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#38:体育祭をやる日は大抵晴れの日が多い

季節は秋!


秋の学校イベントといえばもちろん┅


体育祭だ!


普通の学校なら赤組と白組、もしくは専科や学年で組が分かれているが


フランチェスカ学園の場合


桃香「みんな、頑張っちゃおうね!」


愛紗「もちろんです!」


鈴々「戦うからには絶対勝つのだ!」


・桃香率いる蜀寮の緑組


華琳「皆に命じるわ。完全勝利なさい!」


春蘭「お任せください! こういう時でなければ華琳様と共に戦えませんので頑張ります!」


秋蘭「姉者、張り切っているな」


・華琳率いる魏寮の紫組


蓮華「皆の心を一つにするぞ!」


思春「必ずや勝利してみせます!」


・蓮華率いる呉寮の赤組


麗羽「おーほっほっほっ! 我が組の優勝は間違いありませんわ!」


猪々子「麗羽様ったらどうしてあんなに自信満々なんだろ?」


斗詩「何も考えていないだけなんじゃない」


・麗羽率いる袁家関係者の金組


白蓮「みんな、怪我しないようにいこうな」


地和「ちょっと何よその宣言!」


人和「一応大将なんですからもっと強気で言ってください」


白蓮「だ┅だってなぁ!?」


天和「じゃあ、代わりに私が、絶対勝つよみんな!」


恋「┅?」


・白蓮率いる天和達、月達の白組


及川「みんな、気合い入れてがんばんで!」


一刀「及川の奴、何であんなにやる気なんだ?」


華佗「何か裏があるのかもな」


・及川率いる男子達の黒組


以上の六組で争われる。


ちなみに三年生は受験で忙しくなるため体育祭には参加せず応援に回っていた。


華琳「生徒の皆さん、生徒会長の曹 華琳です。本日は天気もよく絶好の体育祭日和となりました」


生徒会長として開会宣言を行う華琳


すると


華琳「なお、優勝した組には金一封が送られ、更にその組で一番活躍したMVPの選手には何でも願いを叶えてあげます!」


バァンッ!!


華琳がとんでもないことを口にした。


桃香「あのぅ華琳さん、何でもって本当に何でもなんですか?」


華琳「えぇ、この私にできることならね」


麗羽「おーほっほっほっ! ならもしわたくしがDVDとやらに選ばれた場合、わたくしが会長ということも可能ですわよね」


華琳「えぇ、当然よ」


ちなみにDVDではなくMVPである。


一刀「及川、まさかお前、これのためにやる気を出してたのか!?」


及川「そうとも、会長に直談判したら即オーケーやったで♪」


華佗「あの華琳がそんなことを了承するとは信じられんな」


だが実際は


華琳「は? 何でも願いを叶えるですって、何でそんなことを了承しなくちゃならないのよ」


当然ながら華琳も認めなかったのだが


及川「おやおや、どうやらこれがバレてもいいんやね」


ぴらっ!


華琳「んっ? !?」


及川が出した写真を見た華琳は驚いた。


その写真には┅


バァンッ!!


一刀の絵が描かれた抱き枕を華琳が抱いていたのが描かれていた。


及川「これがかずピーにバレたらどうなるやろなぁ♪」


華琳「こ┅この悪魔┅!!」


しかし華琳はこの事が愛する一刀にバレたくないため及川の要求をのむしかなかった。


華琳「それではこれよりフランチェスカ学園体育祭を始めます!」


そして華琳による開会宣言が行われついに体育祭が始まったわけなのだが


桃香「(私がMVPに選ばれたら誰にも邪魔されないで一刀くんとデートできちゃうかも♪)」


華琳「(絶対に私がMVPに選ばれて一刀とディナーを行うわ!)」


蓮華「(私がMVPに選ばれれば一刀も認めてくれるし、好感度が上がるかもしれんな)」


麗羽「(おーほっほっほっ! 絶対にABCに選ばれて全校生徒をわたくしの自由にさせていただきますわ)」


白蓮「(私がMVPに選ばれれば少しは目立つかも!)」


及川「(ぐひひっ、わいがMVPに選ばれれば好きな校則が作れる! 例えば制服は女子のみ下着とか夏の女子の水着はトップレスとかな)」


それぞれ大将が野望を抱くなか


天和「(私が選ばれれば┅)」


地和「(ちぃが選ばれれば┅)」


人和「(私が選ばれれば┅)」


三人「「「(一刀とデートができる!)」」」


一刀「(俺がMVPに選ばれたらどうしようかな)」


様々な野望が抱かれるなか、とうとう体育祭が始まってしまった。


だが、これが後に学園に語り継がれる事件が起きることをこの時はまだ誰も知らないのだった。


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