#74:頭を打つと人格が変わるよりも先に命の危険性がある
留年の危機が迫り、更には退学の危機が迫る春蘭
留年を避けるためには試験に合格しなければならないのだが、春蘭一人の学力で合格できるはずがなく、妹である秋蘭にも見捨てられ泣きながら春蘭が駆け出したその時!
野球をしていた一刀達のボールが春蘭に直撃し、普段ならば一刀達を半殺しにするのだが春蘭は軽く注意しただけでボールを返すのだった。
その後
桔梗「これより全学年一斉の抜き打ちテストを行う」
「「「「「えぇーっ!?」」」」」
抜き打ちテストの発言にブーイングする生徒達
桔梗「先に言っておくが進級にも影響するので勉強に励むがよい。放課後、試験結果を掲示しておくからのぅ!」
そして抜き打ちテストが始まった。
それから少しして、放課後
及川「あははっ! 抜き打ちテスト、あかんかったわ」
開き直って笑うしかない及川
一刀「まぁ、あのテストは結構難しかったからな」
華佗「試験結果を見るのは怖いが一応確認しとこうぜ」
そして一刀達が試験結果を確認してみると
・二年部門
1位 曹 華琳 98点
一刀「やっぱ華琳が1位か」
華佗「一問間違えたとはいえ当然だよな」
ちなみに一刀と華佗は真ん中くらいなのだが
最下位 袁 麗羽 0点
及川 祐 0点
及川「あははっ! やっぱ最下位やったわ」
もはや笑うしかない及川
一刀・華佗「「(何でこいつと麗羽は留年しなかったんだろう?)」」
密かにフランチェスカ学園謎の一つだったりする
それは一先ず置いといて
一刀「一年生はどうなんだろう?」
華佗「きっとまた朱里や雛里に決まって┅」
と、一刀達が一年生の試験結果を見てみると
・一年部門
1位 夏侯 春蘭 100点
2位 諸葛亮 朱里 96点
鳳統 雛里 96点
驚くべきことに秀才である朱里や雛里を押さえ、何と春蘭が一年部門1位になっていた。
※春蘭は年齢的には一刀達と同い年だが留年により一刀達より一学年下
しかも学年が違うとはいえ華琳以上の点数であるこの結果を見て
ぎゅぎゅぎゅーっ!!
一刀「痛いな┅!?」
華佗「ということは┅!?」
及川「夢やない┅!?」
互いに頬を引っ張り合い、夢ではないと確信すると
「「「「「「えぇーっ!?」」」」」」
一刀達だけでなく、試験結果を見た全員が驚くのだった。
更にその後┅
春蘭「先生! 黒板の答えが間違っています!」
先生の間違いを指摘し
春蘭「こらっ! 喧嘩をするな!」
喧嘩の仲裁をするという普段とは真逆な対応をする春蘭
そして極め付きとして
春蘭「秋蘭、留年回避試験に合格しましたよ!」
最大の難関である留年回避試験を試験史上トップの成績で合格した。
それどころか
春蘭「それと、進級試験を受けてみようと思います」
秋蘭「本当か姉者!?」
進級試験
それは留年生に与えられる試験で合格すれば留年は愚か進級できる。
春蘭「えぇ、やはり姉である私が妹である秋蘭より下級生なのは問題ありますし、進級すれば華琳様の役に立てますので」
おかしな展開の連続であるが
普段から試験を聞いても『試験? それって美味しいの?』と返す春蘭が真面目になり、超天才になったので皆が喜ぶなか
ただ一人だけ不満を抱くものがいた。
その人物こそ┅
華琳「あの春蘭はダメよ!」
華琳であった。
一刀「あのぅ、何で俺達は生徒会室に呼ばれて┅?」
華琳「聞けばあなた達があの春蘭を作ったそうじゃない。責任とって元に戻しなさい!」
ということで生徒会室に呼ばれた一刀達であるが
華佗「しかし何で華琳はあの春蘭が受け入れられないんだ?(小声)」
及川「きっと点数が自分を越されたから悔しいんやろ(小声)」
華琳「聞こえてるし、そんなわけないでしょ! 私はそんなに器の小さい人物ではないわ!」
及川「背と胸は小さいけどな♪」
ドガバキンッ!!☆ミ
華琳にとって禁句である胸と背丈の話を言ってボコられる及川
華琳「とにかく! これは会長命令よ、一刻も早く春蘭を元に戻しなさい!」
華琳がここまで元の春蘭がいいと言うのには理由があった。
というのも昨夜
華琳「春蘭、最近頑張ってるそうじゃない。ご褒美に今晩の相手をしてあげるわ♪」
桂花「羨ましいっ!!」
秋蘭「よかったな姉者」
魏寮では華琳の予想以上の期待に応えるとご褒美として閨を共にする(季衣、流琉等以外)
これは華琳の側近である春蘭にとってかなりのご褒美であるのだが
春蘭「お言葉ですが華琳様、それは非生産効率です。そもそも女同士が寝たところで無意味です。閨でしたら男と共にしてください。それでは私は勉強がありますので失礼します!」
サッ!
そう言って春蘭は華琳の前から去っていった。
一部の魏寮の人間にとって華琳の閨の誘いを断る。
それは普通の人間にとって目の前に百万円の札束があるというのに周囲に人がいないにもかかわらず交番に届けるようなものである。
桂花「何よあいつ、折角の華琳様との閨を断るだなんて!」
秋蘭「あのぅ華琳様、姉者も悪気があったわけでは┅!?」
主人の命に逆らう側近
クビを決定的であるが
華琳「大丈夫。私はそんなの気にしないから」
華琳は心が大きかった。
だが内面では┅
華琳「(私の誘いを断るだなんて、あんな春蘭は嫌よ!)」
秋蘭「(華琳様、確実に怒っているな)」
怒りを燃やしまくる華琳、そしてそんな華琳を察知する秋蘭であった。
ということがあったのだが、本当のことを一刀達に言えるはずがなく黙っておく華琳であった。




