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死神始めました  作者: 田中 凪
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第178話 王国会議その1

・・・俺がついたのは港町ルーマーの属する王国、ワシル王国の王都レプラナントである。

立派な城門で検査を受けるのかと思ったら、領主がいるので受ける必要はなかった。

宿も豪華なものでマジックアイテムがたくさん使われていた。

部屋もデカイし。俺1人じゃつかわねぇだろって思うほどの巨大ベッド。

うーん、落ち着かない。

アレミトたちでも呼ぶか?いやいや、それはさすがにまずい。なんかいらない騒ぎが起きそうだ。会議は3日後らしいので下手に依頼を受けられないし・・・





というわけで、ほぼ部屋に篭ってました。スマホいじって、地球のニュースをずっと見てました。食事?それなりに美味しかったですよ。

とまあ、久々のインターネット(?)ライフがおくれたので、かなり元気である。

アミ「浩太殿、準備はできておりますか?」

浩「ああ、できてる。」

さて、いよいよ王城か。あぁ、嫌だなぁ。

城に入ると別の貴族のものと思われる馬車がたくさんあった。

その中の1つからポッチャリと言うよりもう、デブの中年男が近づいてきた。

レー「やあ、お久しぶりですな、アミニウム公爵殿。」

アミ「これはどうも、レーザ子爵。」

ふぅん。この人がレーザ子爵っていうんだ。贅沢三昧してそうな体型だな。

すると、レーザ子爵は俺に気がついたようだ。

レー「おやおや?そのお方は?」

アミ「それは後ほどわかることです。余計な詮索をしないでもらいたい。」

さすがに、立場的に上の人から言われれば、彼も引くしかないだろう。

その予想は大方当たったようで、彼も渋々ながら離れていった。

浩「助かったよ。1つ借りができたな。」

アミ「いえいえ、礼には及びませんよ。」

浩「そういうわけにもいかないよ・・・いずれ返そう。」

アミ「ありがとうございます。」

さっきのやりとりを見るに、領主たちは一癖も二癖もありそうだ。

・・・そう思うとちょっと気が沈んできた。

まあ、今日は挨拶だけだからな。大丈夫なはず。

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