五
今日は母さんが村に連れていってくれるらしい。
ここは、正確には村のなかにある家ではなく、村の近くある家だったらしい。
なんか、変だなとは思ってたんだよ。
母さんに抱っこしてもらってた時に窓から、外を見たんだけれど人が住んでる家っぽい物がまったく見えなかったからね。
「コウ。そろそろいくわよー」
準備が終わったらしい。
母さんは俺抱いて馬に乗り村へと出発した。
うん。やっぱりなんとなく想像はしてたけれど、やっぱかなり揺れるな。
慣れるまでは大変そうだ。
「そろそろ見えてくるわよー」
あっ村が見えてきた。
村の周りは、木のさくで囲まれていて、入り口の門のところには人が立っていた。
しばらくすると、門のところに着いた。
母さんが門のところにいた、多分警備の人?と少し話をしたあと通してもらった。
「ここが村よー。ここでお父さんは、お仕事してるのよー」
村にある家はどれも木造で、道を歩く人たちの服装は現代の洋服とはまったく違う物だった。
この村の家みてて気づいたんだけど、なんかどの家も俺の家より小さいな。
俺の母さんと父さんは実は金持ちなのかもしれない。
村にあったお店はどれも屋台のような感じだった。
果物などの食材を買い終わったあと、俺と母さんは馬に乗って帰った。
あぁ、今日は疲れたなぁ。大したことはしてないのに。
赤ちゃんの体だからまぁ、仕方ないか。赤ちゃんだからできることもあるんだし、今は赤ちゃんの体を満喫しよう。




