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#40:借り物競争に書いてあるものは引き当てた人によって内容が変わる

及川の策略により、男子達を興奮させ勝機を上げるため体育祭のプログラムに生徒会長である華琳の許可が無くエッチな種目がいくらか仕掛けられた。


しかし、華琳も自分が楽しむという理由で黙認するのだった。


そして及川の策略通り男子達は興奮しまくりビリからブービーになるなか体育祭は進んでいき


陳琳「次の種目は借り物競争です。出場選手はお集まりください」


借り物競争


紙に書かれているものを観客から借りてゴールに持っていく種目である。


一刀「よし! 頑張ってくるか」


及川「頑張れかずピー!」


男子達黒組は一刀が出ることになった。


及川「そういや華佗は?」


男子「怪我人が多く出たらしいから治療室で手伝いだってよ」


及川「へぇ、まぁええけどな」


ところがよくなかったりする。


この後、及川は恥ずかしい上に、痛い目に遭うのだから


焔耶(えんや)「MVPとなり、桃香様からご褒美をもらってみせる!」


魏延(ぎえん) 焔耶


桃香のことが大好きで桃香と仲良くしている一刀のことが気に入らない


春蘭「MVPとやらになれば華琳様と同じ生徒会に入らせてもらうぞ!」


明命(みんめい)「私がMVPになり、お猫様と触れあえる時間を増やしてもらうのです!」


周泰(しゅうたい) 明命


猫のことが大好きだが猫は明命を恐れている。


地和「負けないんだから!」


美羽(みう)(わらわ)が勝って蜂蜜をたくさんもらうのじゃ!」


袁 美羽


麗羽の従姉妹。蜂蜜が大好物。お漏らしする癖がある。


MVPを欲のために燃やし続ける選手達


そして各選手がスタート位置に並んだところで


陳琳「それではスタートです!」


スタートが開始された瞬間


春蘭「うおりゃっ!!」


ばびゅんっ!!


この中で一番馬力がある春蘭が飛び出していった。


春蘭「私が一番だ! これで私の勝ちは決まったな!」


勝利を確信する春蘭であったが


桂花「お馬鹿ーっ!! これはリレーじゃなくて借り物競争でしょうが!!」


春蘭「なにぃっ!?」


そう。桂花の言うように借り物競争は紙を取らねば話にならなかった。


春蘭「何でもっと先に言わんのだ!!」


桂花「わかるでしょうが!!」


せっかくゴール前に行きながらも紙を取るため戻る春蘭であった。


そうこうしている間に


明命「もらったのです!」


焔耶「いただき!」


明命、焔耶が紙を取り


一刀「何でもこい!」


地和「もらったわ!」


美羽「何が書いてあるのじゃ?」


一刀、地和、美羽が続けて紙を取り


春蘭「仕方ない。これだ!」


春蘭が最後に残された紙を取った。


そして紙に書かれていた内容は┅


『生まれたままの姿の女』


一刀「なぁっ!?」


『男子の脱ぎたてパンツ』


地和「何よこれ!?」


『熟女』


焔耶「げげっ!?」


『バスト90以上の女性のスリーサイズメモ』


明命「むっ!」


『孫 雪蓮』


美羽「ひぃっ!?」


『馬鹿』


春蘭「何だと!?」


それぞれ集めにくいものであった。


一刀「(生まれたままの姿って裸のことだよな、ってそんな女を連れてこれるか!)」


春蘭「(これを借りるには┅)」


焔耶「(真っ先に思い付くのは桔梗先生だが、連れていったら殺される!?)」


桔梗先生は焔耶が子供の頃からの付き合いがあったりする。


地和「(一刀はここにいるし、華佗は見当たらないから、残るは┅)」


明命「(巨乳は滅びろなのです)」


この学園にいる貧乳の大半は巨乳を憎んでいた。


美羽「(しぇ┅雪蓮じゃと!? 死にたくないのじゃ~!?)」


じょろろ~


あまりの恐怖に漏らしてしまう美羽


実は雪蓮は昔、アルバイトとして美羽の教育係りをしていたのだが、そこで美羽が好き放題雪蓮をこき使いまくり、アルバイト終了時美羽は雪蓮にひどい目に遭わされそれが今でもトラウマになっているのだ。


一部の人が動けないなか


一刀・地和・春蘭・明命「「「「(いまだ!)」」」」


一刀、地和、春蘭、明命が動いた。


陳琳「おぉーっと、ここで四選手に動きがあったもよう。何処へいくのやら?」


一刀と春蘭が体育祭の会場であるグラウンドから出るなか


明命「嫌だけどお胸を計るのです」


明命は手当たり次第巨乳人のバストを計っていき


地和「及川、あんたのパンツ寄越しなさい!」


及川「えぇっ!?」


地和は及川の胸ぐらをつかんでいた。


及川「無理や!?」


地和「そんなわけないでしょ! さてはちぃを勝たせたくないから嘘ついてるのね!」


及川「いや、それは┅!?」


地和「とにかく、あんたのパンツを寄越しなさい!!」


ぐいっ!!


及川「いやぁーっ!?」


及川のパンツを奪うべく、強引にズボンを脱がす地和であったが


パオーンッ!


そこにパンツは無く、あったのは及川のチ〇コであった。


及川「いやぁんっ! 地和のエッチ!」


遅れながら股間を隠す及川に対し


地和「な┅なんてものを見せるのよーっ!!」


ドカァッ!!


及川「ぎゃあぁーっ!?」


地和が及川の股間目掛けて蹴りを繰り出した。


及川「だ┅だってコスプレで着替えた時にパンツを更衣室に置いてきたんやもん!?」


地和「それを早く言いなさいよね! もう最悪、何で初めて見るアレが及川のなのよーっ!!」


できれば最初は一刀のが見たかった地和


その一刀は┅


一刀「借りてきたぜ!」


両手で何かを抱えながら一刀がグラウンドに戻ってきた。


陳琳「それでは確認させていただきます。内容は『生まれたままの姿の女』ということですがどちらに女性が?」


その答えに対し一刀は


一刀「それはこれだ!」


にゃあっ


一匹の子猫を出した。


一刀「今日生まれたメス猫だ!」


確かに生まれたままの姿かつ(メス)であった。


陳琳「他に誰もいないのでクリアとします!」


一刀「よし!」


一刀、一位抜け決定


そして2位は┅


春蘭「はぁはぁ、借りてきたぞ!」


一刀と同じ様に外に出ていた春蘭が戻ってきたのだが


ブヒヒーンッ!?


キュンッ!?


その背中には馬と鹿が乗っていた。


陳琳「あのぅ春蘭選手、背中の動物は一体?」


春蘭「見てわからんのか! 紙にそう書いているだろうが」


そう言って自信満々に紙を陳琳に見せる春蘭であったが


陳琳「えぇと、馬鹿(バカ)┅」


春蘭「何を言ってるのだお前は! 馬鹿(うましか)と書いてあるではないか!」


どうやら春蘭は漢字が読めないらしい


とはいえ他にクリアできる人もいないため


陳琳「クリアとします」


春蘭「やったー!」


春蘭、2位通過決定


その後、結局他には誰もゴールできないということで借り物競争は終わるのだった。


まだもうちょっとだけ体育祭は続く!


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