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#41:体育祭では一発逆転優勝があるかもしれない

体育祭で優勝し、なおかつMVPに選ばれればその選手は好きな願いを叶えられる。


様々な欲望が発生するなか、ついに体育祭は終盤に入った。


陳琳「では、これまでの順位を見てみますと、1位は何と!? 緑組(桃香が率いる組)、紫組(華琳が率いる組)、赤組(蓮華が率いる組)が並んでおり、その次に白組(白蓮率いる組。天和達も所属)、黒組(及川率いる一刀を含めた男子の組)、金組(麗羽率いる組)となっております」


体育祭での女子達のエッチな姿により興奮し、力が増していった男子達であったがやはり女子とは力の差かあり、ブービーになるしかなかった。


麗羽「フンッ、わたくしが優勝できない以上こんな体育祭なんてどうでもいいですわ」


猪々子「麗羽様ったらすっかりやる気を失ってるな」


斗詩「まぁ、気持ちはわからなくもないけどね」


現在ビリの金組は1位との差がかなりあり、普通ならば優勝は不可能であった。


だが


陳琳「さて、残す競技はあとひとつ、というわけで最終種目の得点は何と、1億点となり、全組が優勝できる可能性があります!」


陳琳がそう言った直後


華琳「ちょっと、どういうことよ!」


蓮華「今までの種目は何だったんだ!」


桃香「これまで頑張ったかいが無かったじゃないですか」


ブーイングする桃香達であったが


陳琳「勝てばいいんです。それとも負ける自信があるのですか?」


陳琳が皆に聞くと


華琳「何を言ってるの? この私が率いる組が負けるわけないじゃない」


蓮華「勝敗はやはりきっちりつけた方がいいだろうしな」


桃香「えっ!?」


プライドの高い華琳と蓮華は負けるのが怖いという挑発に乗ってしまった。


一方


白蓮「まだ優勝できるチャンスはある! 頑張るぞみんな!」


及川「みんな、逆転優勝いくでーっ!」


下位の組は優勝できる望みがあると知るや盛り上がっていた。


そして


麗羽「おーほっほっほっ! 神とやらはこのわたくしを見捨てなかったようですわね。褒めてさしあげますわ!」


当然ながらこの人が一番盛り上がっていた。


こうして桃香しかブーイングする人がいないため1億点は認められたのだった。


桃香「まぁ、勝てばいいんだよね!」


陳琳「それでは最終種目を発表します! 種目は学園トライアスロンリレーです!」


学園トライアスロンリレーとは


学園全部を使ったトライアスロンであり、普通のトライアスロンは水泳、自転車、マラソンを一人でこなす競技であるがこのトライアスロンはリレー式であり、なおかつ自転車ではなく乗馬という少し変わった内容であった。


陳琳「学園にあるプールから始まり、飼育小屋にいる馬に乗り換えて本馬場を走り、最後に障害ありの校庭を一周走りきった選手のいる組が優勝となります」


三人の選手がそれぞれどれを担当するかが重要なリレーであった。


そして各組は話し合いの結果


緑組:愛紗、翠、桃香


紫組:春蘭、秋蘭、華琳


赤組:思春、穏、蓮華


白組:人和、地和、天和


金組:猪々子、斗詩、麗羽


黒組:華佗、及川、一刀


となった。


一刀「何だか一部予想外だな」


一刀的には赤組の乗馬担当が穏なのと白組代表に大将である白蓮がいないことが不思議であった。


その真実は┅


白蓮「仕方ないじゃないか、ジャンケンで負けたんだから」


ジャンケンによる公平な選手決めであることを他の組は知らないのだった。


それはさておき


陳琳「それでは各選手の準備ができたということで、よ~い┅」


ドンッ!


バシャッ!!


競技が開始され、各選手は一斉にプールに飛び込んだ。


思春「水泳ならば私が有利だな!」


バシャシャッ!!


この中で一番水泳が得意な思春が他の選手よりも前に出ており


春蘭「うおぉーっ!! MVPは私のものだぁーっ!!」


華佗「うおぉーっ!! 燃えるぜ!」


バシャシャーーッ!!


続いて勢いで泳ぐ春蘭と華佗が2位、3位を争い


愛紗「負けるわけにはいかん!」


人和「ここまできたら頑張るだけです!」


その後ろを愛紗と人和が続いていた。


一方、猪々子はというと


猪々子「おりゃりゃーっ!!」


バシャシャーーッ!!


何と!? 勢いをつけて泳いだ猪々子が思春をも抜かしていた。


陳琳「おぉーっと、ここでトップが入れ替わりました。しかし、体力があるとはいえ何故猪々子選手が思春選手を抜いたのでしょう!?」


それはやはり胸囲の差だろう。


猪々子「こういう時だけ貧乳でよかったと思うぜ!」


貧乳という特徴を生かし、水泳をトップで通過した猪々子は


猪々子「頼むぜ斗詩!」


斗詩「任してよ文ちゃん!」


続く乗馬の選手である斗詩にバトンを渡した。


思春「穏っ!」


穏「はいです~」


春蘭「まだ追い抜けるぞ秋蘭!」


秋蘭「任せておけ!」


愛紗「翠!」


翠「あたしに任せとけってんだ!」


人和「お願い姉さん」


地和「任せなさい!」


そして次々と後続の選手達がバトンを渡していき


華佗「及川!」


及川「おっしゃ!」


華佗も次の選手である及川にバトンを渡したのだが


バァーンッ!


及川「っていうか、何やねんこの馬は!? 単なる白いカバやろが!?」


どう見ても実写版〇キ〇オーというような白いカバのような馬に乗っていた。


これは及川の乗馬スキルが低すぎるためである。


パカパッ!!


そして各選手が馬を走らせるなか


及川「こらぁーっ! 何しとんねん!?」


ビョーンッ!!


何故か及川の馬は跳び跳ねるという怪しげな行動をしていた。


及川以外は皆、乗馬に関するスキルがあり


翠「ここからまくり上げるぜ!」


その中でも一番乗馬スキルの高い翠が上位に立つが


穏「はぁ~いお馬さん、走りましょうね~」


ぎゅむっ♪


ここで穏が自分の巨乳で馬の首を挟むと


ブッヒヒイィーーンッ!!


パカパーッ!!


穏の乗っていた馬は興奮し、翠を抜いてしまった。


翠「ありかよ!?」


恐るべしエロパワーである。


更に恐ろしいことに


ブッヒヒイィーーンッ!!


ドタタァーーッ!!


及川「わぁーっ!?」


及川の乗っていた馬が穏の巨乳を見たいからなのかここで一気に他の馬を抜いて走ってしまった。


陳琳「恐るべしエロパワーです!」


自分だけでなく他の馬までやる気にさせてしまう諸刃の剣であった。


そうこうしている間に


穏「蓮華様!」


蓮華「穏っ!」


乗馬で1位となった穏は次なる走者である蓮華にバトンを渡そうとするが


ブッヒィンッ!!


穏「あぁ!? 下ろしてくださいよ~!?」


馬は穏を下ろすとエッチなことがさせてもらえないからなのかなかなか下ろしてくれなかった。


そんなことをしている間に


翠「桃香様!」


斗詩「麗羽様!」


翠と斗詩がほぼ同時に次なる走者である桃香と麗羽にバトンを渡し


桃香「ありがとう翠ちゃん。あっ!?」


バトンを受け取って走ろうとする桃香であったがここでバトンを落としてしまった。


麗羽「おーほっほっほっ! やはり神とやらはわたくしに味方してくれたようですわね!」


ここで順位が入れ替わってしまい、麗羽が1位になってしまった。


その後


及川「か┅かずピー!?」


一刀「大丈夫かよ及川!?」


馬の暴走によりぐったりした及川に続き


秋蘭「華琳様!」


華琳「ご苦労様!」


秋蘭も華琳にバトンを渡し、蓮華、桃香もバトンを受け取った。


それから少し遅れて


地和「姉さん、頼むわよ!」


天和「遅いよちぃちゃん!?」


ビリの天和もバトンを受け取った。


麗羽「おーほっほっほっ! もはやわたくしの優勝は確定ですわ!」


だがこの時、麗羽は残り半周となっており


天和以外の他の選手も残り四分の一という状況なため追い上げるのは不可能と思いきや


麗羽「あらっ!?」


ばたんっ!


ここで麗羽は転んで何故か動けなくなってしまう。


華琳「やったわ! 何故か知らないけど追い抜くチャンス!」


蓮華「優勝はいただきだ!」


桃香「負けません!?」


一刀「あっ!?」


と、ここで他の選手がトップになるべく急ぐなか


華琳「なっ!?」


蓮華「うわっ!?」


桃香「きゃっ!?」


ばたんっ!


一刀「な┅何だ!?」


と、ここで他の選手達も何故かゴールを前にして転んでしまい動けなくなっていた。


原因は┅


陳琳「おぉーっと、ここで多くの選手が粘着ゾーンで捕まってしまった」


ゴール前に強力な粘着シートがあり、一刀と遅れている天和以外が引っ掛かっていたのだ。


華琳「こんな障害物ありなの!?」


蓮華「何とか脱出せねば!?」


桃香「動けないーっ!?」


麗羽「ムキーッ!!」


体操着が粘着シートにくっついて動けなくなるなか


一刀「お先に失礼!」


サッ!


一刀が粘着シートを避けてゴールに向かっていた。


一刀「このままゴールはもらったぜ!」


このまま一刀がゴールするのかと思いきや


ガシッ!!


華琳「そうはさせないわよ!」


蓮華「お前にゴールされては困る!」


桃香「ごめんなさい!」


ババァッ!!


一刀「ぎゃんっ!?」


粘着シートから脱出するため、体操着を脱いで下着姿になった桃香達三人が一刀を押さえつけた。


そうこうしている間に


天和「遅れて助かったよ!?」


サッ!


一刀「あっ!?」


一人遅れていた天和が粘着シートを避け、ゴールに向かっていた。


天和「やった! 私が1位だ!」


そして天和がゴールのテープを切ろうとしたその時!


麗羽「負けませんわよ!」


ブチッ!!


天和「あぁっ!?」


何と!? 麗羽がゴールのテープを切ってしまった。


陳琳「ゴール! 優勝は麗羽選手率いる金組に決定で┅えぇっ!?」


司会である陳琳が麗羽の勝利を宣言するが、陳琳は麗羽の姿を見て驚いた。


何故ならば┅


麗羽「おーほっほっほっ! わたくしの優勝ですわ!」


バァンッ!!


ぷるんっ♪


麗羽は粘着シートから脱出するため体操着だけでなく、下着まで脱いで全裸だったのだ。


麗羽「さて、わたくしがMVPというわけですし、願いは┅」


とにかくMVPとなった麗羽が望みを言おうとしたその時


麗羽「へ┅へくしゅんっ!?」


全裸なため麗羽はくしゃみをしてしまい


麗羽「何だか寒いですわね。服が欲しいですわ」


と言った直後


陳琳「MVPとなった麗羽選手が服が欲しいと宣言しました。よって麗羽選手には大量の服が送られます」


麗羽「えっ?」


こうして麗羽はMVPのご褒美として大量の服を与えられるのだった。


その後


華琳「体育祭はそれなりに楽しかったけど、私に黙ってプログラムを変えたあなたには罰を与えないとね」


及川「お許しを~!?」


及川は華琳からプログラムを変えた罰を受けたのだった。


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