表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/53

#9:先生と入浴するって罪ですか?

読者の皆さん、私は数え役満☆姉妹(シスターズ)の人和です。


しばらく会わないうちに義兄である一刀さんの周りに多くの女性が集まっているので私達は将来の義姉調査の名目で備考をしていたら紫苑(しおん)先生より一刀さんへとんでもないLINEが送られてきました。


その内容は┅


紫苑先生:きょうはひとりだからいっしょにオフロはいろうね♪


一刀:了解!


というとんでもない内容だったのです。


天和「ねぇちぃちゃん、人和ちゃんは誰と話して┅」


地和「そのネタはもう飽きたからね!」


とりあえず姉さん達は置いといて


天和「何で紫苑先生からこんなLINEがくるの!?」


地和「一刀の奴ーっ! やっぱ爆乳が好きだったのね!」


ここで少し紫苑先生について説明しましょう。


黄忠 紫苑


フランチェスカ学園保健医で地和の言うように爆乳だが年齢は┅


その先を言うと恐ろしいことになるでしょうからやめましょう!?


紫苑先生は美人保健医として有名でつい最近も


男子A「紫苑先生、頭に漫画のようなタンコブができました。治療してください!」


男子B「紫苑先生、階段から転げ落ちちゃいました。治療してください!」


男子C「紫苑先生、ナイフが刺さりました。治療してください!」


紫苑先生に治療してもらいたいがために次々と男子達が怪我をして


更に┅


及川「し┅紫苑先生、トラックにはねられて全身複雑骨折しました。治療してください!」


と、限度を超えすぎた怪我人まで出てきました。


ちなみに及川さんはこの後、病院に送られましたが3日で退院したそうです。


天和「それに聞いた話だと紫苑先生って男子との子作り行為の経験があるとか聞いたよ」


地和「ちょっと!? そんな淫乱教師とスケベな一刀が一緒にお風呂だなんてことになったら!?」


ここから先はあくまで想像ですが


数年後


一刀「天和達、お前達の義姉の紫苑先生だ」


紫苑「うふっ、よろしくね」


ということになりかねないですね


地和「いやーっ!! そんな未来見たくないーっ!」


天和「間違ったことが起きたら不味いし、阻止しないと!」


生徒が教師に手を出す


間違いなく退学の理由になってしまいますし、一刀さんのためにも阻止しなくては!


┅ですが私達の前にある難題が


天和「ここが職員寮だね」


フランチェスカ学園には女子寮に負けないくらいの大きさがある教職員専用の寮がありますが紫苑先生の他にも爆乳美人教師がいるためセキュリティがかなり厳しいとのことです。


天和「あっ、あれを見て!」


どうにか潜入しようと企んでいた時、天和姉さんがあるものを発見しました。


及川「にしし、ついに手に入れたで寮に入るための暗証番号。こいつを使えば楽に潜入できるもんや!」


暗証番号が書かれたメモを手にした及川さんです。


及川「職員寮にさえ忍び込めば中は爆乳天国! 風呂場や自室に忍び込んだるで!」


何やらスケベな企みのようですが


及川さんは職員寮の入り口に立ちますが


及川「えぇと、暗証番号は┅と、って指紋認証!? そんなん無いで!?」


及川さんが入るのに手こずっている間に


『警告、侵入者アリ!』


及川「へっ?」


怪しげな音が鳴ると


ばたんっ!


及川「えっ? なあぁーーっ┅!?」


及川さんの足元の床に穴が開き、及川さんは穴の中へ落ちてしまいました。


地和「あんな仕掛けがあるだなんて聞いてないわよ!?」


天和「早く寮に入らないと一刀と紫苑先生がお風呂に入っちゃうのに~!」


私達が入るには暗証番号と職員の指紋が必要なようですが今の私達にはどちらも手に入りません。


どうしようかと私達が頭を悩ませていたその時です。


(とう)「う~ん!? 喜雨(すう)ちゃんのために大量の種を購入しましたけど一人で運ぶのは大変ですね!?」


魏寮寮監の燈先生が多くの荷物を持ってやって来ました。


(ちん)


魏寮寮監の爆乳教師。普段はのんびりしているが実は計算派、一刀達と同い年の娘がフランチェスカ学園に通っている。


天和「そうだ! 燈先生の手伝いをして職員寮に入っちゃお!」


さすがは天和姉さんですね


地和「えぇ~!? ちぃ力仕事なんてやだ~」


天和「ちぃちゃん、一刀と紫苑先生がお風呂に入ってもいいの?」


地和「それだけはダメ!」


その後、私達は燈先生を手伝う名目で職員寮に侵入しました。


燈「三人とも、ありがとうございます。お礼にジュースでもおごって┅」


地和「ありがたい話ですけどこれから用があるので!」


人和「早急に失礼します!」


天和「それではまた!」


私達は燈先生から離れると


天和「紫苑先生の部屋は何処だろう?」


確か入り口にあった見取り図を見た限りでは燈先生と同じ階だったはずですが


するとその時でした。


及川「フフフッ、潜入成功!」


及川さんが何故か職員寮にいました。


及川「フフフッ、佐藤先生を脅して潜入する手は正解やったようやな」


?先生「あのぅ及川くん、職員寮に入る協力はしたんだから約束通り妻への浮気の報告しないでよね!? それと僕の名前は佐藤ではなくて┅」


どうやら及川さんは先生を脅して寮内に入ったようですね


?先生


フランチェスカ学園でも数少ない男性教師。平凡な外見で影が薄い上に名前をよく間違えられるのが悩み


及川「寮内に入れば後は自由に部屋に入り放題! さっそくこの紫苑先生の部屋に入って┅」


と、及川さんが紫苑先生の部屋のドアノブに手を触れたその時です。


『無断侵入発見!』


及川「へっ?」


何やら警報が鳴ると


バッチコォーーンッ!!☆ミ


及川「のわぁーっ!?」


突然巨大なハリセンが出現し、及川さんを窓の外に弾いてしまいました。


?先生「あぁ、そういえば各部屋は無断で侵入できないように防犯システムがありますから中から開けてもらうか本人か身内でしか入れませんからね。┅ってもう遅かったようですね。それでは私はこれで」


そう言うと?先生は自室に行きました。


天和「あんな罠があるだなんて!?」


地和「一刀とお風呂に入ろうとする紫苑先生が開けてくれるはずないし、どうするのよ!?」


どうやって部屋に入ろうかと私達が頭を悩ませていたその時です。


ガチャッ!


突然紫苑先生の部屋の鍵が開きました。


天和「何で開いちゃうの?」


地和「まさか来るなら来いってやつ!?」


とにかくこれはチャンスです


そろりっ~


私達はこっそり紫苑先生の部屋に入ると


一刀「それそれ~!」


風呂場の方から一刀さんの声が!?


天和「遅かった~!? もう入浴してたんだ~!?」


地和「こうなったら決定的瞬間を見つけて尋問するわよ!」


荒っぽいですがそれしか手はありませんね


私達がいざ風呂場に入ろうとしたその時でした。


紫苑「あら、あなた達どうしたの?」


三人「「「えっ?」」」


何と!? 私達の背後から紫苑先生が現れたのです。


天和「な┅何で紫苑先生が後ろにいるの!?」


地和「じゃあ、風呂場にいるのは誰なの!?」


私達が騒いでいると


ガチャッ!


璃々「あっ、お母さんおかえり!」


風呂場から裸の女の子が出てくると


一刀「こらこら璃々ちゃん、体を拭かないと┅」


続いてタオルを巻いた一刀さんが風呂場から現れ


一刀「な┅何で天和達がいるんだよ!?」


私達がいたことに一刀さんは叫んだのでした。


事の真相はこうです。


地和姉さんが盗み見たLINEは紫苑先生のスマホを使って娘の璃々ちゃんが送ったものだそうで部屋の鍵が開いたのも紫苑先生が帰ってきた時に入りやすくするためだそうです。


ちなみに一刀さんは紫苑先生親子とちょっとした繋がりがあったそうですが今回はその事は置いておきましょう


天和「でもよかったよ。一刀が紫苑先生とお風呂に入らなくてさ」


地和「ほんと、危うく義姉ができるところだったわよ」


これにて将来の義姉調査は一時的に終わったわけですが


燈「ほらほら三人とも、門限を過ぎた罰なんですから早くお風呂掃除してくださいね」


寮の門限を過ぎた罰として私達は燈先生からお風呂掃除を命じられるのでした。


天和「何でこんな目に遭わなきゃならないの!?」


地和「これも全ては一刀のせいよ!」


確かに一刀さんも悪いですね


この恨みとしていつか報復しないといけませんね


一刀「何だか悪寒がする!?」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ