#15:ドキッ!?ポロリだらけのミスコン水着審査
突如、一刀を優勝賞品としてミスコンが開催され、参加選手が燃えるなか、次なる審査が行われようとしていた。
そして優勝賞品である一刀はというと
華佗「おい一刀、目を覚ませ」
一刀「ん~?」
前回不動先輩によって食らわされたマッサージが気持ちよすぎたせいで意識を失っていたが次の審査を前にようやく目を覚ました。
一刀「やべっ!? 寝ちまったか!? ミスコンは?」
華佗「安心しろ。ちょうど次の審査が始まるらしい」
一刀「それはよかったぜ」
一応自分も審査員のため欠場するわけにはいかなかったりする。
一刀「そういえば次の審査って何なんだ?」
一刀が聞くと
及川「次なる審査は水着審査やで、めんたまかっぽじってよう見ときや」
ジャーンッ!
そう言う及川はしっかりと大量のカメラを用意していた。
及川「あぁ、楽しみやで」
一刀「相変わらずだな」
しかし、当の一刀本人も忘れていたがすぐに気付いた。
一刀「(不動先輩の水着姿が見れるチャンスじゃねぇか!)」
学年が一つ上の不動先輩の水着姿なんて滅多に見れるものではないため興奮しまくる一刀
一刀「(俺が賞品とはいえミスコンを開催されてよかった!)」
しかし、まだこの時は誰も知らなかった。
このミスコンが後に伝説のミスコンと呼ばれることになることを!
そしてついに┅
陳琳「さぁ、それでは出場選手の準備ができたとのことで出てもらいましょう。どうぞ!」
バサッ!
そしてカーテンから出場選手達が通る度に
「「「おおぉーーっ!!」」」
男子達の声が鳴り響いた。
桃香はピンクのフリル付きビキニ
華琳は黒ビキニ
蓮華は赤のビキニ
そして
天和「じゃ~ん!」
人和「少し恥ずかしいですね」
天和達張三姉妹はそれぞれ色違いのチューブトップビキニであったが
地和「な┅何よこれ!?」
ぷるるんっ♪
同じ水着を着ると目立つのが胸であり、貧乳の地和より巨乳の天和と並より上の人和が目立っていた。
地和「そりゃ同じ水着にしようって言ったのはちぃだけどまさかこんなことになるだなんて┅」
自ら墓穴を掘ってしまったことにショックを受ける地和
だがより観客である男子達から声を出された人達がいた。
「「「うおおぉーーっ!!」」」
月「恥ずかしいですぅ┅」
普段はスク水等のワンピース系の月が大胆にも白のビキニで登場し
如耶「ふむ、自分で着ておいて何だがこれは合っているのだろうか?」
不動先輩にいたってはサラシフンドシという現代では見かけないスタイルであった。
これには観客も大盛り上がりであり
一刀「うおおぉーーっ!! 不動先輩の水着姿ーっ!!」
一刀も興奮しまくっていた。
及川「ミスコン開いてよかったやろかずピー♪」
一刀「あぁ及川、素晴らしいことを提案してくれたぜ!」
そして全員が出たかと思いきや
華佗「麗羽がまだだな」
一番うるさい麗羽がまだ登場していなかった。
一刀「どんなので来るんだろう? 星条旗マイクロビキニか? それともスリングショットか?」
及川「麗羽のことやから目立つためにトップレスやったりしてな」
色々な想像をする一刀と及川
だが残念ながらトップレスは無い
何故ならこの水着審査はポロリをした時点で失格になるルールがあるのだから
すると
麗羽「おーほっほっほっ! 皆さん、お待たせしましたわ!」
遅くなりながらも麗羽が登場したのだが
キランッ☆
そこには全身に金箔を貼られた麗羽がいた。
一刀「これは想像をはるかに越えたぜ!?」
及川「ほんまに水着なのかって突っ込みたいけど今はスルーや!」
そして全員が揃ったことにより
陳琳「それでは出場選手が揃いましたので水着審査を開始です┅」
水着審査が開始されたのだが
始まった直後
麗羽「うぅっ!?」
麗羽が苦しみながら転がった。
その理由は┅
麗羽「い┅息ができませんわ!?」
全身に金箔を貼ったことによる呼吸困難であった。
※読者は絶対真似しないでください
斗詩「あーもうっ、だから言ったのに」
猪々子「急いで金箔を剥がそうぜ」
真直「少し痛いですけど我慢してくださいね」
麗羽を救出しようと側近の三人が舞台に上がり
ゴシゴシッ!!
金箔を剥がそうとブラシで麗羽の体を擦りまくった。
麗羽「いたたっ!? やめなさい!?」
斗詩「やめません!」
猪々子「死ぬよりマシでしょ!」
やがて金箔は剥がされたのだが
バァーンッ!
麗羽「い┅痛いですわ!?」
後に残ったのは全身を擦られたことにより因幡の白兎のごとく皮が赤くなった全裸の麗羽が倒れていた。
陳琳「おぉーっと、開始早々に麗羽選手がポロリをしたことにより脱落決定です!」
あんなに痛い思いをした上に失格になってしまう哀れな麗羽であった。
そしてここから失格者が続出していくことをこの時は誰も知らなかった。
陳琳「それでは皆さん、気を取り直して水着姿でポーズするなりアピールしてください」
陳琳がそう言うと
雪蓮「なら私に任せなさい!」
バッ!
蓮華「姉様!?」
蓮華の姉である雪蓮が舞台へと上がり
雪蓮「よいしょっと!」
蓮華「きゃっ!?」
蓮華を自分の肩の上に担ぎ上げ、蓮華のお尻を観客や審査員である一刀達に向けると
雪蓮「それ~っ!」
ぐいんっ!
雪蓮は蓮華のパンツを引っ張りTバックにした。
「「「うおおぉーーっ!!」」」
蓮華「ちょっと姉様、一体何をやってるんですか!?」
雪蓮「何ってあなたの魅力はお尻でしょ。なら迫力見せないとね♪」
ぐいんっ!
更に水着を引っ張りお尻を強調させる雪蓮
一刀・及川「「うおおぉーーっ!!」」
このお尻の迫力に観客だけでなく一刀と及川も興奮し
雪蓮「それっ! もっといくわよ!」
蓮華「やめてーっ!!」
ぐいんっ┅
更に雪蓮は水着を引っ張ったその時!
ブチンッ!
雪蓮「へっ?」
雪蓮が水着を引っ張りすぎたせいで水着が千切れてしまい
ぷりんっ♪
蓮華のお尻が丸見えとなり
「「「がはぁっ!?」」」
観客達はあまりの迫力に倒れ
一刀「ぶふっ!?」
及川「お宝映像やーっ!」
一刀が鼻血を噴き、及川が興奮しまくるが
陳琳「蓮華選手、ポロリにより失格です」
ルールにより蓮華は失格になってしまった。
雪蓮「えっ? 失格┅!?」
そしてその直後
蓮華「えいっ!」
雪蓮「あたっ!?」
ドカァッ!!
雪蓮は蓮華の肘打ちを食らい、そのまま倒れると
思春「蓮華様、これを纏いください」
蓮華「ご苦労思春」
甘寧 思春
蓮華の護衛。忠実な性格であり、蓮華が気に入っている一刀のことが気に入らない
解放された蓮華は思春から受け取ったタオルを腰に巻くと
蓮華「ね┅姉様のオタンコナスーっ!」
泣きながら舞台から走り去るのだった。
思春「この事は冥琳様に報告しますので」
雪蓮「ちょ┅待ってよ思春!?」
雪蓮が一番恐れている冥琳に報告されてはたまらないと先を走る思春を追いかける雪蓮であった。
華琳「ふんっ、敵前逃亡とは情けないわね。悪いけど優勝は私がもらったようなものね」
と華琳が胸を張ったその時
ぼとっ!
華琳「あっ!?」
華琳の胸から肌色の柔らかいもの
すなわち胸パットが落ちてしまった。
参加者に巨乳が多いために貧乳の華琳がとった手段であるが
春蘭「ああぁーっ!? 華琳様のおっぱいが落ちた!?」
桂花「一大事じゃないの!?」
パットであることを知らない春蘭と桂花は舞台へと上がり
桂花「華琳様、大丈夫ですか!?」
華琳「えっ!? 大丈夫よ。だってこれはパット┅」
春蘭「今すぐおっぱいをくっつけますね!」
そして
ブチッ!
春蘭は華琳のブラを剥ぎ取るが
陳琳「華琳選手、ポロリにより失格です」
水着を剥がされたことで華琳は失格になってしまった。
春蘭「そんなことはどうでもいい! 今は華琳様のおっぱいをくっつけねば┅」
桂花「あれ? 胸がある」
小ぶりであるが華琳の胸があることを二人が確認すると
華琳「あ~な~た~た~ち~!」
華琳は手で胸を隠し
華琳「この私に恥をかかせるだなんて何をしてくれてるのよ!」
春蘭「あぁーっ!?」
桂花「お許しくださ~い!?」
華琳は逃げる二人を追いかけ、会場の外まで追いかけるのだった。
早くも三人が脱落するなか
月「へうぅ~!? もう我慢できません~!?」
これまで賞品である一刀のためにと周囲の目線に耐えてきた月であったが、ついに耐えきれずその場にしゃがんでしまった。
その直後
ドダダァーーッ!!
詠「月ーっ! 今すぐ助けるからねーっ!!」
月「詠ちゃん!」
月の親友である詠が舞台に上がってきた。
賈駆 詠
月の親友。本心では嫌であるが月に付き合う形で男子寮の副管理人になる。不運体質
舞台に上がった詠は大きな布で月を包むと
詠「だからこんなの出なくていいって言ったのに、もう帰ろう」
月「うん。ごめんね詠ちゃん」
月は詠に連れられて辞退することになった。
そして更に
如耶「あぁ陳琳くん、ちょっとすまない」
陳琳「何でしょうか?」
如耶は陳琳を呼ぶと
如耶「少々お腹を壊してしまってな、それがしは辞退させてもらう」
腹痛を理由にミスコンを辞退するのだった。
一刀「なっ!? 不動先輩が辞退するだなんて!?」
及川「よしよし」
これに一刀はショックを受けるのだった。
早くも五人が脱落したことにより、残るは桃香、天和、地和、人和の四人となった。
一方
地和「(このメンバーじゃちぃが一番不利じゃない!?)」
残っているメンバーで一番貧乳の地和は焦っていた。
何故ならミスコンの多くはスタイルが影響する。
顔がほぼ互角な以上、命運を分けるのはスタイル、得に胸囲である。
地和「(こうなったら┅)」
こそこそっ┅
天和「誰が優勝しても文句無しだからね!」
人和「負けませんから」
地和はこっそり天和と人和の後ろに近づき
地和「ごめ~ん。手が滑っちゃった!」
シュバッ!!
わざとらしく腕を振るい
しゅるっ┅
人和「きゃっ!?」
天和「いや~ん!!」
天和と人和のブラを剥ぎ取った。
その結果
陳琳「おぉーっと! 天和選手、人和選手、共にポロリしたため失格です!」
二人はポロリと見なされ失格になってしまった。
天和「ちぃちゃんひどいよ~!」
人和「それが姉妹に対してやる行為ですか!」
地和「黙りなさい! この世は姉妹だろうが家族でも敵なのよ」
これで残るは桃香と地和だけとなり
桃香「負けませんよ地和ちゃん!」
ぐぐっ!
桃香が気合いを入れようと胸に力を込めた瞬間
ぶちんっ!
桃香「へっ?」
桃香のブラが千切れてしまい
陳琳「おぉーっと! 桃香選手、ポロリにより失格です!」
桃香はポロリしたことにより失格になってしまった。
桃香「そんな~!? こんなことなら新しい水着を買っておけばよかったよ~!!」
泣く泣く舞台から降りていく桃香
そしてこの結果により
地和「えっ!? まさかちぃが優勝したの!?」
一人残された地和が優勝下のかと思いきや
天和「そんなわけないでしょ~!!」
人和「さっきの礼は返して上げますからね」
地和「げっ!?」
二人は地和に近づき
地和「ぶ┅ブラ取らせないんだからね!?」
地和はポロリを避けようと胸を押さえるが
天和「甘いねぇちぃちゃん、私達は同じ様にブラは狙わないよ」
地和「えっ?」
人和「狙いはこっちです!」
シュバッ!!
人和の手が地和に繰り出され
地和「いやーっ!?」
人和「いただきました」
人和によってパンツを脱がされ下半身丸出しになった地和ができてしまった。
陳琳「おぉーっと! 地和選手、ポロリにより失格です」
地和「そんなことはどうでもいいのよ! ちぃの敗けは決まったんだからパンツ返してよ!」
股間を押さえた地和は天和達に手を向けるが
天和「や~だよ! しばらくその姿で反省なさい」
地和「そんな~!?」
パンツを返してくれない姉妹にショックを受ける地和
するとその時
一刀「はぁ~、不動先輩┅、んっ?」
さっきまで不動先輩を見ていた一刀が地和を見た瞬間
地和「この一刀! こっち見てんじゃないわよ!!」
一刀「わっ!? 何だ!?」
地和は一刀目掛けて拳を繰り出したが
つるっ!
地和「へっ?」
一刀「えっ?」
片手で股間を押さえたまま走っていたのでバランスを崩してしまい
地和「きゃーっ!?」
一刀「うわぁーっ!?」
ばったぁーんっ!!
そのまま一刀の方へ倒れてしまった。
しかも┅
地和「いたた┅、はっ!?」
一刀「むぐぐっ!?」
バァーンッ!!
ひっくり返ってしまい、一刀の鼻に尻を押し当てるような体勢にである。
地和「い┅いやあぁーーっ!!」
バッチィーーンッ!!
一刀「ぐほぉっ!?」
この後、一刀は頬が大きく膨らむくらい強烈なビンタを食らってしまうのだった。
陳琳「おやおや大変なことになってしまいました。何と、本戦開始前に全員が脱落ということで優勝者は無し┅」
このまま全員脱落ということでミスコンは終わるのかと思われたその時だった。
白蓮「ちょっと待ったぁーっ!!」
突然舞台にスク水姿の白蓮が登場した。
陳琳「どなたですか? 悪いですが飛び入りは受け付けてませんけど」
白蓮「飛び入りじゃない! 私は最初からエントリーしていたぞ!」
そう。頭のいい読者なら気付いたかもしれないが
出場選手を全員出してみると
桃香、華琳、蓮華、月、如耶、麗羽、天和達三姉妹
全員で十名いるはずの出場選手が九人しかいないのがわかる。
その最後の一人が白蓮なのだ!
公孫賛 白蓮
成績は常に普通。影が薄く、出席を取る際にもよく来ているのに欠席扱いされる。
陳琳「これは予想外! 影の薄さがここに来て有利になったか!」
白蓮「誰が影が薄いだ! それよりミスコンはどうした? 誰もいないじゃないか」
周囲を見た白蓮は出場選手が自分以外いないことを指摘すると
陳琳「それがですねぇ、皆さん各々の事情で脱落しちゃいましてあなたしか残ってないんですよ」
陳琳がそう説明した瞬間
白蓮「何だって!? ということは、私が優勝か!? やったぁー! 目立ちたいがために参加したかいがあったぞ!」
優勝して喜ぶ白蓮であったが
ババァッ!!
白蓮「はっ!?」
背後に服を着た桃香、華琳、蓮華が現れ
桃香「ずるいよ白蓮ちゃん!」
蓮華「後から出てきて優勝するだなんて卑怯だぞ!」
華琳「出場選手の大半がポロリしたんだからあなたも脱ぎなさい!」
白蓮「うわぁーっ!? やめろーっ!?」
抵抗する白蓮であったが三人の力には勝てず
シュバッ!!
白蓮「わぁーっ!?」
スク水を脱がされ全裸にされてしまい、結局優勝者は無しということでミスコンは終了した。
ちなみに映像を記録した及川であったが
当然ながら桂花、思春、詠等がそれを許さず記録したものは写真、ビデオ等全て破壊され
他の見物していた男子達も及川同様記憶消去のため殴られ、このミスコンに関しては箝口令が出された。
ちなみにこの騒動の中で特に被害がなかったのは女体に対して興味がない華佗と
一刀「何があったのか思い出せないな!?」
地和の尻を顔に食らったショックで記憶が飛んでしまった一刀だけという