて

彼女との関係を聞いたのですけれど

なんて返答されたと思いますか。


「リリス、君は僕が最近君と接していないからと、

嫉妬して取り巻きに

シャルをいじめさせていると聞いた。

君がそんな性格の悪い悪女だとは思わなかった。

僕とシャルはそんな一時の感情などで片付けられる仲じゃないんだ。

僕の大切な友人を愛妾になんてするわけがないだろう。」

「私達はそんなことしていませんわ。

どなたかが流した噂でしょう。

それに私の常識では男女の友人は手を繋いで歩いたりしないものだと思っておりましたが。」

「言い訳など見苦しい。

証言はある。僕は君と婚約破棄をして

シャルと結ばれるんだ。

僕たちの絆を引き裂かないでくれ。」


ですって。

もう少し理知的そうだと思っていたのは

私の勘違いだったようです。

それとも恋は人を変にするとどこかで聞いたことがありますからマーシャル嬢の影響かしら。

それはともかく、私と取り巻き方は何もしていないのにも関わらず、

悪い噂が広がっているということは誰かが意図的に流したということでしょう。

その誰かが分かればいいんですけれど。

私の予想ではあの令嬢あたりかしら。

お父様に言ってみましょう。


数日後、情報屋からの報告で

マーシャル嬢に嫌がらせをしているのは

殿下の元婚約者候補だったクラウディア様と

その取り巻き方だということがわかりました。

主に犯行をしているのは

マーシャル嬢と同じクラスの2人のご令嬢だと。

そのうち1人はクラウディア嬢に家の援助をされているご令嬢でした。

クラウディア様のお父様は宰相補佐で忙しくされていますしお母様は病弱だそうで社交界であまり見かけませんから

彼女の両親はこのことを知らないのでしょう。


ひとまず私はこれらの情報を私の取り巻き方に共有することにしました。


「…ということです。」

「それは存じませんでしたわ。」

「噂をどうにかして払拭する必要がありますね。」

「確認なんですけどリリアンナ様は殿下と婚約解消になっていいんですか。」

「ええ。あまり接する機会もなかったですし。」

「あの二方はリリアンナ様のことを何も考えず思い込んでひどいですわ。」

「リリアンナ様は悪くないのですからむしろ殿下は婚約破棄される側です。」

「そうですわね…。できれば穏便に済ませたいのですけれど。」


しばらく話し合っていると1人が提案した。

「リリアンナ様も他に恋人を作ったらどうでしょうか。

殿下と婚約破棄した後も考えて。」

「それはいいですわね。アシェット侯爵令息などどうでしょう。

私のいとこなので取り次ぐこともできますわ。」

「私、彼のファンなんです。リリアンナ様とすごくお似合いだと思いますわ。」

それはそうと婚約者がいない男性と親しく接するのはアリだと思いましたので、後日彼に頼むことにしました。お父様には反対されましたが「殿下との婚約の話を受けたのはお父様ですよね」と言うと何も返せないらしく渋々承諾されました。



2週間後、結果はあっさりと終わりました。

私は休み時間の廊下で殿下に呼び止められまして

「なあ、最近君がある男性ととても親しくしていると聞いたんだが。

未来の王太子妃の行動としてどうなんだ。

即刻やめてくれ。

我が王家に恥をかかせるつもりか。」

「彼は私の友人ですわよ。それでも何か。」

「2人きりで昼食をとっていたそうだが。」

「カフェテリアでですわ。

周りに人もたくさんいらっしゃいますし別にどなたかと違って身体的接触もしていません。」

「…もういい。婚約解消にしよう。僕はもともと君みたいな女性は苦手だったんだ。

書類にサインをしてくれ。」

と殿下は一方的に去っていったのです。


「…苦手って言ってもそこまで接していませんのに、食わず嫌いをするタイプだったんでしょうか。」

「それより先ほどの発言が撤回される前に書類を王家に提出しましょう。」

「そうね。」

私はその日の授業を欠席して家に戻り、事の次第を報告した。


その夕方、学校が終わった彼は私の家に来てくれた。

「リリアンナ、大丈夫?

僕は現場にいなかったけど殿下はなんて?」

「あら、ハロアート様。婚約解消の言質をもらいましたわよ。後日話し合いに呼ばれるかと。」

ハロアート様は伯爵家の次男で私の幼馴染です。

幼い頃結婚の約束をしたのにも関わらず、

お父様が私と殿下の婚約を決めたので

会う機会も減ってしまって。

そもそも私一人娘でしたのに

殿下に嫁ぐ場合、後継者はどうするつもりだったんでしょう。

それで今回の事は渡りに船だと思い、協力してもらったんです。

あ、私達はきちんと友人の関係でしたわよ。

やったことといえば、

お昼を一緒に摂ったことと

放課後に数回寄り道したことくらいですわ。


ちなみにマーシャル嬢が受けていたいじめについては生徒会に伝えてクラウディア様のお父様に話が行き、その対象のご令嬢らがしばらく謹慎処分になりました。


マーシャル嬢に対してはお茶会に招いて意図を確認したところ、

「申し訳ありません。殿下からはリリアンナ様とはもうすぐ婚約破棄すると聞いていて…殿下のことは愛していますがそんなつもりではなかったんです。あの、今回のことで爵位は没収ですか。

私、領地に引きこもるでもできることはするので家族にはあまり迷惑をかけないようにしたいんですけど…」

「いえ、没収にはならないと思いますわ。

私も慕っている方がいたのでむしろあなたのおかげで婚約解消できましたし。

あなた、殿下の側妃になるつもりはありません?」

「え?」

という感じでうまく丸め込むことができました。


殿下は婚約解消を言い渡された少し後に

誤解をしていたことに気づかれて謝罪をもらいましたし、国王様にもある程度相談していたようで

婚約解消されたことで土地や違約金も貰えましたから結果的によかったですわ。

終わりよければすべてよしっていいますし。

お父様には苦笑されましたが。



誤字脱字とかあったら教えてください

最近全然更新してなくてごめんなさいです

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