#8:三姉妹による将来の義姉調査・その3
はぁい! ファンのみんな、私は数え役満☆姉妹で一番かわいい地和よ!
私達の義兄である一刀が少し見ない間にどうもモテてるみたいだし、義妹として将来の義姉について調べないといけないから調査しなくっちゃ
言っておくけど本当に将来の義姉のためなんだからね!
天和「ねぇ人和ちゃん、ちぃちゃんは誰に話してるの?」
人和「姉さん、それは言ってはダメよ。あと姉さんも前回あんな感じだったんだから」
そんな二人は置いといて
今日は一刀に見つからないようしてるわけなんだけど
本当にこの学園にはまともな人がいないわね
突然半裸になる金髪縦ロール
能天気な学園最強の実力者
その実力者に忠実な飛び蹴り小娘
まともな人が少なすぎる!?
と私が思っていたその時
「はぁんっ」
校舎裏のベンチにて艶っぽい声が聞こえてきたかと思えば
穏「はぁんっ、はぁはぁ┅」
ベンチには穏がいた。
陸遜 穏
読書が好きな眼鏡巨乳
何やら顔を赤くして興奮しているようだけどどうしたのかしら?
一刀「の┅穏!? また新しい本を読んでしまったのか!?」
そんな穏に気付いた一刀が近づくと
穏「あっ、一刀さ~ん、図書室に新しい本が置かれたので早速読んじゃいました~」
そういえばクラスメイトに聞いたことがある。
穏は本を読むと興奮する性格で噂では男を襲うとか
女が男を襲うとしたら色仕掛けに違いない!
そして巨乳好きの一刀のことだから誘惑に負けて子作りまでしちゃうに違いない!
そうなればできちゃった結婚で穏が将来の義姉に┅
地和「そんなの嫌ぁーっ!!」
人和「地和姉さん、静かにして!?」
静かにしてられるわけないでしょ!
穏「一刀さぁん、私の興奮を冷まさせてくださぁい」
ほら、やっぱり一刀に迫ってるじゃない!?
でも
一刀「えぇと!?」
一刀が誘惑にも負けず困惑していると
及川「おっす、かずピー!」
及川(馬鹿)が現れた。
その瞬間┅
一刀「及川、いいところに来てくれた! 穏が興奮しまくってるから冷ましてやってくれ!」
及川「えっ?」
一刀「じゃあ、またな!」
一刀は穏を及川に任せてそのまま去っていった。
どうして一刀ったら逃げたのかしら?
穏「及川さんが私の相手をしてくれるんですね」
及川「いや┅、ちょっと!?」
そして穏は
穏「それじゃあ、いきま~す!」
バッ!
服を脱ぎ捨てた!
ほら、やっぱり色仕掛けじゃないの!?
作者ったら詳しい内容を書いてこの小説を十八禁にする気なの!?
と思いきや
ジャキンッ!!
服を脱いだ穏は制服の下にSMの女王様みたいな服を着ており
穏「この豚さん、覚悟してくださいです~!」
バシバシンッ!!
及川「あだだぁーっ!?」
九つの棒が繋がりあった九節棍で及川を叩きまくった。
一体どうなってるのよ?
ちなみにこれはあとでわかったことなんだけど穏は確かに本を読むと興奮する体質だけど冷ますには色仕掛けではなくSMのごとく何回か殴れば元に戻るらしく一刀を含めた男子は既に経験済みらしい
地和「って、説明してる場合じゃなかった! 早く一刀を追いかけるわよ!」
天和「おっと、そうだったね」
人和「早く行かないと見失っちゃいます」
そして私達が去ってから少しした後
穏「ふぅ、すっきりしました。及川さん、ありがとうございます~」
及川「ど┅どういたしまして!?」
穏に散々叩かれながらも喜んでいる及川がいた。
そんなことは置いといて
地和「一刀がいたわ!」
私達は一刀を見つけたんだけど
天和「一刀ったら、何であんな変な歩き方してるの?」
真っ直ぐ行った方が早いのに何故か一刀はジグザグと道を歩いていた。
地和「とにかく追いかけるわよ!」
そして私達が一刀を追いかけようと真っ直ぐ突き進んだその時!
ぼこぉっ!
地和「きゃあっ!?」
天和「ちぃちゃん!? うわぁっ!?」
人和「姉さん達!? あっ!?」
ぼこぼこぉっ!!
真っ直ぐ突き進んだ私達は突然出現した深い落とし穴に落ちてしまった。
何なのよこの穴!?
すると
「フフフッ、とうとう引っ掛かったようね」
穴の上から声が聞こえてくると
桂花「ようやく落とし穴を掘り続けてきた成果が実ったわ!」
穴の上には桂花がいた。
荀彧 桂花
華琳の側近であり、生徒会書記担当。猫耳フードをつけた女の子で男嫌いで有名
桂花「北郷一刀、これに懲りたら華琳様から命じられている生徒会入りをはっきり断ることね。あんたみたいな男が生徒会に入ったら孕まされる┅」
桂花は穴の中にいるのが一刀だと思って穴を覗くと
地和「一刀じゃなくて悪かったわね」
天和「桂花ちゃんったらひどいよ~!」
人和「何で私がこんな目に遭うんですか」
三つの落とし穴に落ちていたのは一刀ではなく私達
その様子を見た桂花は
桂花「ちょっと! 何であんた達が落ちてるのよ! 人がせっかく苦労して落とし穴を掘ったってのに!」
桂花は謝るどころか私達を責めてきた。
地和「何で私達が責められなきゃならないのよ!」
桂花「うっさいわね! 華琳様に気付かれずに穴を掘るの大変だったんだからね!」
と桂花が言った瞬間
「何で私に気付かれちゃダメなの?」
桂花「それは以前やったら別の人が落ちてしまって華琳様から次やったら罰を与えると言われたからで┅」
突然聞こえてきた声に反応した桂花が後ろを向くと
華琳「あら、罰が与えられるのを知っていながら決行するだなんて勇気があるじゃないの」
バァンッ!!
桂花の後ろには華琳がいた。
そして、私達が落とし穴から救出された後
華琳「桂花、あれほど他の人が落ちる可能性があるから校内での落とし穴は禁止と言ったじゃないの! 罰として掘った穴を全て埋めるまであなたとは話さないからね!」
桂花「そ┅そんなぁ華琳様!?」
華琳「・・・」
華琳は本当に桂花と話そうとしなかった。
まぁ自業自得って奴よね
天和「あーもうっ、一刀は見失うし、制服は汚れちゃうし散々だよ」
人和「早く寮に戻って洗濯しないといけませんね」
もう一刀のことは諦めようと思ったその時
ピロリンッ♪
地和「あっ、一刀のスマホにLINEが入ったわ」
天和「ちぃちゃん、何でわかるの?」
地和「真桜って人にライブチケットと引き換えに特殊なアプリを作ってもらったのよ」
人和「人のLINEが見れるなんて犯罪じゃ┅」
地和「今回のことが終わったらちゃんと消去するからいいの! それよりLINEの内容は┅」
だけど私、いや私達はLINEの内容を見て驚いた。
何故ならば┅
紫苑先生:きょうはひとりだからいっしょにオフロはいろうね♪
一刀:了解!
とんでもない内容であったからだ!?