表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/100

第33話 手話の練習

その夜、三人は手話の勉強を始めた。


健司が図書館から借りてきた本を開く。基本的な挨拶から始める。


『こんにちは』『ありがとう』『大好き』


簡単な言葉から、少しずつ。


ルカは覚えが早かった。手先が器用で、すぐに形を覚えていく。


『チヨ姉ちゃん、見て!』


ルカが手話で話しかける。まだぎこちないが、意味は伝わる。


『上手ね』


チヨも手話で返す。


健司は医学用語の手話を調べている。


『診察』『薬』『痛み』


仕事でも使えるようにと、熱心に練習している。


ふと、健司が顔を上げた。そして、ゆっくりと手話で伝える。


『チヨ、愛してる』


突然の告白に、チヨは固まった。


ルカが嬉しそうに見守っている。


『返事は、後でもいい』


健司が慌てて付け加える。


チヨは頷いた。今は、まだ答えられない。でも、この想いは確かに受け取った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ