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ギャルゲにもサラッと触れてきた

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

女子にモテたいならどうアドバイスする?

って言われたら、基本ヲタクなので、

乙女ゲームプレイしようよ!! 理想があるよ!!

と言います。

また逆も然りだった事を思い出しました。


「乙ゲが出来るなら、ギャルゲも出来るだろって? あー……うん、そうね。多分、出来ると……思う? いや、女の子攻略したくない訳じゃなくて、シナリオが合うなら全然OK。話が良くても、合わないと途中で折れちゃうんだよね。だからギャルゲ原作も触りで見てきたよ」

目の前の彼女はゲーム機片手にそんな事をボヤいていた。今プレイしているのは何周目か分からない程プレイした乙ゲらしい。それだけ気に入りという事ではあるが。

今の口調から、ギャルゲに対する嫌悪感は存在しない。彼女からしてみたら、乙ゲもギャルゲも大差ないのだろう。

「好みの子もいたよ。基本駄目人間で、面倒みてくれる子が好きだから、□□ちゃんお気に入り。開始三十秒で沼った。でもやっぱり何処か齟齬があるんだよね」

彼女はそう言って、ゲーム機から目を逸らす。それから数秒間考えて、また端末に戻る。

「うーん……なんて言うのかな……まずは乙ゲにはこういうキャラは絶対出ないとは思ってる。男体化したら……ある……のかな……。あんまりピンと来なかった。『完成された二次元の可愛い子』っていうイメージがやっぱりあるんだよ。清涼的っていうか、生々しくないって言うか。『世の男性の理想はこうなんだ』って大変興味深かったね。ついでに言うなら、私も面倒見て貰いたい。そうして『完全無欠のお姉ちゃんだよ』って言いたい」

それから自分がプレイしているゲーム機を此方に向かって差し出す。描かれているのは、二次元の男性の立ち絵。綺麗だとは思う。けれどもやはり男性向けに描かれては居ない。何処までも女性向けに描かれている。

「君も乙ゲプレイしたら分かると思うよ。現実的じゃない、人工的で完成された生き物がそこに居るから」

黙って頷くと、彼女はにんまりと微笑んだ。乙ゲしかり、ギャルゲしかり、異性の理想像がぎちぎちに詰められている。そこに生々しさはなく、あるのは清涼な人工物。

共感を得られたのが嬉しかったらしく、此方がプレイしやすい様に手を離す。

「モテたい人は参考にすれば良いんじゃない? 男性なら乙ゲ、女性ならギャルゲ。結構ストンと来るよ。まぁ理想像を演じられるかは別の話だけど」

鋭利な光が目に宿る。それから唇が動く。

「根本的に無理だと思うけど」

何事も掻い摘んで、物事を認識する癖があるので、開始十秒で合う合わない決めてます。

自分の興味とのズレはありましたが、ちょっと興味を持ったので、名シーンとか名セリフのまとめを見て、コラボでキャラクター性を知り、全貌を掴んで行きました。


その結果、登場三十秒でお気に入りになりました。

でも好きとは別に引っ掛かるんです。髪の毛一本分。

確かに可愛いし、面倒見て貰いたいし、推しにはなったけど、何処か清涼的というか、生々しくないというか。

平たく言うと、男性の理想像を見ている気分になるんです。

リアルに居る? って聞かれたら、間髪を入れずにNOと答えます。


だからきっと、男性が乙女ゲームプレイしたら、同じこと思いますよ。

好きになるかは別として、何処か引っ掛かるあの感じ。

私の推しである□□ちゃんは、二次元にしか居ないんだな。

と痛感しました。

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