漂流7日目 ハリケーンレディー、猛威を振るう。
時は2024年の夏真っ盛り。暑さでアスファルトは溶け、線路は曲がるような猛暑が続いていた頃。
この様なおバカな捜索を人知れず(?)していた最中に、ちょっと親戚への用事を兼ねて旅行に行くことになった。
目的地は熊本なのだが、何故かわざわざ佐賀、島原を通過して対岸の熊本港に行くルート。ぶっちゃけすっごい遠回りだ。
「なぁ……なんでこのルートなん?」
「ふたつ星4048に乗りたくない?」
……ハイソーデスカ。
まともに行けば1時間あれば着くのに!
「ついでに天草に泊まろう!」
なおさらさっさと行こうよ!?
確かに「4047」、素敵列車だけどさ!
「ついでに『A列車で行こう!』にも乗れるよ?」
「……なあ、それJR九州のデジタルスタンプ集めたいだけだろ?」
※これらの電車の詳細はJR九州のHPを参照にされたし。
そんな旅先で立ち寄った三角港。れっきとした世界遺産である。点在している古き建物を見学していると、明治期からの倉庫を改装したカフェがあったので、暑さ避けに入る。レトロ感、申し分無し。景観は言うまでもない。
そしてカウンターの上にはサンゼンとクリームソーダの姿が!そしてチェリーさんのお姿も!世界遺産で飲むクリームソーダ。ここなら有終の美を迎えることができる。
「なに頼むー?」
「そうだなー、暑いからクリームソーダでも……(あくまでもさりげなく)」
「えー?さっき甘いの食べたじゃん!やめときなよ。こっちのジンジャーエールは?」
「……ジャアソレデ」
分かっている。
我がヨメちゃんは何も悪くない。
彼女は私がクリームソーダを求めていることを知らないのだから。
……だけどもさ!
じゃあなんで生クリームたっぷりのフルーツサンド頼んでるんだよ!もっと甘いじゃん!
まあ良い。明日はちょっとだけ別行動の時間がある。その時に熊本市内のアーケード街を行けば流石にあるだろう。最初から本命は明日だったからまあ今日のところは……
「あ、そーだ。ちょっと良い感じの美術館があるから、そっち行ってみたら?スタバもあるし」
「………………。」
スタバにはクリームソーダ無いんです。
スタバにはいつでも行けるんです。
熊本市内に行かせてくれぇえぇぇぇ!
結局オススメの美術館に行ったものの、そこで待ってたのは………
チガウ。
ソウジャナイ。
……ケンカ売ってんのか?
「キャンドル」じゃねーんですよ……!
そして脳内で歌うなS氏ぃぃぃ!
この後、いたる場面で我がヨメちゃんはまるで台風の如く、そしてスナイパーの如く我が計画を幾度となくコッパミジンにしてくる存在として脅威の存在かつ漂流記を漂流記たらしめる存在となるのでした。




