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死神始めました  作者: 田中 凪
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第184話 戦争

別視点です。

ナルム視点

ナルムは浩太達を見送った後すぐに王都へと引き返していた。

衛兵「本当にあの者たちに任せてよろしいのでしょうか?」

護衛の衛兵がそう聞いてくる。

ナル「わからん。だが、王からは彼らの側には絶対に行くな。と書かれている。つまり、秘密の何かがあるのだろう。今は、彼らが勝ってくれることを祈ることしかできんよ。」

衛兵「そうですね・・・しかし、一体どんな策があるのだが。」

馬車はこの間にも王都へと向かって走っていく。そして、数日後彼らは王都についたときに驚くことになる。


帝国視点

フェ「えぇい!!このふざけた宣戦布告状を出したたわけはまだわからんのか?!」

帝国軍総司令官フェルナンドは下っ端の兵達に怒鳴った。

メル「とりあえず落ち着きましょう。これは、かの王国が宣戦布告に使う紙と同じです。つまり、向こう側が新しく援軍をよこすということなのでは?」

と、副司令官のメルデスがそう言ったが、

フェ「バカを言うな、お前も見たならわかるだろう。1日、2日で軍勢がここまで来れるはずがないだろう。」

と、その考えを否定する。

彼だって伊達に総司令官を任されているわけではない

帝国は実力主義だ。副司令官以上はみなかなりの修羅場をくぐり抜けてきているエリートだ。

フェ「貴様もそれくらいわかるだろう。」

メル「では一体どういうことなのでしょう・・・もしや、敵に【ワープ】の使い手が?!」

フェ「その可能性もなくはないな。一応、明日の朝に戦闘隊形になれるように指示を出しておけ。」

メル「はっ、」


そして、翌日彼らの目の前に立っていたのは人ではなかった。鉄でできた何かが大量に配置されていた。

フェ「な、なんだアレは?いつの間に出てきたのだ?」

と、遠眼鏡で見ていると中の1つから人が出てきて

浩「どうもー、昨日の宣戦布告を出したのは俺だ。王国に味方している。代表との話がしたい。」

と言い出した。

一応これも戦争の礼儀なので応じないわけにはいかない。

フェ「仕方ない。私が直々に出よう。」

メル「フェルナンド様?!」

フェ「これも戦争の礼儀だ。仕方があるまい。」

そして、フェルナンドと浩太はお互いに降伏状を読み上げるが、どちらも応じない。彼らが戻ると戦争が始まった。

フェ「竜騎兵を出して上から攻撃せよ。弓矢などは曲射、重装甲兵は味方をかばうように動け。」

まずは相手の出方を見よう。と彼は思ったのだろう。だが、次の瞬間には重装甲兵数名が轟音とともに吹き飛ばされた。

それを見ていた簡易司令所の者達は絶句した。

全「なっ!?」

そして、竜騎士達はというとこれまた謎の飛行物体と戦っていた。

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