漂流16日目 問。なぜソレをチョイスしたのか、20文字以内で答えなさい。
最初にクリームソーダをいただくために訪れたお店に、再度赴く。今度こそ、煙クリームソーダに…って、あれれ?普通のクリームソーダ、あるやんけ。
………。
えと、これ今日はありますか?
「ええ、大丈夫ですよ」
おお……なんだったんだこの前の「できません」は。まあいいや。「煙クリームソーダ」の写真ではてっぺんにチェリーがあった。ならばノーマルクリームソーダにもチェリーさんはいらっしゃるはず!お兄さん、頼みましたよ!
キッチンに背を向けたカウンターテーブルに座り、しばし待つ。敢えてキッチンの方に視線を向けないようにして、待つこと5分あまり。
「お待たせしました。クリームソーダです」
お?
おおおおおお?
ちゃんとてっぺんチェリーさんじゃないですか!
グラスもまた花が開いたような美しさ。可憐だ!
これはゴールと言っていいでしょう!
ではでは、早速いただきまーす!
………あれ?
スプーンどこ?
お兄さん、忘れちゃったのかな?
えーっと、すみませーん!
スプーンくださーい。
「あー。そこにささってるやつですよー」
……ささってるって、これストローじゃ?
ズボ。
おー。
これは先っぽがスプーンになってるタイプかー。
そうかー。
……って、オイコラ!
これは「かき氷」用だろーがー!
なんでココでコレなんだよ!
洒落たやつじゃなくてもいいから、そこは金属製か木製のカトラリーの出番じゃないのかー⁉
この「ストロー」をへし折り、お兄さんに何食わぬ顔で「ちょっと折れちゃったのでスプーンください!」と頼むことは可能だろう。しかし、世の中でSDGsが叫ばれている昨今、それをして良いものかと心は千々に乱れる。
うぬぬぬぬぬぬぬ……!
ダメだ、できない!
せめてもの悪あがきとばかり、スプーンよ届けと「念」を送ってみるものの……まぁ届くわけない。
なんでここまで可憐なクリームソーダ作っといて、最後に手を抜くんだよーう!




