#27:ビキニ、それは着るだけで男を倒す威力があるものである!
書いた話が溜まりましたのでしばらくの間、桃遊記と同時投稿します
夏休みの間、三姉妹にこき使わされたくない一刀は剣道部の合宿という名目で不動先輩、愛紗、凪達と共に不動先輩の実家の寺に来ていた。
そして合宿初日からきついことはしたくないという真桜と沙和のブーイングにより、合宿初日である今日は海で遊ぶことになったのだった。
一刀「ぐふふっ♪」
にやけた顔をしながらブーイングしてくれた真桜と沙和に感謝する一刀
一刀「もうすぐ不動先輩の水着姿が見られる♪ 何かなぁ? ミスコンの時のサラシフンドシか? それとも露出の高いビキニか?」
一刀がニヤニヤしながら一人で待っていると
真桜「あ~あ、また先輩ったら鼻の下伸ばしとるで」
沙和「ここにも可愛い子がいるんだから少しは見てほしいなの」
一刀「えっ?」
一刀が声のする方を見るとそこには┅
バァンッ!!
薄水色ビキニの真桜とピンクのベアトップ水着の沙和がいた。
※西森の脳内では萌将伝の水着になっています。
そう。真桜と沙和のいうようにフランチェスカ学園には性格は悪いが他校ならばミスコンで上位を取れるという女子が多くいる。
目の前に水着美女がいるというのに好いているとはいえ一刀は他の女のことは気にならなかった。
一刀「ぐふっ!? 何て威力なんだ!?」
可愛い女の子の水着は物凄い威力であった。
すると
凪「こら二人とも、先輩を困らせるんじゃない!」
そこへタオルを巻いた凪が現れた。
真桜「だって先輩がスケベやから悪いんやもん」
沙和「それより凪ちゃん、早く先輩に水着姿を見てもらうなの」
凪「わ┅私は別に┅!?」
顔を赤くしながら水着姿を見せたくない凪であったが
真桜「ここまで来て何を言うてんねん!」
沙和「沙和も一緒に選んであげた水着を見せてあげるなの!」
凪「うわぁーっ!? やめろ二人とも!?」
凪の抵抗もむなしく
バサァッ!
二人にタオルを外され、そこには
バァンッ!!
小さなフリルのついたピンクのビキニを着た凪がそこにいた!
凪「うわぁーっ!? せ┅先輩、見ないでください!」
恥ずかしさのあまりその場でしゃがんで体を隠す凪
凪「は┅恥ずかしい!? だから私は学校指定水着でいいと言ったのに!」
学校指定水着
すなわちスク水のことである。
真桜「アカンて、スク水は色気が低いんやから」
沙和「それに先輩も凪ちゃんの水着姿が見れて嬉しがってるの」
凪「えっ?」
凪が一刀の方を見てみると
一刀「ぐふっ!?」
鼻血が出している一刀がそこにいた!
凪「せ┅先輩、大丈夫ですか!?」
一刀「あぁ、凪の水着姿は思っていた以上に強烈でな」
普段露出の少ない水着を着ている女の子がビキニ等の露出の高い水着を着るとその破壊力はかなりのものであった。
するとそこへ
愛紗「こらみんな、何を騒いでるんだ」
一刀「あ┅愛紗」
愛紗の声が聞こえ、一刀が振り向くと
バァンッ!!
そこには水色のビキニを着た愛紗がいた!
真桜「なっ!? 愛紗がビキニやと!?」
沙和「凪ちゃんと同じくらい奥手だからワンピースタイプだと思っていたのに強敵なの!?」
しかも凪より胸が大きい分、かなりの破壊力があり
一刀「がはぁっ!?」
その威力は一刀の鼻から鼻血が噴射されるほどであった。
凪「(さすがは愛紗先輩、先輩をめぐるライバルですね)」
凪が愛紗を強敵と認めるなか
愛紗「(は┅恥ずかしい!? ワンピースでは他の皆に負けると思ってビキニにしたが色々と見えすぎではないか!? し┅しかし、一刀殿を落とすためにはこれくらいせねば)」
当の愛紗本人は結構恥ずかしがっていたりする。
真桜「あとは不動先輩だけなんやけど遅いなぁ」
沙和「何をやっているなの?」
皆が不動先輩の到着を待っていると
如耶「皆のもの、遅れてすまぬでござる!」
噂をすればなんとやら、不動先輩が現れたのだが
ジャラジャラッ!
何と!? その水着は貝ビキニであった!?
真桜「か┅貝ビキニやと!?」
沙和「しかもちゃんと本物のホタテ貝を使ったビキニなの!?」
※ちなみに貝ビキニは接触すると怪我をさせるという理由によりプール等では着用禁止となっています。
まさかの水着に皆が驚いていると
如耶「いやぁ、実は水着を持ってくるのを忘れてしまってな、ちょうど浜辺のゴミ捨て場にホタテ貝があったので水着にしてみたのだ」
水着を忘れたからって貝ビキニを着用する人なんていないだろう
如耶「どうだ皆、それがしの水着はおかしいか?」
と言いながら体を回転させる不動先輩
貝ビキニは前は貝で隠しているが後ろは紐のみという極めてエロい水着であり、更に恋する不動先輩がそんな姿で現れたので┅
一刀「がはぁーっ!?」
ブッパァーーンッ!!
ばたぁっ!
一刀は顔の穴という穴から血を噴き出し倒れてしまった。
真桜「七孔噴血かい!?」
七孔噴血┅両目、両耳、鼻の穴、口の七つの穴から血が噴き出すこと
如耶「大丈夫か北郷殿、暑さでやられてしまったか?」
沙和「先輩のその天然が羨ましいなの」
一方、かやの外にされてしまった愛紗と凪は
愛紗「(貝ビキニだと!? その手があったか!?)」
凪「(さすがは不動先輩、ラスボスですね!?)」
羞恥心ゆえにビキニにまでしか手を出さなかったことを後悔していたのだが
愛紗「(だがまだ合宿は始まったばかり!)」
凪「(是非ともこの合宿で)」
愛紗・凪「「((一刀殿・一刀先輩)との仲を縮めてみせる!)」」
夏だというのに燃えまくる二人であった。