34.アーロン
間が空いたので文章が不安定か?
「ホントに大丈夫か?」
「もう大丈夫だ。ちょっと混乱しただけだ」
男の子から疑問の声が届いた。平静な俺は、顔を男の子に向けて爽やかな笑顔で返事を戻した。
「ところで、あの武器がレプリカならここは武器屋じゃないのか?」
「武器屋だぞ。レプリカもやってんだ」
「二足の草鞋ってことか?」
「にそくのわらじってなんだ?」
「仕事を二つ持ってるってことだ」
「う~ん…、父ちゃんは仕事を二つ持ってるよ」
「なるほど」
冷静な俺は、表情を素に戻して疑問に尋ねた。得意な様子の男の子は、笑顔で返事を戻した。平静な俺は再び疑問に尋ね、笑顔の男の子はそのままで疑問に尋ね返した。引き続きな俺は返事を戻し、俯く男の子も返事を戻した。慎重な俺は、相槌のような返事を戻した。体をショウーウィンドウ側に向ける。
(う~ん…、初めての武器だし、この子には悪いが武器専門の店を探した方がいいか…?)
「武器を買いに来たんだろ? 父ちゃんは鍛冶の腕も立つって言われてるから中も見てってくれよ」
不安な俺は、思わず眉をひそめると同時に左手を腰に当てて疑問に思考していた。俺の左腕を両手で掴む男の子は、自信に満ちた笑顔で話した。
(この顔なら、嘘はついてないだろうなあ。まあ、大丈夫だろう)
「案内してもらえるか?」
「やったぜ! じゃあ、中へどうぞ」
平静な俺は、男の子に見せられたと思考して笑顔で疑問に尋ねた。ガッツポーズを決める男の子は、左手で店内を示して笑顔で返事を戻した。笑顔の男の子は店内に向かい、平穏な俺はあとに続く。薄暗い店内の出入り口で立ち止まる。
「何を探しに来たんだ? 大剣か? 大剣はでっかいモンスターを倒すのに丁度いいってずっと人気なんだ。それか、最近ハヤリの薙刀か!? 薙刀はカッコいいよな~。 長いからモンスターとの距離が取れて安全だし、振るから攻撃力も高いし!」
「普通の剣を探しに来たんだ」
「普通の剣もいいよな~。二刀流はちょっと古く感じるけど、それでも踊るみたいにしてモンスターを倒していくのは今でもやっぱりカッコいいし! いざって時に防御し易いから女性にも人気なんだ。それに比べて盾は使う人がほとんどいなくなったな~。知ってるか兄ちゃん? 攻撃こそが最大の防御って言うんだぜ! 盾は攻撃を受けないと意味ないし、危ないし、なんたって地味だよな~。あれはないな~」
「盾も探してるんだが…」
得意な様子の男の子は、俺を見上げたあとに身振り手振りを交えて強く話した。慈愛な俺は、微笑み浮かべて返事を戻した。熱中な様子の男の子は、再び身振り手振りを交えたあとに首を嫌味のように左右に振りながら話した。憤怒な俺は、慈愛の微笑みを維持しつつも青筋を立てて震える声で話した。ピタリと動きを止める男の子は、俺を静かに見上げる。そして、
「ああっ! ごめん兄ちゃん! お前はいつも一言多いって、父ちゃんに言われてたんだった!」
うっかりしたようだ。
「ホントにごめん! 謝るから、父ちゃんには言わないでくれ~」
頭を両手で抱えている男の子は、俺にすがるようにして話した。二つの瞳が潤み始める。
「はあ~。いいよ。ある程度は予想してたし。君の…、そう言えば名前を聞いてもいいか?」
「父ちゃんに、言わないって約束してくれるか?」
「約束する。言わないよ」
「ありがとう! 兄ちゃ~ん!」
再び慈愛な俺は、溜息を漏らしたあとに表情を素に戻して疑問に尋ねた。潤む瞳の男の子は、怯える子犬かのように疑問に尋ねた。大人な俺は、微笑みを見せて返事を戻した。俺の服を両手できつく握り締める男の子は、そのままで喜ぶ子犬かのように数回飛び跳ねながら強く話した。
(服が…)
複雑な俺は、思わず服も複雑になったと思考していた。満足な様子の男の子は、両手を服から放して距離を取る。引き続き複雑な俺は、複雑な感情と服を整える。
「俺は! じゃなくて、僕はアーロンです! 宜しくお願いします!」
「俺はルーティ。こちらこそ宜しく!」
安堵な様子の男の子は、名乗りを上げて元気なお辞儀を見せながら強く話した。爽快な俺は、思わず釣られて語尾を強めて話していた。
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