7.決断
「もう! じらすわね~」
姿勢を戻す女神は、両手を腰の左右に突いて不満に話した。再び頬を膨らませる。
「じらすとか、そういう話じゃないだろう。こっちは、まずは生きていかないといけないんだ。それを確認するのは当然だろう」
不満な俺は、苛立ちを覚えながらも姿勢を戻してこちらが尋ねたことに対する回答が先だと話した。頬を膨らませている女神は、腕組して右手を顎に当てる。
(ったく…、何が起こるか分からないってのに…)
「でも、う~ん…、初めのうちはそうなるわ。私が…、あからさまに力を貸すことはできないから…」
不安な俺は、思わず眉間に皺を寄せて思考していた。言葉を漏らす女神は、俯いて両腕を静かに下げながら声のトーンも下げつつ話した。怪しさを満点に醸し出す。
(うぐっ! 今度は何をする気だ?!)
極限に恐怖な俺は、思わず女神を化け物のように見つめて疑問に強く思考していた。俯き加減の化け物は、俺に向けてゆっくり歩き始める。
(たとえ絶世の女神でも流石にもう、いい加減…、疲れたんだが………)
極限に疲労な俺は、思わず両足を激しく震わせながら思考していた。俯き加減の化け物は、俺の目の前で立ち止まる。
『ゴクン』
(まっ、また来るのか?!)
極限に絶望な俺は、思わず生唾を飲み込むようにして喉を鳴らしていた。続けて表情を引きつらせながら先程からのしつこいやり取りがまだ続くのかと疑問に強く思考していた。俯き加減の化け物は、両膝を地面に突く。両手を胸元に引き上げて祈るように握り合わせる。顔を少し上げ、儚くも優しくもあるキラキラと潤む二つの瞳を上目遣いにする。そして、
「お願い。最初は、1人で頑張ってほしいの」
神々しく輝いて猫撫で声を上げた。
(くっ! 女神が俺に祈るな! それに、その力は反則だ!!!)
極限に狂気な俺は、思わず再び瞬間に狂おしいほどの愛おしさを覚え、先程と同様に引きつる表情を拒絶に変化して顔を仰け反らせながら苦言を呈そうとするが、やはり身動きが取れずに頭の中で叫ぶようにして思考していた。
(はあ、もうダメだ。疲れた………)
極限に限界な俺は、精根が尽き果てる中で脱力しながら意図せずに女神の儚くも優しくもあるキラキラと潤む二つの瞳を見つめて天に召されてしまいたいと思考した。直ちに感情は正常に戻る。俺を見つめている女神は、静かに俯く。
(ここは、ある意味地獄だ。だがもういい。それより、手助け無しか…。1人で頑張ってとは、かなり質の悪い女神だ…)
正常な俺は、狭間の世界の正体は地獄と断定するが、大人なために女神を恨みながらも全てを受け入れてやろうと前向きに思考した。
(一度、話を整理するか…)
冷静な俺は、女神の様子を窺いながら思考した。女神は微動だにしない。
「ちょっと待ってろ」
唖然な俺は、思わず女神に吐き捨てるように話していた。背後に振り向いて歩き始め、女神から少し離れた位置で立ち止まる。
(さて、どうするか。今の世界を捨てて異世界転生? 異世界召喚? どっちでもいいが、それを受けるかどうかだが………。やっぱりロマンを追い求めたいよなあ~。歳を取ると、できる事が少なくなるし。体が動くうちに何か始めないと、きっと後悔するよなあ~。仕事は、毎日毎日、未来があるのかないのか分からないような事を、何の説明も無しに只アホみたいに繰り返してるだけで全然生きてる実感が持てないし…。未来が見えない今の世界で一生を終わらせるよりも、もう一つの可能性とロマンに満ち溢れた世界に掛けた方が面白そうだよなあ~。う~ん……。よし、決めた!)
冷静な俺は、腕組して思考し始め、空を見上げて悔いの残らない人生を送ろうと決断して思考し終えた。顔を戻して背後に振り向く。未だに俯いて祈りを捧げている女神を見つめる。
(だが、異世界に行くのはいいとしても、これはだけは聞いとかないとな)
不安な俺は、再び女神の様子を窺いながら思考した。歩き始め、先程の立ち位置で立ち止まる。女神を見下ろす。
(話し掛けると、また親戚のおばちゃんみたいにうるさいんだろうな…)
憂鬱な俺は、思わず顔を左側に逸らして右手の人差し指で頬を掻きながら思考していた。
(仕方ない。ここは諦めるか。我慢することも時には大切だからな)
大人な俺は、うるさい話に耐えることができる器を所持していると思考した。顔を戻し、女神を前向きな視線で見つめた。
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