四
なんか、眩しいな。
あぁもう朝か。
太陽の光を浴びて俺は目覚めた。
天井を見ながらぼーとしていると部屋のドアが開いた。
「あら、もう起きていたのねー。早起きだねー。」
この人は母親かな?たぶんそうだろう。ていうか、ちゃんと言葉がわかるな、なんでだろう。まぁ、そこはなんかいいかんじにどうにかなってるってことにしておこうか。
俺は、母親に抱っこされて、リビングへと連れていかれた。なかなか抱っこされるってのもいいな。
何年ぶりだろう。
赤ちゃんから生き返ってよかったなと思った瞬間だった。
ていうか、この家広いな。
確か村人の家じゃなかったっけ?
「おはよう、コウ」
おっこれは父親かな。なんか細マッチョってかんじ。
俺の名前はコウらしいな。
「ほらお父さんだぞーお父さんって言ってごらんー」
いやいや、言えるわけないだろ。0歳児になにを要求してるんだお前は。まぁ、喋れるか試してやるくらいはしてやってもいいか。
「あぁぅあー」
あっやっぱダメだ。やっぱり0歳児の喉では喋ることはできないっぽいな。
「もう、あなたったらー赤ちゃんが喋れるわけないでしょう」
よく言ってくれた母よ。常識をしるがいい父。
「そうかなー僕は頑張ればできると思ったんだけどなぁ。ほらうちの子は天才だから」
父よ、なんで俺のことを天才だと思ったのかはしらないが、普通の0歳児は喋らないぞ。
「そうねーうちの子は天才だからきっとすぐに喋れるようになるわねー」
俺のお母さんは流されやすい人なのかもしれない。
お母さんもなぜか俺のことを天才だといっているが、なにを根拠にそんなことを思ったのだろうか?謎だ。
まぁきっと親バカってやつなのだろう。
夫婦の仲がいいのもわかったし、まぁいいか。
「コウ、お父さんはそろそろ仕事いってくるね。」
そう言ってお父さんは馬に乗ってどこかに出掛けて行った。
当たり前のように、馬に乗っていく姿を見ると本当に、違う世界にきたんだなぁって実感する。
まるで中世にタイムスリップしたみたいだ。




