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死神始めました  作者: 田中 凪
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第115話 その頃浩太達は・・・その1

「うおリャァァア!くだけ散れ!」

「バ、バカ!いきなり突っ込むな!」

そう言いながらも楽しげな表情を浮かべる飛鳥に対し

「まあまあ、あれが浩太くんなんだから仕方ないよ。」

と、アレミトが言う。

ここは、オルリント大森林の南にある上級者パーティ向けのダンジョンの10階層だ。ここは、前世のラノベのダンジョンでよくある10階層ごとにボス部屋が存在していた。そのため今はボス戦の真っ最中だ。

ちなみにボスはケルベロスだ。みなさんご存知2つの首を持った犬である。

「グルゥゥ!」

「バウバウ!」

そう、2つの頭で話し合ってから片方は【ファイアブレス】をもう一方は【サンシャインビーム】を放つ。

だが、

「そんなもので俺を倒せると思うな!【吸収】!」

浩太がそう叫びながら【ファイアブレス】と【サンシャインビーム】に飛び込んで行く。刹那ケルベロスの放った攻撃は全て吸収されてしまった。

「グ、グルァ?」

「ゴガァ?」

そのありえない光景にケルベロスの2つの頭は混乱してしまった。それが、致命的な隙となる。否それでなくともケルベロスが浩太ばかりに気を取られ過ぎてしまっていた。そのため、2人の存在には気がつかない。そして、

「どれだけ1人に集中してるの?呆れるわ。」

と、つぶやきながら飛鳥は刀を振り下ろす。

斬!

片方の首が飛ぶ。

「キャイン!?」

さらに無事だった方には

「炎よ敵を焼け切れ【ファイアカッター】!」

アレミトの魔法によりこちらの首も飛ぶ。

「やったね!」

「そうね」

「ああ」

と、3人で軽くハイタッチをする。と、

『アレミトは特定の条件を満たしたため種族が神類に変更されました。』

聞いたことの無い声が部屋中に響き渡る。

「「はあ?!」」

俺と飛鳥は驚きの声を上げてしまった。もっともとうのアレミトはキョトンとしていたのだが。

上級者パーティとは全員がランクA+の実力を持っているパーティのことです。

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