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スキルマスター  作者: とわ
第一章 ムーン・ブル編

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61.美しい世界


「浴場もやばいんだろうな」


 期待な俺は、脱衣棚に向かいながら呟いた。到着し、服を網篭へとささっと脱ぎ捨てて全裸になる。タオルを左手に取り、堂々と前を隠さずに感情を紳士に切り替える。


「フンフンフン♪」


 紳士な俺は、引き戸へと向かいながら鼻歌を漏らした。到着し、引き戸に手を掛ける。


「いよいよだ」


 興奮な俺は、笑顔で呟いた。引き戸を開ける。視界に天使や妖精やユニコーンと噴水が飛び込む。星空の幻想世界で数多くの幻想蝶と共に戯れている。


「なんて美しい世界だ」


 驚嘆な俺は、思わずうっとりして日常では使用しない言葉を呟いていた。全てが俺に気付く。歓迎のような状態を見せる。


「はは」


 感激な俺は、思わず頬を緩めて笑い声を漏らしていた。左足を幻想世界に運ぶ。足裏に浴場のタイルを捉える。視界に天使や妖精やユニコーンがタイル壁に壁画として描かれている浴場が飛び込む。


「はっ、今のは?」


 混乱な俺は、思わず目を見開いて疑問に呟いていた。浴場を先程の世界を探すように見回す。


「幻覚…か。ちょっと興奮し過ぎたか」


 動揺な俺は、思わず苦笑して呟いていた。感情を改めて浴場を確認する。


 浴場は、脱衣場よりもやや広い。天井に引き続きの油絵のようなバラ。手前側に石鹸等と思われる物を用意されている鏡付きの洗い場が複数。奥側にタイル張りの大浴槽が一つ。右側にタイル張りの小浴槽が二つと見知らぬ器具が二つ。向かい側と左右のタイル壁に温かな壁画が描かれている。


 向かい側の壁画は、背景が晴天と蝶の舞うバラの豊富に咲く草原。晴天に浮かぶ成人男性の天使が、右手を地上の人の子供達に伸ばす。地上の人の子供達が、幻想的な丸い何を数多く載せている両の手の平を天使に捧げるように伸ばす。左右の壁画は、向かい側の延長線上のような背景と妖精やユニコーンが戯れる。


「さっきの幻覚は、壁画のせいだな」


 直感な俺は、壁画を見回して呟いた。向かい側の天使に注目して思わず腕組してしまう。


「それにしても、天使が飴玉を子供にねだっているように見えるな」


 愉快な俺は、頬を緩めて天使も子供には勝てないのだろう呟いた。


「この世界は、天使とか色々居そうだな」


 再び直感な俺は、期待を膨らませて呟いた。腕組を解いて3人の先客を確認しながら洗い場に向かう。到着し、バラの装飾の施されている椅子に座る。右手を台の上の用意されている物に伸ばす。


「これもバラか。いいデザインだが、風呂なんだから水の神様の何かもあっていいと思うが」


 不満な俺は、バラの形状の石鹸や石鹸受けとポンプ式のバラの容器のシャンプーやリンスを確認して呟いた。続けて右手を下向きに置かれている桶に伸ばす。


「まさかケロリン?」


 三度の直感な俺は、思わず右手を止めて文字が書かれているのではないかと声を疑問に上げていた。桶を掴む。引き寄せて内側を確認する。手を可愛らしく振る笑顔のカエルが描かれている。


「ぶっ。ストレートかよ」


 ストライクな俺は、思わず吹き出したあとにやはり日本の身近な水の神様はカエルだよなと思いながらもツッコミの声を上げていた。


「面白いなあ。もしかすると、さっきの噴水にカエルもいたのかもな」


 再び愉快な俺は、お湯を蛇口から桶に貯めて呟いた。


「これからは、昔みたいに銭湯通いになるのか」


 懐古な俺は、タオルに泡を立てて呟いた。週一で銭湯に通っていた子供時代を思い出しながら体を洗い終える。


「さっぱり」


 爽快な俺は、髪をオールバックにして呟いた。大浴槽の前に移動する。


「熱いかな?」


 不安な俺は、最近は熱い風呂に入っていないと疑問に呟いた。前屈みで右手を湯船に伸ばす。湯温を慎重に確認する。


「ちょっと熱いが、大丈夫だな」


 納得な俺は、姿勢を戻して呟いた。湯船に移動する。腰をゆっくり下ろし始める。


「く~~~」


 快感な俺は、思わず益々子供時代を思い出しながら声を漏らしていた。タオルを浴槽の縁に置いて肩まで浸かる。


「はあ~気持ちいい~」


 至福な俺は、思わず蕩けた表情で呟いていた。しばし放心する。上を見上げる。油絵のようなバラの天井に注目する。


「本格的な絵が風呂場に描けるのは面白いなあ」


 放心な俺は、思わず頬を緩めて呟いていた。浴槽に注目する。


「タイルの張りの浴槽も懐かしいなあ。広さも、広過ぎなくて丁度いい」


 平穏な俺は、浴槽をおもむろに見回して落ち着くと呟いた。


「まさか、異世界でこんな気持ちになるとは思わなかったなあ」


 安堵な俺は、浴槽の向かい側に移動しながら呟いた。体を洗い場側に向ける。浴場の風景を堪能しながら他の客と共に疲れを癒す。


「のぼせそうだし、そろそろ出るか」


 満足な俺は、明日も来ようと呟いた。湯船から上がる。


「あとは飯だな。何が出るか楽しみだ」


 爽快な俺は、体を拭いてまだまだ楽しさは続くと呟いた。




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