#14:これは本当にアピールなのかどうか謎だ!
俺の名は北郷一刀
ある日、女体の刺激が欲しいと感じた及川がミスコンを開催し、その賞品が何と俺を自由にできる権利だそうで多くの女子が参加したのだが当然ながら俺の許可なく行ったことなので俺は辞退しようと思ったが憧れの不動先輩まで参加していると知り辞退を拒否するのだった。
陳琳「それでは出場選手十名が揃いましたところで大会を始めたいと思います」
そう。この大会は先着十名というわけで当然であるが大会に参加できずにいた女子も何人かいた。
真桜「凪、何で出えへんかったんや?」
沙和「出てれば沙和達がサポートして優勝すればお似合いカップルが誕生したかもしれないのに惜しいなの」
凪「わ┅私のような傷だらけの女と先輩がお似合いなわけないだろう!」
別の席では
鈴々「愛紗は何で出なかったのだ?」
張飛 鈴々
桃香、愛紗の義妹。大食らいで元気だけがとりえ
愛紗が義妹である鈴々に聞かれると
愛紗「わ┅私はこのような大会に出るほどの美貌なんて無いからな」
愛紗がそう言った直後
星「ほほぅ、これほどの美貌を持っていながら美貌が無いなんてどれほど嫌みなことか」
むにゅにゅんっ!
愛紗「わぁーっ!?」
愛紗は後ろから星に胸を揉まれまくっていた。
趙雲 星
メンマが好物で自称恋愛マスターと呼んでいるが当人はただからかいたいだけ
また別の席では
恋「┅恋も出たかったのにねねに邪魔された」
ねね「それは恋殿をこんな卑猥な大会に出すわけにはいかなかったからなのです! 肉マン百個奢るので許してくださいなのです!?」
恋「┅ダメ。二百個」
様々な理由で参加できなかった人もいたらしい
陳琳「それではまずはアピールタイムといきましょう! 各自、自慢できる点を披露してください。なお、先着順になりますのでダブらないようにお願いします」
そうこうしている間に審査が開始されたようだ。
桃香「先着順なら私が一番にやらせてもらいます! 私の自慢はねぇ┅、えぇと┅」
世の中には桃香のように考えもせずつい急いてしまう人もいるようだが
桃香「あっ!」
桃香は何かアピールできる点を思い付いたらしい
桃香「私の自慢は┅おっぱいです!」
ぷるんっ♪
そう言いながら胸を揺らす桃香
陳琳「おぉーっと! 桃香さんは巨乳をアピールしてきた!」
及川「確かに桃香のおっぱいは学園でも上位クラスやからなぁ」
それは否定しない
そして次に手を挙げたのは
蓮華「私が行こう」
蓮華だった。
蓮華「こほん。私のアピールできるところは真面┅」
蓮華が真面目と答えようとしたその時だった。
雪蓮「やっぱ┅」
雪蓮「このお尻でしょ!」
パァンッ!!
蓮華「きゃっ!?」
蓮華の姉であるフランチェスカ学園OGの雪蓮が現れ勢いよく蓮華の尻を叩いた。
孫 雪蓮
フランチェスカ学園OG。蓮華の姉であるが性格は不真面目で現在は呉寮に居候中の無職
雪蓮「みんな~、妹のお尻をよろしくね~」
蓮華「ちょっと姉様!」
雪蓮が現れ場は混乱するも蓮華のアピールは終わった。
華佗「ふむ、尻の大きさは健康的だというからな」
さすが華佗、女を性的な感じで見ていないな
続いてのアピールタイムは
華琳「私の自慢できるのは色々とあるけど┅」
そう。華琳は完璧超人と呼ばれるべき存在
勉学優秀、武力最高、家庭能力満点というまさに完璧超人なんだよな
及川「これで胸と背丈が大きかったらより完璧やったんやけどなぁ」
及川がそう言うと
春蘭「貴様ぁ、華琳様に足りない点があるとはどういうことだ!」
めきめきぃっ!!
及川「あだだぁーっ!?」
及川が突然現れた華琳の部下である春蘭にコブラツイストを食らってしまった。
夏侯 春蘭
武力に優れ、生徒会所属の華琳の部下。本来なら華琳と同学年なのだが頭が悪いため留年し、一学年下になっている。
華琳「私のアピールは料理よ」
そんなこんなで華琳のアピールが終わり
月「次は私がやります」
月が手を挙げた。
じぃーっ!!
月「へぅ~!?」
しかし、恥ずかしがり屋の月は大勢の目を向けられることに照れながらも
月「わ┅私のアピールは掃除です┅」
何とかアピールを終えた。
頑張れ月!
そしてついに
天和「私達のアピールはもちろん!」
地和「歌に決まってるじゃないの!」
人和「今度新曲出しますのでよろしくお願いします」
天和達三姉妹は同時に発表してきた。
先着順だというのに三人同時だなんていいのだろうか?
陳琳「これについてはどうなんでしょうか?」
審議が入るなか
及川「かわいいからよし!」
大会主催者である及川の一言で許可が出てしまった。
麗羽「おーほっほっほっ!ようやくわたくしのアピールタイムですわね。わたくしのアピールできるところといえばやはりこの美の神であるビーナスをも羨む美貌に決まってますわ」
まぁ、麗羽は置いとくとして
そしてとうとう
如耶「それがしの番か」
不動先輩の番がきた!
如耶「そうだなぁ、料理は得意な方だが曹くんに取られてしまったし┅」
先着順なのが悔しいぜ
すると
如耶「そうだ。あれがあったな」
不動先輩は何かを思い付くと
如耶「北郷くん、ちょっと来てくれたまえ」
一刀「えっ?」
いきなり俺を呼び出した。
何をする気なんだろう?
と、俺が不動先輩に近づいた瞬間
如耶「では、いくぞ」
ぺきぺきっ!
不動先輩は指を鳴らすと
如耶「ハァッ!!」
一刀「えっ? ぎゃあぁーっ!?」
不動先輩は俺に関節技を仕掛けてきた。
陳琳「おぉーっと! これはすごい! 不動先輩のアピールはまさかのプロレスでしょうか!?」
及川「まさか和風と呼ばれる先輩にこんな一面があったやなんて!?」
俺だって驚きだよ!?
だが
華佗「いや、あれはプロレス技ではなく整体術だ」
華佗が真面目な顔をして言った。
陳琳「整体術ですか?」
華佗「あぁ、見た目はプロレスの関節技のようだが実は体の各所に対してマッサージをしている。一刀が悲鳴をあげてるのは体が痛んでいる証拠だ」
陳琳「成程!」
医術に詳しい華佗がいなければわからなかったな
めきめきぃっ!!
一刀「ぎゃあぁーっ!?」
そして、周囲から見れば関節技のオンパレードを食らい続けた俺は
一刀「あぁ、何だか体が柔らかくなった気がする~」
体の調子が更によくなった気がするのだった。
陳琳「そして最後のアピールは┅」
陳琳が何かを言っているが今の俺の耳には何も入らず、少しの間、放心状態になる俺であった。