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スキルマスター  作者: とわ
第四章

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87.回想:ステータスの確認 その2


「じゃあ、次はロンドな」


「俺か!? モモの後というのは少し気が引けるのだが…」


 ロンドが、ふと、そんなことを呟いた。


「ステータスは重要だが、あまり気にしない方が良いぞ」


 俺がそう言うと皆は少し驚いた感じだった。そして、リリーが首をかしげながら俺に聞き返してきた。


「そうなの?」


「ああ。ステータスは個人の能力だろ? 戦闘は一人でやるものじゃないからな。そこばかり気にしているのは俺は良くないと思う」


「そうね。魔法なんかもあるし、ステータスだけで相手の強さを測るのは危険ね」


 俺の話にアイラが続いた。アイラも俺と同意見のようだ。


「それにスキルだってある。スキル次第では相性なんかもでてくるから、俺はステータスよりもスキルの方を気を付けた方が良いと思っている」


「そっか~」


 リリーはそう言って、多少は理解をしてくれたような感じだった。


「そうだな。トレントの時も火が弱点だったり、魔石を壊せば倒せたりするからな」


 そう言って、ロンドの落ち込んだ顔が元に戻った。どうやら少し元気を取り戻したようだ。


「それじゃ、いくぞ」


 続けて、ロンドはステータスを表示させた。


【ステータス】


ーーーーーーー


名前:ロンド

LV:26

ギルドランク:E


HP:188

MP:164

力  (STR):69

攻撃力(ATK):72

生命力(VIT):77

防御力(DEF):70

知力 (INT):82

抵抗力(RES):75

器用さ(DEX):64

素早さ(AGI):73

運  (LUK):61


スキル

スキルマスター

槍術スキル  LV24:ブレイクスピア、タイダルスピア

弓術スキル  LV26:ファイアショット、影縫い、パワーショット、

            ビーストショット、ランダムショット

強化魔法   LV26:ウィーク、クイック

空間魔法   LV16:ストレージ

赤魔法    LV26:初級攻撃魔法(威力小)、スロウ、パララサス、

            グラントファイア、グラントアイス

体術スキル  LV17:タックル、バックステップ

時魔法    LV 7:スロウ

鍛冶     LV 3:


ーーーーーーー


 ロンドのステータスを皆で見る。


「あら、ほんとに低いわね」


 アイラがぽつりとそう呟いた。


 すると、ロンドはまた落ち込んでしまった。


 エルフとという種族柄なのか、ロンドのステータスは高くもなく、低くもないといった感じだった。


(やはり、この世界でもエルフは器用貧乏か)


 ロンドのステータスは中途半端なものだった。だが、知力は俺やモモよりも高かった。


 ロンドは普段あまり魔法を使わないのだが、そこは流石エルフといった感じだった。


 ロンドがまた落ち込んでしまったが、とりあえず、俺は皆のステータスを先に確認したかったので、話を進めることにした。


「次はアイラな」


「わ、私? …良いわよ」


 やはり、ステータスを見せることは恥ずかしいのか、その返事には少し間があった。


(なかなか話が先に進まないな…)


 俺はそう思ったが、口にはしなかった。


【ステータス】


ーーーーーーー


名前:アイラ

LV:21

ギルドランク:E


HP:150

MP:150

力  (STR):45

攻撃力(ATK):47

生命力(VIT):50

防御力(DEF):53

知力 (INT):52

抵抗力(RES):55

器用さ(DEX):41

素早さ(AGI):45

運  (LUK):39


スキル

女神

棍棒スキル   LV20:ボアアタック、チャージアタック、骨砕き

盾スキル    LV17:シールドバッシュ、インパクト

光魔法     LV25:グループヒール、ターンアンデット、ライト、

             ヒール、プロテクト、キュア

風魔法     LV20:サイクロン、ウィンドカッター、ウィンドウォール

空間魔法    LV22:ストレージ、シールド

時魔法     LV25:レンジスロウ、スロウ

採集      LV10:植物採集


ーーーーーーー


 アイラは一番戦闘経験が少なかったのでレベルも低くステータスも低かった。それでも、魔法はしっかりと上げていたようで、そのスキルはなかなかのものだった。


「アイラ、いつの間に、そんなにスキルを上げたんだ?」


「うふふ。秘密よ。これでも私、頑張っているんだから」


 アイラはどや顔で胸を張っている。


(危なっかしい時もあるが、やることはちゃんとやっているんだな)


 これには俺も驚いた。普段のアイラを見ていると戦闘中もふらふらと、何か集中していないように見えていたのだが、意外にも頑張っていたようだ。


「それじゃ、リリーだ」


「ちょっと、それだけ~?」


「先に進みたいんだ」


 アイラが何か言いたそうだったが、俺はリリーの方見て目で催促をした。


「いくね?」


 リリーはうなずきながらそう言って、ステータスを表示させた。


【ステータス】


ーーーーーーー


名前:リリー

LV:24

ギルドランク:E


HP:166

MP:210

力  (STR):49

攻撃力(ATK):51

生命力(VIT):51

防御力(DEF):55

知力 (INT):60

抵抗力(RES):54

器用さ(DEX):47

素早さ(AGI):50

運  (LUK):50


スキル

棍棒スキル   LV17:チャージアタック、骨砕き

火魔法     LV27:ファイアボム、ファイアボール、ファイアアロー、

             ファイアウォール

土魔法     LV23:サンドストーム、ストーンショット、

             ストーンウォール

闇魔法     LV25:シャドウボルト、ブライン、ポイズン、パラライズ

空間魔法    LV16:ストレージ

裁縫      LV 5:


ーーーーーーー


 人族だからなのか、それとも、リリーだからなのか、レベルの割にステータスは低かった。だが、火魔法だけは高かった。


 スキルはレベル20から上がりにくくなっているので、これはかなり頑張っているんだと思う。


「火魔法のレベルが凄い上がったね」


「私、がんばったよ!」


 モモがそう言うと、リリーは嬉しそうにそう答えた。


「シャドウボルトなんてかっこ良さそう」


「今度見せてあげるね!」


 モモとリリーが楽しそうに話をしている。だが、まだ最後の一人が残っているので俺は話を進めた。


「よし。最後だ。シルフィーもステータスを見せてくれ」


 実はシルフィーにも冒険者登録をしてもらっていた。妖精なので出来ないかと思ったが、ギルドに行って、実際、やってみたら作ることが出来た。ギルドの人も妖精の冒険者登録は初めてだったようで、このことには驚いていた。


「僕の出番だね。それじゃ、いくよ~」


【ステータス】


ーーーーーーー


名前:シルフィー

LV:?

ギルドランク:なし


HP:?

MP:?

力  (STR):?

攻撃力(ATK):?

生命力(VIT):?

防御力(DEF):?

知力 (INT):?

抵抗力(RES):?

器用さ(DEX):?

素早さ(AGI):?

運  (LUK):?


スキル

妖精

風魔法:    LV 3:ウィンドカッター


ーーーーーーー


 相変わらずシルフィーのステータスには、?ばかりだった。だが、シルフィーもスキルを覚えていて、なんと! 風魔法を使えるようになっていた。


(シルフィーもスキルを覚えられてよかった。これで、スライムぐらいは倒せるようになるはずだ)


 こうして、俺達は皆のスキルを確認することが出来た。だが、本当の目的はこれからになるので、まだまだ、話を続けなければならない。


(次回はもう少し早く終わるように、何か考えよう)


 俺は心の中でそう思った。




☆を付けていただけると嬉しいです。

ブックマーク登録もして頂きたいです。

やる気が出るのでよろしくお願いします!

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