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#23:白鳥相撲は力が強い方が勝つとは言い切れない

俺、北郷一刀を賭けた張三姉妹VS麗羽達によるプールを使った対決もついに天和VS麗羽の最終決戦を残すのみ


だが勝負内容は観客達のエロを利用し、麗羽が提案した『袁家に伝わる回しを着用した水上相撲』に決定した。


一刀「爆乳VS爆乳の対決、これは絶対に目を離しちゃいけないな!」


ジャキンッ!


俺が何処から取り出したのか多数のカメラを用意して構えると


ドッカァーーンッ!!☆ミ


地和「この変態!!」


一刀「ぐふぅっ!?」


地和に後ろから殴られ、カメラも破壊されてしまった。


するとその時


麗羽「おーほっほっほっ! お待たせしましたわ!」


バァンッ!!


手でおっぱいを隠し、白鳥の回しを着けた麗羽が登場すると


「「「うおぉーーっ!!」」」


観客達(主に男)が大いに盛り上がった。


まぁ、麗羽も性格はともかくスタイルはいい方だしな


人和「姉さんに勝機はありますかね?」


地和「無理に決まってるじゃない! 運動神経は無いし、私達の中じゃ一番恥ずかしがり屋な姉さんが勝てるわけ無いわ」


確かに天和と麗羽じゃ天和の方が圧倒的に不利だ。


俺達がそう話していると


天和「みんな、お待たせ~!」


天和が手を振りながらやって来た。


ま┅まさか天和の奴、手ブラではなくトップレスで戦う気か!?


俺は嬉しいけどアイドルとしてそれはどうなん┅!?


そう思って俺達が天和の方を見てみると


バァンッ!!


天和は回しを着用し、水着のブラまで着用していた。


地和「ね┅姉さん、何なのよそれ!?」


天和「これなら恥ずかしくないから大丈夫だし、両手が使えるから有利でしょ。私って頭いいね♪」


まさかブラを着用するだなんて!?


しかし、そんな手が許されるはずもなく


麗羽「天和さん、この試合で着用可能なのは回しだけですわ!」


バッ!


正論を言う麗羽に天和はブラを剥ぎ取られ


天和「きゃーっ!!」


トップレスとなってしまった天和は手でおっぱいを隠してその場にしゃがんだ。


くぅ、俺としたことが生おっぱいを見逃してしまったぜ!


それはさておき


陳琳「さぁ、泣いても笑ってもこれが最後の戦いとなります! 麗羽選手と天和選手による白鳥の回しを着用した水上相撲の開催です!」


うおぉーーっ!!


回し一丁の二人の姿に観客達は興奮しまくっていた。


麗羽「おーほっほっほっ!」


天和「ふえぇ~ん!? 恥ずかしいよぅ」


手でおっぱいを隠しているとはいえ堂々と立つ麗羽に対して天和は恥ずかしがっていた。


さすが麗羽、羞恥心がない女だけあるぜ


陳琳「それでは両者、見合って見合って、ハッケヨイ! のこった!」


そしてついに戦いが開始され


麗羽「そらそらそらーっ!!」


ビビビッ!!


天和「うわぁーっ!?」


麗羽による白鳥の突きが天和に襲いかかった。


地和「何よあの麗羽の戦闘力!?」


人和「まるで人が変わったみたいです!?」


確かに普段の麗羽の戦闘力は軍師よりは強いが桃香に匹敵するほど弱い


その麗羽があれほどの戦闘力を見せるだなんて!?


猪々子「驚いたか!」


斗詩「麗羽様は白鳥の回しを着けた相撲では無敗を誇る最強の力士なんですよ」


な┅何だと!?


真直「まぁ、全ての対戦相手が天和さんのように恥ずかしくて戦えなかっただけなんですけどね」


成程。


と話し合っている間に


陳琳「あぁーっと、天和選手、ついに土俵であるマットの端に追い詰められてしまった!」


天和が土俵際まで追い詰められてしまった。


麗羽「おーほっほっほっ! 観念して降参なさい。いま降参すればおっぱい丸出しは勘弁して上げてもよろしくてよ」


麗羽の奴、自分が勝ったら天和のおっぱいを観客達に見せつけるつもりだったのか!?


しかし、天和は


天和「だ┅ダメだよ!? 私が降参しちゃったら一刀が麗羽さんのものになっちゃうもの!?」


そう。麗羽は生徒会長である華琳が気に入っている俺を自分の物にして華琳を悔しがらせたい


そのためだけにこんな大会を開催したんだ。


麗羽「なら覚悟なさい!」


ぐぐっ!


麗羽はしゃがみながら構えると


麗羽「秘技・白鳥彗星撃!」


ブォンッ!


天和に必殺技の一撃を繰り出した。


地和「あぁっ!?」


人和「天和姉さん!?」


あんな一撃を食らえば天和はブッ飛ばされてしまう!?


誰もがそう予想したその時だった。


天和「ひぃっ!?」


天和が恐怖のあまりその場にしゃがんでしまい


すかっ!


麗羽「えっ?」


麗羽の一撃が空振りに終わった瞬間


くるくるっ!


麗羽「あ~れ~!?」


渾身の一撃が空振りに終わり、体のバランスを崩してしまった麗羽は回転し、土俵際まで追い詰められてしまった。


あとはそのまま落ちるのを待つだけであったが


天和「麗羽さん!?」


ガシッ!


天和が麗羽の落下を阻止しようと片手で麗羽の回しの白鳥部分をつかんだ。


地和「姉さん、何をやってるのよ!」


天和「だって、戦いあった仲なんだよ。見捨てるなんてできないよ」


麗羽「天和さん┅」


天和の優しさにさすがの麗羽も感動したその時だった。


すぽっ!


麗羽「えっ?」


天和「えっ?」


白鳥部分をつかんだため麗羽の体が回しからすぽっと抜けてしまい


バシャンッ!


哀れ、麗羽はプールに落ちてしまった。


その直後


麗羽「あぷあっぷっ!?」


泳げない麗羽はプールの底に足がつかず暴れた後


ブクブクっ┅


そのままプールの中に沈んでしまった。


その瞬間


陳琳「えぇ、麗羽選手の不浄負けにより、天和選手の勝ち!」


天和の勝利が宣言されたのだが


猪々子「って麗羽様!?」


斗詩「いまお助けしますね!?」


バシャンッ!!


麗羽を救出すべく我に返った側近の二人がプールに飛び込むと


猪々子「ぶはぁっ!?」


斗詩「大丈夫ですか麗羽様!?」


麗羽「うっぷ!?」


麗羽は無事に救出されたのだが


でっぷーんっ!


水を大量に飲んだせいでお腹が膨らんでしまった。


猪々子「麗羽様がデブに!?」


斗詩「驚いている場合じゃないよ!? 早く水を吐かせないと!?」


ピューピューッ!!


膨らんでいる麗羽のお腹を押して水を吐かせると


麗羽「う~ん┅。はっ!?」


麗羽が目を覚ました。


斗詩「よかった。目を覚ましたんですね」


そして目を覚ました麗羽は


麗羽「ムッキィーーッ!!」


そのまま勢いよく立ち上がると


麗羽「天和さん、これで勝ったと思わないことですわ! そこのブ男は必ず奪い取ってやりますから覚悟なさい!」


ビシィッ!!


天和に向かって指を差しながら宣戦布告してきた。


ぷるんっ♪


「「「うおぉーーっ!!」」」


回しが外れて全裸だというのに


麗羽「猪々子、斗詩、真直、こんなところに長居は無用。さっさと帰りますわよ!」


猪々子「えっ!? ちょっと麗羽様!?」


麗羽は全裸なのに隠そうとせずそのまま去っていった。


斗詩「恥ずかしいので体を隠してください!?」


真直「はぁ、このプールを貸し切るのに使った費用が無駄になりました」


そして麗羽一行はプールから去るのだった。


一刀「結局、この戦いは何だったんだ!?」


俺的には無駄に時間を使ったようにしか見えなかったその時


天和「一刀~♪」


一刀「んっ?」


突如天和に呼ばれて振り向くと


ぷるんっ♪


天和「私、勝ったよ~! 褒めて~♪」


手で隠すのを忘れ、おっぱい丸出しの天和が俺に迫ってきた。


こ┅これは!?


このままおっぱいが俺に押し付けられるエロイベントなのか!?


ところが


ドカァッ!!☆ミ


一刀「ぐふぅっ!?」


そううまくいかず、回しの白鳥が俺に当たり、俺はブッ飛ばされるのだった。


天和「一刀!? しっかりしてよ一刀!?」


地和「姉さん、そんなことより胸を隠して!」


人和「結局こういうオチですか」


そううまくいくはずもないのだった。


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