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『招かざる飛空士達の幻想』

さてさて!大変お待たせしましたっ?                 いよいよやって来ましたコラボ企画第二段             今回はあの川橋さん原作の『異世界転生?なにそれおいしいの?』での世界観に『光学』でのもう既にご存知のあの二人が絡みます(笑)                                      そんな訳で。

『異世界転生?なにそれおいしいの?』

『光学の超高密度収縮粒子砲戦記』

始まり始まりっ! 

 




 カツン――。と暗闇に響き渡る音源が幾つも続く。 何処までも続く漆黒の闇に溶け込むかのように…。


 ツンと地肌に突き刺さる氷のような冷たさを感じながら複数の息遣いだけが巨大な空間に溶け込み……そして立ち止まった。



「ヤヴァ。寒みっ!。おいスノウっ。まだまだ続くんか?マジ無理だから。しかも足元も危なっかしいしよ。」



「はっ。クロウ…。ぼやくなぼやくな。別に無理して俺に着いて来なくても良かったんだがよ。あ!そう言やぁこいつがあんのを忘れてたわ。」



 漆黒の闇に浮かぶ複数の少年。その中の1人。スノウはバサリと魔法防御に特化した黒いローブをなびかせる。 そしてしゃがみ込む。


 その彼を見下ろす形で両腕を組みながら、小刻みに震える少年の目の前にある魔具を懐から取出す。



「あん?んな場所におもちゃか?」



「ははっ!ちげえねえ。こんな場所で、まさか"こいつ"が約に立つとはな。ほれっ。ちと退いてろ!」



 何の変哲も無い。只の小さなテニスボール位の丸い石。"それ"を両手に持つ。 そして、まるで野球ボールでもほおり投げるように大きく振りかぶるスノウ。


「ほぅ〜らよっ!」



 "それ"を漆黒の闇に投石する。更に続け様に詠唱しながら特殊な初級魔法を唱え蒼白い光跡を放ちながら打ち込むのだ!



「んもう〜。クロウにスノウっ!あんた等いくら退屈でも。何遊んでのよっ。遺跡の探索が先で……ひゃあっ!?」



「ほほ〜ぅ?"こいつ"は。」


「ヒュゥ〜……。」


「ねえぇ。スノウっ。なによ――あれ!」



 後から程よく伸びた長い藍色の髪を揺らし。

 活発的な少女。イソレットは2人を追って来たのだが。

 突然視界を奪う閃光に両目を慌てて庇う。

 そして数秒の後。うっすらと両目蓋を開く彼女。



 眼下に広がる空間。それをなにかしらの特殊魔法で眩しく照らす。

 その目線の先に特製な金属の光沢をかがやかせる"それ"はあった。



「ああ、やはりな。情報屋から多額の資金を叩いて買ったかいがあったぜ!おいっ。クロウ。こいつだよっ!」



「なんだよ。これ…それに。飛空艇か。」



「第三次大戦…。その代物だよ!もう既に博物館物だがな。」



 パチリ…。と先程前投石した石が軽い音を響かせる。

 ゆっくりと周りを照らしながら降下する。



 そんな空中に浮かぶ石が特殊な光沢を見せる金属にユラユラと映りこむ。

 そして"それ"を見上げるクロウ達3人のシルエットまでくっきりと映る。

 その中の1人イソレットのスレンダーな姿が動いた。


「ねえ。私達。今回の仕事は終わりよね。ここの遺跡の探索。そして目的である"これ"を発見したんだものねっ。後は遺跡の外で待ってるカイル達と早く合流して報告…。」



「いんや、まだだ。」



「えっ!?だって私達は。」


 カツコツ――。と独自のブーツを響かせながら藍色の長い髪を揺らし。イソレットは未だ目の前の飛空艇を仰ぐクロウの傍を通過。 そして両腕を組み満足気な表情のスノウにこの後の事を意見するのだが。



 突然というか。ヤハリ真横のクロウにピシャリと却下され。続いて目の前のスノウも頷き始めるのだ。

 そんな二人を交互に眺めるイソレット。



「だなっ。まずはこいつを動かせる奴等を探そうぜっ!」



「えっ?ちちょっと!冗談だよね……というか。クロウ、だってこんな古い飛行機。」



 イソレットの意見とは裏腹に何かにつけて。この巨大遺跡をどうにかしようとする2人。無理もない。こんなシチュエーションは。 異世界ゲームでは付き物でお約束だからなのだ。



「はぁ〜…。まったく男達ってww」



「あん?どうしたイソレット。なにか具合が悪いのか?」



「なんでもないっ!ったく。どうなってもしらないからっ!」



 そんな愚痴を吐きながらズカズカと突き進むイソレットに続き。

 魅力的な玩具を前にしたような少年2人はご機嫌のようだった。



「なあ!スノウ。あの俺達の飛空艇の名前。フリー〇ムっつーのはどうだ?それともジャス〇ィスとか強そうじゃね?」



「おいおいクロウ〜…。いくらなんでも。っつーかそれって全部ア〇メじゃねーかよ。だったらこぅ〜…。」



 そうして。まるで子供のような2人の会話を聞き流しながら両肩を落とす。

 そして又大きなため息をついたイソレットなのであった。




  ◆◇




 あれから数時間後。所変わってここはオーヴェル王国の首都エストハイム。

 そこから更に西に数十キロ離れたとある商業都市の外れ。



 そこにある独自の異様を放つ建物の前を通過する小柄な人物の姿があった。



「(うっわ…。噂には聞いていましたが。思ってたより酷いですね。)」



 ジャリ…。と堅い革靴の足音が響く。

 舗装されていない石畳の道をゆっくりとした足取りで歩く人物。



 周りに聳える赤煉瓦の建物の天辺に幾つもの黒い煙突が目立つ。蒸気機関なのか。白煙があちこちに立ち込め鼻を突く嫌な臭いと交ざりあう。



 周りに数名の怪しげな輩がたわむろをし。自分の姿が気になるのか。時折横目で嘲笑う。

 そんな輩を相手する事もなくスルーする。

 そして。その街外れにあるとある場所にたどり着いた。



「ここがあの例の場所っすか。わりと思ってたより!?」



 ゴガンと!近くに立て掛けてある露骨な鉄骨が紙屑みたいに粉砕する。

 四散する鉄骨を蹴散らしながら巨大なギロチンが音速で差し迫る。

 ギロチンの軌道を瞬時に直感で読み取る。



「(成る程。特性は"水"ですか……ふふ。面白い魔法ですね。)」



「ならばっ!!」



 僅か0.2秒で特性を分析。ワンステップで第一射を軽く回避。鮮やかな青色の髪がなびく。

 続け様に藍色に輝く魔剣を右手に構え。切り付ける…。

 轟!!と独自の風切り音と共に。斬撃を打ち込む。 虚空に光輝く波紋を残し消滅!



「って!?そこですかっ!」


 たんっ!と軽い身体を利用して。器用に周りにあるガラクタに足を引っかける。続けてその勢いでジャンプをし。先程攻撃した輩を遥か下方に辞任。



「なっ!?この身のこなし。あなた。只者じゃないよねっ。しかしあまいよっ。」



 勢いを増した水流が下方から突き刺さる。

 それを右手に持つ魔剣を前方に回転させ凪ぎ払う。 そのまま重力を利用して下方で身構える輩の頭上から襲いかかるのだ。



「がぁっ!?何て奴っ!」


「そっちこそあまいよ。ボクにこうも手こずらせた事は誉めて…!?」



「2人共そこまでにしろっ!」



 一方は魔剣を上空から斬り付け。もう一方は右手に持つ長い杖で受け止める。 ガリガリと鍔迫り合いの中。2人の中にねじ込むような形でクロウ達が仲裁に入った。



「まったく。ユウキ。出会い頭にもう激突かよ。」



「んなっ!クロウ、いっちゃなんだけどボクに先制攻撃を仕掛けて来たのはこの水色野郎の方だっ。」



「水色じゃないよっ。私。マリオンって名前がちゃんとあるんだよっ。」



 ユウキは渋々と煮え切らない表情で目の前の彼女を睨み付ける。

 無理もない。突然襲って来たのはそのマリオンの方からなのだから。



「むぐぐ…。なんだよ!このバカみたいな紫のマント。」



「はんっ。そっちこそ。人の工房の前でうろついて。あなた。もしかして盗賊の…。」



「言ったな小娘っ!!」



「コラッ!又々2人共止めっ!」



「「――!?」」


 今度は2人して睨み付合う中にクロウの後ろからイソレットが罵声を浴びせ。 瞬間2人して完全に沈黙する。



「ははっw」


「おっかねぇぇ〜…。」



 そんな3人の女子の様子を背後から除くクロウとスノウは顔を合わせ声を震わせていた…(汗)。



    ◇◆



「そうだったんですか。とんだご無礼を。ほらっ!マリオン。アンタが悪いっ。」



「ちっ!バカ光雄のクセに。後でたっぷりと…。」



「うげっ!?んだからマリオン。それとこれとはw」



 所変わって。光雄とマリオンが営む街外れにあるとある魔導科学工房。

 そのこじんまりとした一室の中央付近の長机を挟み。窓際にイソレット。クロウ。ユウキと腰を下ろす。


 その狭い一室内に転がる数々の謎の装置を物色中のスノウ。かなり珍しそうにある種の特殊装置を手に取り眺める。



 そのスノウを横目に気にしながら反対側に腰を下ろすマリオン。

 そのメンバーの目の前にカチャリと出来上がった紅茶を置いて行く光雄の姿があった。



「こちらこそすみませんでした。あなたはアシュヴィン帝国での凄腕の魔導設計士だと聞きます。」


「うん。もう遥か昔の話だよ。それに今はアシュヴィンの市民じゃなく。ここ。オーヴェルの市民だしね。」



 紫色の手袋を外す…。そして机の脇に器用に折り畳む。

 そしてマリオンは先程光雄が置いた紅茶を一口含む。


「あのっ。その右手の傷!」


「っ!?…。ああこれ。もうこの傷も関係ないんだけどね。」



 彼女は目の前で驚きを隠せないクロウ達の質問をサラリと受け流す。

 しかし。彼女の背後にある棚を物色していたスノウは見逃さなかった。



 右手首の脇に刻まれた痛々しい傷。それこそが。かつての大戦中。

 世界を震え上がらせた女王艦隊と唄われた魔導科学の結晶。

 空中戦艦が存在していたと聞く。

 そして紛れもなく彼女はその艦隊のシンボルである『dh』。即ちスノウが生前学んだ事のあるラテン語では『dod(死)』を意味する記号が刻まれているのだ。


 そして。スノウは何かしらを覚り。ふっ――と苦笑をする。『(魔導科学者か。こいつはひょっとするとあの遺跡を蘇えらせれる)』と。



 パタンと分厚い書物を閉じる。そして棚に丁寧にしまいこむ。そしてスノウは彼女。マリオンの横顔を見つめ。彼女にあの遺跡での事をゆっくりと話し出すのである。




 果たして、クロウ達メンバーは自分達が発見した。あの遺跡での飛空艇を復活させ。大空に飛び立つ事が出来るのであるか。



 更に無理やりだが

次回へ続く。

前回でのコラボに続きまして。今回も笑いありの涙ありで面白く行けたらと思います。

後このような面白企画を提供してくれました川橋さんっ

本当に感謝してます(^^)/

ありがとうございましたっ。


そんな訳でっ

次回での絡みはっ?遂に発掘に成功するとある遺跡。又その遺跡をめぐり様々なメンバーが絡みます。絡みまくります(笑)


そんな訳でっ次回もお楽しみに~(^_^;)

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