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#71:普段勝てない人がまぐれであれ勝つと世間は大騒ぎするものである

年始に行われるフランチェスカ学園のイベント五虎将軍杯


そのうちの一つである武力を競う大会にて何と!?優勝候補である恋が麗羽に敗北するという麗羽達以外の全校生徒達が驚くという事態が発生した。


そしてそんな麗羽に


陳琳「おめでとうございます! まさか優勝候補である恋さんを倒すだなんて、何か勝利の秘訣とかありますか?」


インタビューが向けられると


麗羽「おーほっほっほっ! 勝利の秘訣? そんなものはありませんわ。何せわたくしは生まれながらにして華麗に完璧な存在ですもの、もはや強者の風は恋さんではなくわたくしの方に向いていますわ!」


と答える麗羽であったが


猪々子「(麗羽様、完全に調子に乗りまくってるよな)」


真直(まぁち)「(勝てたのは着るだけで最強になれる服のおかげなのに)」


麗羽の側近達は知っていた。


麗羽が恋に勝てたのはスリングショット風で怪しいが着るだけで最強になれる服のおかげであることを


ねね「調子に乗るななのです! 恋殿はきっとお腹が空いていたから負けたのです! 満腹だったらお前なんか恋殿の相手じゃないのです!」


麗羽「あ~らおチビさん、世間ではそう言うの何て言うのか知ってますの? 『負け犬の雄叫び』と言いますのよ」


斗詩「麗羽様、それを言うなら『負け犬の遠吠え』です」


言葉は間違っているが麗羽の言う通りであった。


麗羽「そんなに言うのならば後日再試合をしても構いませんわ! わたくしは逃げも隠れもしませんもの、おーほっほっほっ!」


ねね「ぐぬぅっ!」


そう言いながら麗羽は恋達の前から去っていった。


一刀「まさか恋が麗羽に負けるだなんてな!?」


華佗「世の中何が起こるかわからないものだな」


誰もが麗羽の勝利に驚くなか


及川「よ┅よっしゃーっ! わいの大金星や!」


及川一人だけは大きく喜んでいた。


一刀「そういや及川、賭け事やってたようだけど」


華佗「その様子じゃまさか!?」


及川「そのまさかや! 麗羽の勝ちは絶対あり得へんと思ったけど念のため百円賭けたら百倍の一万円になって返ってきたで! かぁーっ、こうなるんやったら全財産賭けとけばよかったわ!」


ちなみに賭けで大勝したのは及川だけだったりする。


麗羽「おーほっほっほっ! このまま優勝して賞金はいただきですわ! 猪々子、斗詩、真直、次の賭けにはわたくしの全財産賭けなさい!」


斗詩「は┅はぁ」


いつも調子に乗りすぎると痛い目を見るというのに懲りない麗羽であった。


そして次なる麗羽の対戦相手が┅


袁 麗羽 対 北郷 一刀


何と!? 一刀であった。


麗羽「おーほっほっほっ! いい組み合わせですわ! あの男には今までの恨みを晴らすいい機会ですもの! 公然の目の前で下半身を露出させて恥をかかせてやりますわ!」


斗詩「(恨みって、今まで麗羽様の自業自得だったんだけどね)」


猪々子「(口に出すとうるさいから黙ってようぜ)」


麗羽「あなた達、次の勝負は全財産賭けなさい! 必ずわたくしが勝ってみせますわ! おーほっほっほっ!」


調子に乗りまくる麗羽であったが


麗羽「は┅はくしゅんっ!」


時期は1月。つまり冬場だというのにスリングショットの麗羽は寒がっていた。


真直「麗羽様、せめて上着着てくださいよ!?」


麗羽「ダメですわ! この服の規則書に書いてありましたもの『一度脱いだり、他の服を着ると効果が消えます』と、今日一日くらい我慢してみせますわ!」


そこまでして勝ったとしても明日は絶対風邪を引く、そう思う側近達であった。


一方


一刀「よし! 行くとするか!」


控え室にて準備を終えた一刀が出陣しようとしていた。


華佗「一刀、頑張れよ」


一刀「おう、任せとけ!」


及川「かずピー、勝ったらアカンで! 次の試合、麗羽に全財産賭けたんやからな!」


及川は無視し


一刀「勝てるかはわからないがとにかく戦うまでだ!」


一刀は出陣するのだった。


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