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#59:手品以外で箱を開けたら中には美少女が┅!という展開はあり得にくい

読者の皆さん、劉備 桃香です。


わかりにくいですけど今回は小声で話させてもらいます。


何故かって?


それはですねぇ┅


わいわいっ!


現在私がいるのが男子更衣室でなおかつ、私の姿がパンツすらも穿いてない全裸だからです。


私は空いているロッカーの中にいますけどこのままじゃ見つかるのも時間の問題でしょう


はぁ、何でこんなことになっちゃったんだろう?


というのも数分前


桃香「体育終わった~」


体育が終わり、着替え終わった私は皆と共に教室に向かってましたけど


桃香「あっ! 忘れ物しちゃった! 先に教室に戻ってて!」


忘れ物に気付いた私は一人、更衣室に戻ってしまった。


思えばこの時からあんな目に遭ってたんだろうね


桃香「早く忘れ物を回収しないと! あれ?」


と、私は更衣室の中の様子が変わっていることに気付いた。


何故なら┅


桃香「いけない。間違えて男子更衣室に入っちゃった」


幸い誰もいなかったけどこんなところに長居したらいけないよね


早く出ようと思ったけど


桃香「んっ!」


私の目線に一刀くんのロッカーが入り


桃香「一刀くん┅」


折角だから私物を少しもらっておこうとロッカーに手をかけた瞬間


ぼとっ!


桃香「えっ?」


私の背中に何かが落ちた。


しかも


カサカサッ!


カサカサッしているこれは間違いなくゴキ〇リ┅!?


桃香「うわあぁーっ!?」


バサバサッ!


私はゴキ〇リを追い払うべく


上着、シャツ、スカート、ブラジャー、パンツを脱いだところでようやく


カサカサッ!


ゴキブリは私の体から逃げていった。


桃香「ふぅ、これで一安心┅、あっ!?」


ぶるんっ♪


と、ここで私は自分が全裸なことに気付いてしまった。


桃香「もう私ったら、いきなり全裸になるだなんて麗羽さんじゃないんだから」


というかパンツまで脱ぐ必要なかったんだけどね


落ち着いた私が服を着ようと脱ぎ散らかした服を拾っていると


わいわいっ!


更衣室の外から声が聞こえてきた。


桃香「大変!? 男子が戻ってきちゃった!?」


このまま見つかったらヤバイと察した私は


ばたんっ!


服を回収し、慌てて空いているロッカーの中に隠れたのだった。


ということがあったのです


あぁ、そりゃいくら私が他の人よりエッチなイベントが少ないからって少しは望んだけどこんな形で叶えてほしくなかったよ


しかも私が隠れているロッカーの前に


及川「ふんふふ~んっ♪」


及川くんがいた!?


マズイ!?


他の人ならいざ知らず及川くんに見つかりでもしたら┅


及川「うひょーっ! こんなところに裸の桃香が! これは神様からわいにくれたプレゼントや!」


、てな感じで私を襲うに決まってる。


男子「及川、さっきからニヤニヤしてどうしたんだ?」


及川「いや、何だかさっきからわいの近くに裸の女がおるような気がしてな」


しかも勘づかれてる!?


どうしようかと思ったその時


一刀「そりゃ勘違いだろ」


華佗「それに隣は女子更衣室だ。もしかしたら遅れて着替えている女子が裸になってるだけじゃないのか?」


男子の中でも良心的な心を持つ一刀くんと華佗くんが現れた。


及川「そっか、華佗の言う通りかもしれへんな」


一刀「そう簡単に裸の女が現れるわけないだろ。いたら恥女だぜ」


うぅっ、私、一刀くんに恥女扱いされてるよ


華佗「そんなことより早く着替えないと授業に遅れるぞ!」


一刀「遅れたら桔梗先生が怖いからな」


及川「あっ、ちょっと待ってぇな!?」


そして男子達が更衣室から去った後


ガチャッ!


桃香「ようやく出られたよ!?」


私はロッカーから出た。


桃香「うぅっ、状況が状況とはいえ一刀くんに恥女扱いされるだなんて」


それは私にとってかなりショックだった。


桃香「とにかく早く着替えないと┅」


スッ┅


とりあえず私は着替えようとしたその時


ダダダッ!


桃香「えっ!?」


誰かが駆けてくる音が聞こえ


桃香「うわぁっ!?」


ばたんっ!


私は再びロッカーの中に隠れた。


ガチャッ!


すると更衣室に入ってきたのは


一刀「いけねぇ、忘れ物しちゃったぜ」


一刀くんだった。


相手が一刀くんだけなら出ていきたいけど、このまま出たら恥女扱いされちゃうな


一刀「んっ!」


すると一刀くんの目が床に向いた。


その視線の先には


バァンッ!


さっき私が穿こうとしていたパンツであった。


しまった!? うっかり持ち忘れちゃったよ!?


一刀「これは┅」


落ちている私のパンツを拾った一刀くんは


一刀「これは及川のコレクションだな、最近あいつ、女子寮から窃盗してるって言ってたし、ったく、見つかったら女子に殺されるというのに盗みも大概にしろっての。とりあえずこのパンツは落とし物入れに入れとくか」


スッ!


そう言って私のパンツをポケットに入れた。


っていうか及川くん、女子寮で窃盗していたんだね


最近女子の間で下着が無くなっている騒ぎが起きていたけど解決したよ。後で華琳さんに報告しておこう。


一刀「さて、忘れ物も見つかったし、早く教室に戻るとするか」


ほっ、ようやく一刀くんが出ていってくれる。


私が安心したその時


カササッ!


桃香「んっ?」


私の背中に何やらカサカサッする音が聞こえた。


カササッ!


そしてそれは私の胸に現れた。


その正体はやはり┅


ゴキ〇リであった。


桃香「いやあぁーーっ!!」


がたたんっ!


私はロッカーの中にいるのを忘れて暴れると


一刀「な┅何だ!? 中に誰かいるのか?」


ガチャッ┅


一刀くんがロッカーを開けてしまった。


その瞬間


桃香「わぁーんっ!」


一刀「なっ!?」


全裸の私が一刀くん目掛けて飛び出し


ばったぁーんっ!


そのまま押し倒してしてしまった。


桃香「いたた┅!? はっ!?」


この展開からして私のおっぱいで一刀くんを押し倒していると思い、おっぱいを見てみると


パッ!


そこに一刀くんの姿はなかった。


桃香「よかった┅」


ほっと安心する私であったが


桃香「んっ?」


何やら股間がむずむずしてきたので股間を見てみるとそこには┅


一刀「うぅーっ!?」


バァンッ!


一刀くんの顔があり、私は股間で一刀くんの顔を押さえていた。


好きな人の顔に対しておっぱい以上に股間を押し当てるという恥ずかしいことを目撃した私は


桃香「い┅いやあぁーーっ!!」


バチコォーーンッ!!☆ミ


一刀「ぐほぉっ!?」


一刀くんの記憶がなくなるくらいの一撃を食らわしたのだった。


その後


一刀「あれ? 俺は何で更衣室で倒れてたんだ?」


本当に一刀くんの記憶から私のことが無くなった。


ちなみにパンツは回収しておいたよ


そして


華琳「及川、あなたったら時折女子寮から下着を盗んでいたそうね」


及川「何で知っとるね~ん!?」


私からの密告により及川くんは華琳さんから罰を受けるのだった。


もうあんな目に遭うのはこりごりだよ!


エッチな目に遭うならできればもうちょっと軽めにね


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