いきなり!お風呂ですが?
本編スタートです。
今から始まる物語は楽しくなる筈です!
皆様よろしくお願いします。(^^)
異世界転生してから気づけば私も今日で3歳になった。今のうちに家族の情報を整理しとこうと思うのよね?
ーー私 ミルシュ=カミル。金髪の髪に青い瞳、人生をやり直すには十分すぎる。将来が楽しみな女の子。
因みに星の名前は『ララリルル』村の名前は『アマト』魔物つまりモンスターも比較的に弱い場所に位置する村ね? まぁ異世界を楽しむには持ってこいの初心者でも安全て奴ね。
最初に私のこの世界の産みの親。
ーー母親 ミルシュ=マイヤ。21歳で悔しいくらいの巨乳……私の中でホルスタインと言う言葉を欲しいままにした若ママと思いきや……この世界では、男女共に15で成人になるのでむしろ遅いそうだ……28まで結婚して無かった私は此方の世界でも負けた……
気を取り直して次ね! 次は私の父親つまりは、パパにあたる人。
ーー父親 ミルシュ=レイト。21歳初めて見たときの第一印象……チャラッ!! だったが実に子煩悩で優しすぎるイケメンだった。世の中にこんな良い子が存在するなんて……衝撃的だったわ、不覚にもトキめいてしまったわ。
私にあと……ロリコン……いや、シスコン兄貴がいる……私と御風呂に入る為に二時間も風呂の前で待つほどの変態ぶりに流石にひいた……
ーー兄 ミルシュ=タウリ。6歳……シスコン。
これが私の今の家族で“ルルアーノ地方”の森にある村のミルシュ一家だ。
ぶっちゃけ、あまり期待はしていなかったが最低限貴族とか、良くてお姫様とかあるだろうに、何故……農民の娘! しかも二人目の子供なわけ!
「ハァ……私の人生苦労しそう……などと、泣き寝入りすると思うなよ! いつか神をきゃふ……痛らい……舌噛んら」
バタバタバタバタ……!!
「「大丈夫か我!娘よ(妹よ)」」
やはり来たか……このバカ親子……私のお風呂タイムを……
「ママーー!! パパとお兄ちゃんが私のお風呂覗いてくる!」
「「えええぇぇぇーー!!」」
フフフ、勝った。
「あらあら……レイト……タウリ? 最近少しだけ、はしゃぎ過ぎじゃないかしら……少しお話しましょうか」
二人がママに連れてかれていく……あれは一時間コースだわ、少しやり過ぎた反省だわ~ナーム~。
「さて、邪魔者もいなくなったわね。いつもいつも、私を見守る二人がいなくなった今こそチャンス!」
私はこの世界に来て文字をひたすら絵本から学び、更に2才で魔法文字を解読したわ……観てなさい神様! 私はこの世界で勝ち組になるわ!
『あの~ずっと見てますよ?』
ん? 頭の中に声がするような……
『もしもし~聞こえますか?』
「その声! あの時の巨乳神ね!」
『ワザワザ声に出さないで下さい! セクハラで天罰を下しますよ!』
「どうしろって言うのよ?」
『頭で念じれば会話が出来ます。試してみて下さい』
『爆乳神。あ、本当だ!』
『絶対に天罰を下します……絶対に……赦しません!』
『アンタさ? 私を部下が自殺に見せ掛けて突き落とした事忘れてない?』
『…………取り敢えず話を戻しますね』
『あ! 神様が誤魔化すの!』
『今回、私が貴女に念話をしたのは貴女の助けになる能力を与える為です』
『能力? それってチートってやつ? 何くれるの』
『先ずは、言語つまり、読み書きがスラスラと出来る能力を』
『いらない!』
既に自力で読み書きは問題ないし、今更それはチートとは言えないし。
『えーーー!! 便利ですよ、ほら? 大概の人は言葉と文字に苦労しますし』
『なら……何故生まれて直ぐにそれを渡さないのよ! 今私は3才よ! つまりこの世界に三年目なの。留学生が言葉を覚えるのと変わらないわ』
『あはは……ですよね……実は……』
そこから私に対する謝罪と能力をどうするかの話になるのだが……この神、私の転生先を書いたメモを無くしてて、今更、私の 居場所がわかり慌てて来たそうだ。
『名前とかで分からなかったわけ?』
『それが……彼方の世界の三浦海徒と言う名前しかなくてーー本当にすみません』
『ハァ、わかったわ、それに久々にその名前で呼ばれたわ』
『それで、能力をどうしますか?』
『なら……モンスターとかの言葉が分かるようにして、調べたら魔獣使いになっても言葉まではわからないらしいのよね?』
『えー? ワザワザ魔法とかもあるのに魔獣使いに成るんですか……』
『魔法も使える魔獣使いになるのよ! つまり神様に能力を3つ貰うわ!』
そこからは、神と私の戦いだったが、負い目のある神に私を止める事は出来ず、無事に3つの能力を貰うことにきまった。元々契約を取るのが仕事の私を口で言いくるめようなんて、フフフ、相手が悪かったわね神様!
そして、貰った3つの能力。
1、全種の言葉
2、全ての職を極めし者
3、全ての道を知る者
この能力で、私はリア充を手にいれるのよ!
「あれ~頭がくらくらする~」
『あ、カミルさん! カミルさん! もう~お風呂ではしゃぐから、取り敢えず能力を大切にしてくださいね?』
バタバタバタバタ!
「「大丈夫か娘よ(妹よ)…………大変だ~!!」」
「マイヤ! 来てくれ!」
「ママ早く! カミルが死んじゃう」
二人のお陰で命拾いしましたが……危うく女神と再会するところだったわ。
私の本当の楽しい日々は今から4年後つまり7才から始まる。
何故なら7才になれば“召喚の儀”つまり使い魔を出せるかのテストが行われるわ。
そこで使い魔が出せれば魔獣使いに、出せなければ魔法使いか剣士、その才能もなければ商人や農夫など、順に一般的な職業に変わっていく。私は間違いなく世界最強の魔獣使い&魔法使いになる予定なの!