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#1:アイドル達の兄になったからって必ずしも幸せになるとは限らない

相変わらずの文章ですが楽しんでいただけましたら幸いです。


俺の名は北郷一刀


東京の何処かにある恋姫市のフランチェスカ学園に通う17歳の高校生だ。


突然だが読者の皆さん、アイドルや芸能人と家族になりたいと思うかい?


そりゃ有名人と家族になりたいという人は多いだろう。


だけど俺はそんな機会があったとしても絶対拒否するね


何故なら┅


俺は既にアイドルと家族になり、その(つら)さを経験しているからだ!


恋姫市フランチェスカ学園


少し前まで女子校だったが去年から共学となり数人の男子生徒も通うようになる。


かくいう俺もその一人だ。


そして俺がいつものように学園に続く道を通っていると


及川「おっすかずピー!」


華佗「おはよう一刀!」


同じ数少ない男子生徒である及川と華佗と遭遇した。


まぁ二人とは同じ通学路だし、同じ時間に学園に着くから出会わさない方が珍しいんだけどね


及川「それよりかずピー、今朝のニュース見たか?」


一刀「ニュース? また変質者でも出たのか?」


及川「ちゃうちゃう、何と世間が大激震するビッグニュースやで! それは┅」


及川「アイドルグループ『Ko-kin党』解散やて! わい昨夜から泣きすぎて思わず脱水症状になりかけたで!?」


この及川という男、アイドルオタクである。


アイドルグループ『Ko-kin党』


この世界における有名なアイドルで美人三姉妹によるユニットだ。


別に俺は及川ほどのアイドルオタクではないのだが、何故そこまで詳しいのかというと┅


彼女達が俺が二年前まで一緒に暮らしていた義妹達だからだ!


あれは俺が中学生になったばかりの頃、


当時俺は東京ではなく父さんと共に九州で暮らしていたが


父さんが母親を亡くした俺のためにと再婚を決意したのだ。


当時の俺は別に父さんが再婚しようが気にしなかったのだが今を思えば俺はタイムマシンがあれば絶対に止めようと企んだんだと思う。


再婚したその女性が元大物アイドルであり、彼女に三人の連れ子がいなければの話だが


その三人の連れ子というのが現役アイドルグループ『Ko-kin党』のメンバーである(ちょう) 天和(てんほう)、張 地和(ちーほう)、張 人和(れんほう)の三姉妹で俺と同年齢だが誕生日は俺の方が少し早いということで俺は一応義兄となった。


一刀の父「一刀、三人はアイドルなんだから兄であるお前がしっかり支えてやるんだぞ」


一刀「うん。わかったよ父さん」


この時、三人を支えるという言葉を出したことを俺は後に後悔した。


何故なら三人は┅


天和「一刀~、早くタオルちょうだい!」


地和「一刀、早く水を出しなさいよね!」


人和「一刀さん、明日までにこのビラを百、いや千枚用意お願いします」


兄であり、マネージャーである俺をこき使いまくる悪魔達だからだ。


ちなみに彼女達の母は父さんと再婚した直後に海外へと出ていき、父さんに彼女達の悪魔っぷりを報告しても


一刀の父「あんなかわいい娘が三人も側にいるんだから我慢しなさい」


と、まるで他人事のように話を聞いてくれなかった。


その後も俺は三人の悪魔達に散々こき使わされ、不運にも学校でも同じクラスであったために学校でもパシリのごとく扱いを受け続け、更に天和の奴が┅


天和「私達は一刀と同棲しているんだよ」


と、転入初日に言ってしまったもんだから


男子達「「「何だとーーーっ!!」」」


俺は嫉妬に燃える男子達からいじめを受け続けた。


その後も俺に不運が続き、夏休みや冬休みの宿題は押し付けられ、小遣いやお年玉は三姉妹の方が多くもらい、更にこき使わされる毎日を俺は三年間も味わい


父さんも完全に三姉妹の(とりこ)になっていて味方もおらず、このままではいずれ死んでしまうと確信した俺は


中学を卒業すると同時に


『もう三姉妹には付き合いきれませんので家出させてもらいます。 一刀』


と書き置きを残して上京した。


その後、上京した俺は幸運にもフランチェスカ学園関係者と遭遇し入学することができ三姉妹の接待という地獄から解放された。


あぁ、今を思うとあの地獄の三年間は泣けてくるぜ


及川「かずピー、泣くやなんてそんなに『Ko-kin党』の解散がショックやったんやな」


そうでもないが弁明するのも面倒なのでそういうことにしておこう


とにかく、俺はあの悪魔の三姉妹から解放されたんだ!


あぁ、あの時の俺よ。


お前の不幸は三年間我慢すれば消えるのだと伝えたい!


華佗「そういえば今日は朝から学園長の連絡があるらしいぞ」


及川「えぇ~、朝からあんな学園長なんて見たないで」


及川の言葉に俺も華佗も心の中で同感するのだった。


それから時間が経過し


貂蝉(ちょうせん)「全校生徒の皆さん、おはようふんっ♪」


フランチェスカ学園学園長の貂蝉さん


一応俺をこのフランチェスカ学園に転入させてくれた恩師の一人でもあるがそう言いたくはない


この学園長がてっぺんハゲの三つ編みでマッチョなオカマかつ普段着がピンクのパンティである変態だからだ。


貂蝉「今日は朝からみんなに重大なお話があるのよん♪」


体育館に集められた俺を含む全校生徒は朝から学園長の姿なんて見たくないだろう


貂蝉「何と、今日からこの学園に編入してくる生徒がいるのよん。入ってきなさい」


そしてその編入してくる生徒というのが


天和「どうも~張 天和で~す」


地和「張 地和よ!」


人和「張 人和です」


ブフゥッ!!


三人の姿を見た瞬間、俺は思いっきり噴き出した。


華佗「どうした一刀!?」


一刀「いや、何でもない!?」


何であの悪魔達がこの学園にいるんだよ!?


すると


天和「私達は『Ko-kin党』を解散して、新たに『数え役満☆姉妹(シスターズ)』を名乗らせてもらいま~す!」


地和「応援よろしく~♪」


人和「まだ世間には秘密ですので公表はやめてくださるようお願いします」


前言撤回!


あの時の俺よ、お前の不幸は一年間の休業後、再び発生すると教えてやりたい


そしてこの時の俺はまだ気付いていなかった。


俺はこの先しばらくの間、三姉妹によって大変な目に遭わされるということを!?


今回は張三姉妹を題材にしていますが

他の西森作品と違ってバトル系ではありません

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