十三
オイルランプに照らされた馬車のなか、俺は足を伸ばしてリラックスしていた。
アテネはというと、正座で座って背筋をピンと伸ばしていた。
さっきまであんなに、笑顔だったのにアテネなぜか緊張しているような顔だ。
「もしかしたら、俺の聞き間違いかもしれないんだが、一生隣りにって言ったか?」
「はいっ!そういいましたでしゅ。!」
アテネは照れてるからか、めっちゃ噛んでる。
ちょー可愛い。
「つまり、それはどういう意味なんだ。」
「つっつまり、わっ私と結婚しゅて下しゃい!って意味でしゅ!」
めっちゃ噛み噛みの言葉でプロポースされた。
照れてる顔がめちゃくちゃ可愛い。
村からやっとの思いで逃げてきて、心の弱っていた時に救いの手をさしのべた俺はきっとアテネにとってかなり魅力的に見えたのだろう。
だからこんなことを言ってるのだと思う。
でもな、そんなプロポースされたら答えは決まってるだろ?
「あぁ、結婚しよう。アテネのことは一生守ってやる。だから俺の隣に一生いてくれ!」
もちろんOKだ。
会って1日で結婚は早すぎるんじゃないかって?
愛に時間は関係ないのだよ。
そんなことを思いながら俺はアテネの唇にキスをした。
アテネは、俺の首に手を回して抱きしめてきた後、俺の口の中に舌を入れてきた。
俺もそれにこたえアテネの舌に自分の舌を絡まる。
あぁ、幸せだなー
そしてこのまま、情熱的なキスを続けようと思ったその時、外から音がした。
「アテネごめん。ちょっと外見てくる」
アテネは不思議そうな顔で、
「私も見に行きますねっ!」
と言ってきた。
さて、俺の幸せな時間を邪魔するやつを潰しにいくか。
馬車の外に出るとそこには、普通の狼よりもかなり体の大きい狼の群れが馬車に襲いかかろうとしていた。数は40匹ぐらい。
狼の群れを見たアテネは絶望したような顔をしていた。
「キリングウルフ……。私こんなところで死にたくないですっ。せっかく幸せをつかんだのに……」
「大丈夫だからそこでみてな」
一般人の間ではキリングウルフをみたらすぐに逃げろ、囲まれたら死ぬしかない、とまで言われている。
そもそも、遭遇すること事態がかなり珍しいのでもし遭遇してしまったら運が無さすぎるとまで言われている。
確か、国王直属の騎士が三人がかりでやっと一匹倒せるくらいの強さだと前に聞いたことがある。
ちなみに国王直属の騎士はみんなレベル200越えの超エリートだ。
つまりどういうことかというと、俺なら余裕で瞬殺できるってことだ。
俺は腰から剣を抜いて幸せな時間を邪魔された怒りを狼の群れにぶつけた。
その結果、狼の群れは5秒ほどで全滅した。
「つ、強い。ご主人様は元国王直属騎士だったりするのでしゅかっ?」
アテネまた噛んでる可愛いなー。
「国王直属の騎士なんて弱い奴らと一緒にされたくはないな。ていうか、なんでご主人様?」
「コウ様は、私の夫なので主人ですっ。でも命の恩人でもあるので、敬意と愛をこめてご主人様ですっ!」
いつの間にか俺の呼び方がご主人様になってた。
なんかちょっと恥ずかしいな。
でも、アテネが可愛いから許しちゃおうかな。
そして、俺とアテネは馬車の中に戻り先程の続きをすることにした。
レベルについて。
一般人の平均レベル
十歳 平均レベル七くらい
二十歳平均レベル12くらい
三十歳平均レベル15くらい
レベル30一般人よりは強い
レベル50かなり強い
レベル100周りのほとんどの人から尊敬されるぐらい強い。
レベル200限られた人しか到達できない強さ。
民衆からは、英雄と思われるくらい強い。
レベル700世界にも数人しかいない。
英雄というよりは神を見るような目で民衆から見られる強さ。




