東慎吾くんは惚れられるそうです
凄く変な話を
どうも、相変わらず何とも言えない日常を送っている東慎吾です。
今回は友人である二人の元に課題を終わらせるために向かっている所から始めます。
「ふっふっふっ、見つけましたわよ東慎吾!!!」
はい、終わりました。
僕の前にはフリッフリの黒ゴスロリに身を包んだ金髪の小学生が立っています。
子供ながらに綺麗な白い肌とクリクリと大きな紫の目、それに幼いながらに主張をしてくるスタイルと『合法ロリ』なんて呼ばれてるキャラにそっくりだ。
あのさぁ、キャラを出すペース早くないかな? 確かに有名漫画でも早いけど結局は後で落ち着くじゃん。
これ、そんな気配が全く無いのよね。
「ふっふっふっ、アタチの体にメロメロになりなさい!」
「あ、そう言うの間に合ってるので結構です」
「そうでしたか……じゃなーい!!!」
この娘、結構ノリが良いね。
さてはて兄さんとかあの変哲爺さんが送ってきた刺客だろうけど、今の僕は課題が大事なんだ。
それに弁当が痛んじゃうから、適当にあしらおう。
「アタチは花吹雪ユリア、泣く子も黙る花吹雪エンターテイメントの子女よ!
あ、名刺あげるね」
「これはどうも、わたパチ食べる?」
「うん! お兄ちゃんありがとー♪」
格好着けて名刺を丁寧に渡してくるが、僕がわたパチを鞄から取り出して渡すと目を輝かせて受け取り美味しそうに食べてくれるユリアちゃん。
だが、突然我に返り顎に腕を当てて漫画特有のあのポーズを披露した。
「や、やりますわね慎吾お兄ちゃん、まさかユリアがわたパチとねるねるねるねが大好きなのを初見で見極めるなんて」
「子供って甘いものが好きだから適当に渡しただけだよ」
「そのどーさつりょく、ユリア……アタチのお婿さんに相応しいですわ!
あ、ところで苦手な食べ物とかあります?」
「えぇ? 強いて言うならトマトかな」
「んん、トマトを抜いた美味しいご飯でお兄ちゃんをおもてなししますわよ!」
「そうなの、別にあれだしあれだから大丈夫だよ」
「んー!!!」なんて言いながら地団駄を踏みキッと僕を睨み付けてくるユリアちゃん。
可愛いなぁ。
「お兄ちゃんはユリアのお婿さんなの!!!
花見の変態さんとか華小路の変態さんなんてどうでもいいの!!!」
「あー、そうか花吹雪だったもんね」
世に出てる機械の四割を制してる花吹雪のお嬢さんなだけあって少し我が儘だ。
でも大丈夫、この娘の好きは兄弟や家族に向けるものだと確信出来るからだ。
お菓子くれたから好きとかその程度のレベルだから、僕としては普段からSAN値削られてる分かなりの癒しだよ。
「えっへん、ユリアは花吹雪エンターテイメントのあととり? のために頑張ってるからお兄ちゃんはもっと誉めてユリアにあーんとかするの!!!」
「はいはい。
あ、お兄ちゃんこれから用事あるから行かなきゃいけないんだ」
「そうなの? 気をつけてね♪
あ、車とかお菓子くれる変な人に着いていっちゃダメだからね」
「うん解ったよ」
そのお菓子くれる変なお兄ちゃん(僕)に心許して喜んでる娘が何を言うか。
そんな気持ちを隠しながら僕はユリアちゃんに手を振りながらその場を離れていく。
いやぁ、ユリアちゃんはかなりの癒しでしたね。
慎吾君の言ってる通り出すペース早いよね




