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#31:お祭りの露店は危険だらけである

俺の名前は北郷一刀


神様よ、お前に言いたいことがある。


確かにここ最近の俺は不動先輩の貝ビキニや愛紗や凪といった女の子のおっぱいを見たり、爆乳教師にオイルを塗ったりと幸せな日々を過ごしていた。


それだけは感謝しているがどうしてお祭りの日に限って┅


天和「あれも、それも、これも食べた~い!」


地和「あっ、あそこにかわいいアクセサリーが!」


人和「こちらはカロリー高そうですね」


浴衣姿とはいえこいつらの相手をしなくちゃならないんだ!


地和「当然でしょ! 一刀ったら夏休みの間、ちぃ達のこと全然構ってくれなかったんだから!」


人和「今日は一刀さんの用事も私達の仕事も無いのですから相手をしてもらいます」


地和「っていうか、この小説のヒロインはちぃ達なんだからもっとサービスしてよね作者!」


くそっ! こんなことなら何でもいいから予定を作っておくんだった。おかげで俺の財布の中身はこいつらに使われ放題だぜ!?


神様よ、お前を憎んでやる!


人和「それより姉さん、食べすぎると太りますよ」


天和「平気平気~♪ 私は食べた分だけおっぱいに栄養が送られるからさ♪」


地和「何よそれ! それってちぃに対する侮辱なわけ! そんな姉さんに太る呪いをかけてやる~!」


天和「いや~!!」


こいつらったら、こんな時にでもはしゃぎやがって


天和「ねぇねぇ、みんな揃っているのもあれだからさ。ここからは自由行動にしようよ」


それはいい提案だ!


早速俺は一人になろうとするが


天和「じゃあ、まずは長女である私が一刀と一緒に回るね♪」


ぎゅっ!


そう言う天和が俺の腕に抱きついてくると


地和「あっ、ずるいわよ姉さん! ここはみんなの妹の私でしょ!」


人和「末っ子の私にだってチャンスがあっていいと思います」


ぎゅぎゅっ!!


地和と人和も俺の腕に抱きついてきた。


一刀「ちょ┅ちょっと待って!?」


天和「一刀は私と行くの~!」


地和「ちぃに決まってるでしょ~!」


人和「私です~!」


ぎゅぎゅ~~っ!!


一刀「いててっ!?」


三人は俺の手足を引っ張って取り合いを始めた。


こういう時、本当の愛を持っている人は離すのだが三人は誰一人とて離そうとしない


そしてこのままでは俺の体が三つに分かれてしまうため


このまま揉め続けるわけにもいないため公平にジャンケンで決めた結果


天和「やったー! 私が一番だぁー!」


地和「くぅっ!? 二番┅!?」


人和「最後です。読みが甘かったですね」


という順番になった。


天和「じゃあ行こう一刀♪」


地和「15分交代だからね!」


人和「時間になったら来てくださいよ!」


こうして俺は逃げることのできない三姉妹に付き合うことになってしまった。


そして俺達が向かった先は┅


天和「わぁっ、かわいい金魚だね♪」


金魚すくい屋であった。


天和「よぅし、金魚さん達、私が全部助けてあげるからね」


俺の金で金魚すくいを行う天和であったが


ビリィッ!


天和「あぁーっ!?」


一匹もすくうことができずポイ(金魚すくいに使われる和紙を貼ったもの)が破れてしまった。


天和「うぅ~っ! もう一回!」


もう諦めろよ天和


既に五回も失敗してるんだからさ


このまま見ていたら金魚をすくうまでやり続けかねないため


一刀「仕方ないな」


俺はお手本としてやってみせることにした。


すると


一刀「ほっ!」


パシャッ!


俺がやると一匹、また一匹と金魚がすくわれていった。


天和「一刀ってばすごーい!」


フフフッ、実を言うと俺は天和達が来る前、地元では縁日皇帝と呼ばれるほどこういうのが得意だったりするんだよね♪


金魚はあっという間に次々とすくわれていき、とうとう十匹目


一刀「そりゃーっ!!」


バシャァッ!!


十匹目の金魚を勢いよくすくい


スッ!


落ちてくる金魚を受け止めるべく受け皿を構える俺であった。


※お店に迷惑なので読者は真似しないでください


だが


ビューッ!


その時、ちょっと強めの風が吹き


すぽっ!


天和「いやぁんっ!」


何と!? 金魚は天和のおっぱいの谷間に入ってしまった。


天和「あぁんっ、私の中で激しく動いてるよ!?」


もちろん谷間に入った金魚の話であるが何だかエロっぽいな


天和「一刀、見てないで助けて~!?」


一刀「えっ!?」


金魚を助けるってことは俺が天和の谷間に手を突っ込むってことで┅


そんなのしていいの!?


天和「早くぅ!?」


まぁ、本人もやれって言ってるし


一刀「えぇいっ!」


俺は天和の谷間に手を突っ込もうとしたのだが、この時、おっぱいを見ないよう俺は目を閉じていたため標準がズレてしまい


むにゅんっ♪


一刀「えっ!?」


俺は天和のおっぱいを揉んでしまった。


一刀「こ┅これは不可抗りょ┅!?」


弁明する俺であったが


天和「いやぁーっ!!」


ばっちぃーーんっ!!☆ミ


一刀「ぐほっ!?」


天和は聞く耳を持たず、俺は天和の平手打ちを食らってしまうのだった。


天和「一刀の馬鹿、そういうことは二人きりの時にしてよね」


さりげなく何を言ってるんだ天和!?


そしてその後


地和「あんた、その頬どうしたのよ?」


一刀「いや、何でもない」


地和との時間になり、頬に平手打ちの痕を作ったまま俺は地和の元へ向かった。


うぅっ┅、頬が痛いぜ


そして地和が向かった先は


地和「これやるわよ!」


ヨーヨー釣りであった。


針金のついた紙製のヒモで輪ゴムのついた小さな水風船を釣り上げるという単純なものであるが意外と難しいらしく


地和「あっ、また千切れた!?」


地和は苦戦していた。


仕方ない


ここは縁日の皇帝と呼ばれた俺の実力を見せてやるぜ


そして俺は


ひょいひょいひょいっ!


次々と水風船を釣り上げていった。


地和「一刀、あんたってばすごいわね!?」


フフフッ、まだこんなものではない


一刀「秘技・昇り風船!」


バシャァッ!!


俺は勢いよく水風船を釣り上げ、落ちてきた水風船を受け止めるという無駄な秘技を行った。


※お店に迷惑なので読者は真似しないでください


一刀「フッ!」


見事水風船を釣り上げ、あとは受け取るだけなのだが


ばちんっ!


この時、勢いがつきすぎて二個釣ってしまった水風船がぶつかり合って軌道がズレてしまい


地和「きゃっ!?」


水風船は俺の元へ落ちてこず、地和の方へ落ちてしまった。


一刀「大丈夫か地ほ┅!?」


そして俺が地和を見ると


地和「何やってんのよ! このバ一刀!」


ぼいんっ!


そこには胸が普段の倍以上大きくなっていた地和が倒れていた。


一刀「ど┅どうしたんだよ地和、その胸!?」


地和「えっ? えぇーっ!? いつの間にちぃってば巨乳になっちゃったの!?」


まさかの出来事に胸を触る地和


すると


ぼとんっ!


地和「えっ?」


地和の胸元から二つの水風船が落ちた。


そう。さっきの胸は水風船によるものだったのだ。


一刀「なぁんだ。おかしいと思ってたんだよな。地和が巨乳になるだなんて」


笑いながら言う俺であったが


地和「何がおかしいのよ! このバ一刀ーっ!!」


ドッカァーンッ!!☆ミ


一刀「ぐほぉっ!?」


俺は怒った地和のパンチを食らってしまったのだった。


そしてその後


人和「一刀さん、顔面ジャンケンでもしてるんですか?」


一刀「ほっといてくれ┅」


人和との時間になり、俺は両頬に平手打ちの痕とパンチの痕をつけたまま人和と合流した。


さて、人和は何がしたいのかな?


人和「お祭りといったら元が取れるかもしれないこれですね」


人和が選んだのは輪投げであった。


輪投げ


輪っかを投げて輪を景品に通す単純なものであるが


店によっては引っかけるだけでなく輪が全部通らないと景品が獲得できないというルールが存在する。


人和「さぁ、一刀さんもやってみてください」


そう言って輪を俺に渡す人和であったが


実は縁日の皇帝と呼ばれる俺であるが唯一輪投げだけが苦手であり、景品目掛けて投げても外れまくったりする。


人和「さぁ一刀さん!」


こうなったら奥の手だ!


一刀「秘技・下手な輪っかを投げれば通る作戦!」


シュシュシュッ!!


ようするにありったけの輪を投げまくる技である。


※お店に迷惑なので読者は真似しないでください


だが


カンカンカンッ!


当然ながら入るわけがなく次々と弾かれていく輪っか達


しかも


カンッ!


一刀「おわっ!?」


サッ!


二つの輪っかが俺目掛けて跳ね返り、俺は何とか避けたが


人和「きゃっ!?」


俺の後ろにいた人和の悲鳴が聞こえ、振り向いてみると


バァンッ!!


何と!? 輪投げの輪が人和のおっぱいに填まっていた。


巨乳の天和、貧乳の地和には真似できない並乳の人和にしかできない芸当であった。


一刀「って、感心してる場合じゃない!? 大丈夫か人和!?」


俺が人和に近づくと


ガシッ!


人和は俺の手を掴み


人和「これで私は一刀さんのものですね」


とんでもない言葉を口に出した。


すると


天和「あ~っ! 人和ちゃんったらずるい!」


地和「独り占めはダメなんだから!!」


天和と地和まで現れてしまい


ぐぐいっ!!


天和「一刀は私の~!」


地和「ちぃのよ~!」


人和「末っ子に譲ってください!」


三人は俺の手足を引っ張って取り合いを開始した。


って、俺の意志は!?


と考えているうちに


ブチンッ!


一刀「ぎゃあーっ!?」


俺の体が裂きかけるのだった。


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