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東慎吾君は遊びに行くそうです

長らくお待たせしました。


兄さんとヘンテコジジイのせいで望んでない不幸を押し付けられてしまった東慎吾、東慎吾でございます。

今日はゴールデンウィーク初日、やっとこさメタ糞に長い授業とかを終えてダラダラと出来る黄金週間に突入しましたよ。

なんか2か月くらい巻き込まれてた気がするけど考えたら負け、僕は何時もより遅い午前6時に起床するとご飯を炊いて料理を始める。


「おや、おはよう慎吾」


「おはよう父さん」


父さんも今日からゴールデンウィークで、母さんを見送った後に二度寝したのか寝室からのんびりと出てきた。


「おや、沢山作ってるけど何処かに出かけるのかい?」


「うん、いつメンで課題を終わらせようって話になったからね

僕が昼食担当なんだ」


「安曇君と木山君と仲良くね」


父さんはそう言うと洗面所に向かい顔を洗うのだった。

今日は簡単なメニューだ。

飯物はおにぎりで具材は梅に鮭に鯖に鯛、勿論火を通してほぐしてから握る。

おかずにはアスパラベーコンや肉じゃが、卵焼きに海老フリッター等々色とりどり栄養バランスを片寄らない様に。

出来た料理は重箱に詰め、4段作ると丁寧に風呂敷で包む。


「おはよ~……」


「おはよう兄さん、さっさと顔洗って来てよ」


「うぃ~」


8時になると兄さんが起きてくる。

低血圧だかでとにかく朝に弱いのだが、何故かご飯を食べると元気になるのだ。

ちなみに僕は朝には弱くは無いからね。


「しんご~ごはん~」


「はいはい」


そう言って差し出すのは鮭に卵焼き、納豆と味噌汁。

ほうれん草の胡麻和えって和食よりのメニューだ。


「朝に味噌汁の匂いはいいね」


「だよね」


「んん~んまーい……」


「兄さんは相変わらずだね」


ゆっくりとお椀を持ち上げ味噌汁を啜り、のんびりと納豆をかき混ぜる父さんと兄さん。

母さんの弟である農家の優馬伯父さんから貰った大豆で納豆も味噌も作った完全手作りの味噌に納豆とほうれん草に胡麻。

そして母さんの兄の光太郎伯父さんが収穫して送ってくれた白米。

母さんがたまたま見かけたので捕ってきた鮭。

父さんの妹の奈々子叔母さんが育てた鶏の卵と、親戚一同皆が第一次産業に就いているので贈り物等で生活出来ちゃうのだ。

たまに進一おじいちゃんの家に行くと皆が集まってるので、そこで僕が料理を兄さんが器具の修理をしてお返ししてる。


誤解しないでね、かつてお礼をしたら本気で怒られたからせめてこれだけでもって妥協点を探してこれならって感じで落ち着いたのが此処なんだ。

なので、兄さんも僕も全力でやってるんだけど……そのせいで雄二郎おじいちゃんが知り合いの娘さんと見合いを薦めてくるって副産物が出来たりと結構あるんだよね。


「良い味だね」


「豆が良いからね」


「優馬くんが喜ぶよ」


「だね、伯父さんスッゴい農業大好きだからね」


「米……うま……」


「兄さんがバイオハザードしてるレベルで美味しいって」


「そっか、お義兄さんに伝えておくよ」


ちなみに、母さんの親族はマジで漫画から出てきただろレベルで可笑しいから。

何あの広大な畑、しかも鍬一降りで半分耕すとか何処のチート?

そんなとんでもが作った野菜はひっじょーに美味しいです。

僕と父さん、そしてハルヒお婆ちゃん以外がとんでもスペックだから少し困るよ。


朝食を食べ終えると、食器を洗い僕は課題と弁当を手に家を出るのだった。

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