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スキルマスター 楽しいは最強!!!  作者: とわ
第一章 ムーン・ブル編

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59.銭湯へ


 平穏な俺は、ケリーから鍵を受け取る。そして、


「あっ、タオル…」


 うっかりした。


「しまった。すっかり忘れてた…」


 失念な俺は、思わずケリーの目を丸く開く様子見つめたあとに渋面を左側に向けて呟いていた。


「こちらでも用意できますが、銭湯に売店があります。そちらで、お風呂関係の物を色々購入できますよ」


「そうか。それなら安心だ」


 穏和な様子のクラカは、手振りを交えて話した。安堵な俺は、顔をクラカに向けて話した。互いに笑みを見せる。


「ルーティも、パパと一緒でうっかり屋さんなんだね」


 温厚な様子のケリーは、笑顔で呪いのような言葉を話した。不安な俺は、思わずケリーを見つめて目を丸く開いてしまう。クラカを見つめる。クラカも目を丸く開いている。


「「はっはっは」」


「そろそろ部屋に行くよ」


「私も料理に戻ります」


「クスクス」


 困惑な俺は、同様な様子のクラカと共に後頭部を右手で掻きながら笑い声を上げた。恐怖な俺は、真顔で緊急な忙しさを醸し出して話した。同様な様子のクラカも、同様にした。口元を右手で隠すサリーは、小さい笑い声を漏らした。緊急な俺は部屋へと向かい、同様な様子のクラカは厨房へと向かう。


 避難な俺は、部屋に到着する。安堵に着替えを済ませる。レザーアーマーはとりあえずと床に並べる。一階に戻る。テーブルを整えている仲睦まじいサリーとケリーの下に移動する。察する様子のケリーは、俺の前に移動する。


「行ってくる。鍵をまた頼む」


「はい。行ってらっしゃい」


「行ってらっしゃい」


「行ってきます」


 平穏な俺は、鍵をケリーに手渡しながら話した。受け取るケリーは笑みを見せて話し、姿勢を整えるサリーも笑みを見せて話した。引き続きな俺も、2人に笑みを見せて話した。出入り口に向かう。通過して思わず足を止めてしまう。


「急に人が増えたな」


 困惑な俺は、思わず観光地かのように賑わう笑顔の人々を見回しながら呟いていた。


「この路地は、抜け道なのか?」


 引き続きな俺は、顔を右側に何かあるのかと向けて疑問に呟いた。視界に夕日色に染まる美しい路地が飛び込む。


「奇麗だ」


 感動な俺は、思わずうっとりして呟いていた。右前方の茶色の煙突を発見する。


「近いな。どんな銭湯か楽しみだ」


 興奮な俺は、表情を明るくして呟いた。宿を出発する。美しい路地と賑わう笑顔の人々から活力を受け取りながら煙突を目指す。煙突付きの建物を確認する。


「あの建物が銭湯だな」


 直感な俺は、思わず正解とばかりに呟いていた。右折のT字路に到着する。銭湯は右奥側の横板の塀の向こう側に建つ。


「入り口は…、あっちか」


 慎重な俺は、進行方向の塀を確認したあとに右側の塀を確認しながら淡いピンク色の門と思われる場所を発見して呟いた。右折する。門へと向かいつつ横板の隙間から中の様子を窺う。色取り取りのバラの咲く西洋風な中庭を発見する。


「奇麗に咲いてるな。これだけでも来る価値はありそうだ」


 期待な俺は、思わず頬を緩めて呟いていた。視界の右端に豊富な淡いピンク色のバラが映り込む。豊富な淡いピンク色のバラを確認する。


「凄いな。これが門か」


 感動な俺は、思わず淡いピンク色のバラのアーチ状の門を見回しながら呟いていた。視界に門の内側の色取り取りのバラが左右に咲く直線の道と、その先の銭湯の建物が映り込む。建物を確認する。


 建物は、煙突付きの大きな妻側の屋根を見せている。外壁にバラが中庭と一体となるかのよう咲く。中央の右側に女性用の出入り口、左側に男性用の出入り口が存在する。女性用の出入り口は、赤色の暖簾に淡いピンク色のバラが描かれている。上部に赤色の女という文字の看板が掲げられている。男性用の出入り口は、赤色が青色に、文字が男に変化している。


「バラと銭湯を一体化させる絶妙なバランス。こんなの見たことない」


 感心な俺は、思わず武者震いを起こして呟いていた。バラの香りを楽しみながら門を通過する。出入り口に向かいつつ中庭を見回す。


「中庭はシンメトリーだな。ベンチも置いてあるし、湯上りにあそこで休んだら気持ちいいだろうな」


 妄想な俺は、この世界にあの飲み物は存在するのかと呟いた。男性用の出入り口の手前に到着する。


「バラは刺繍だったのか。バラのシンメトリーの中庭と、男と女の看板と、赤と青の暖簾。この感じ…、なんか歌舞伎みたいで面白い」


 高揚な俺は、改めて中庭と看板と暖簾を確認して可能性はまだまだ無限のように存在すると呟いた。


「この様子だと、中もやばそうだ」


 好奇心な俺は、思わず頬を緩めて呟いていた。続けて鼻息を漏らしてしまう。


「入るか」


 活力な俺は、笑顔で呟いた。再びバラの香りを楽しみながら暖簾を颯爽と通過した。




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