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漂流3日目 そんな乱数引かなくていい。




「お店でクリームソーダを飲んでみよう!」




 そう決心したものの、どこのお店にもあるとは限らない。


 私の持つ時間とお金は残念ながら有限だ。しかも悲しいかな、そんなに余裕もありはしない。昨今の物価高はきっと「クリームソーダ界隈」も直撃してるハズ。無駄は極力省きたいと思うのは当然だろう。


 こーいう時は頼みます、ぐーぐる先生っ!


 近隣の喫茶店を検索・検索・検索・検索……ヒットしねえなオイ。


 え?クリームソーダってしばらく見ないうちにマイナーな飲み物になったん?



 子どもの頃にレストランに行けば、食後に頼む飲み物の定番だったクリームソーダ。外食なんてそうそう頻繁に出来ず、ましてや食後に別注文でのデザートなんか祖父母と一緒に出かけた時しかチャンスはなく、そのような記憶の中でサンゼンと輝きを放つのがクリームソーダ。


 子どもながら健気にもメインのハンバーグを注文した後もメニューをじっと見る《《フリ》》をして、それとなくアピールし、「何か飲むかい?」の天の一言を待っていたあの頃。コーラフロートの存在に心揺れながらも、結局はあの翡翠色の輝きに魅かれてしまっていたあの頃。


 どこにでもあったはずなんだけど……?

 お、ここにあった。なんだ近くじゃん。昼休みに行ってこよう!





 で、目的のお店に着いたはいいんだけど、ここカフェだね。ちょっと行き慣れない雰囲気に気圧されるが、看板には「煙クリームソーダ」とある。……ちょい待ち。いつからクリームソーダは煙を吐き出すようになったん?ドライアイスでもぶち込むの? しかも850円て。高すぎる!そして女性ばっか!



 しかしここで迷ってる暇はない!

 勇気を出して頼もーう!

 いざ入店っ!




「いらっしゃいませー♪ご注文お伺いします♪」


「あ、この『煙クリームソーダ』を……」


「申し訳ございません、本日はご準備できなくて」







 がーん。






「あ、じゃあこっちのランチメニューを…」

「かしこまりましたー♪」






……違う。違うんですよ。

ランチ、美味しゅうございました。

でもこれは私が望んだ展開ではないんです。

お昼はすでにコンビニおにぎりを用意してたんです。





お店の人よ。

ちょっと言わせてもらいたい。





準備できないなら看板に出すなぁぁぁぁぁぁ!


せめて「SOLD OUT」くらい貼ってくれぇぇ!





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