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本田幸男がんばる
とりあえず小説書いてみることにしました
毎朝、六時に起床。第一に口を水でゆすぎ、お湯を沸かしながら食パンを焼き、目玉焼きとソーセージを用意する。出来上がった目玉焼きにケチャップを掛けると、その赤色が白い皿のうえに映えて見える。本田幸男は、今年で三十歳のうだつの上がらない社会人である。
幸男はいつも、コーヒーが冷めてしまわないように牛乳を入れて飲む。独特な色、白と茶色が混ざったようになるくらいである。
就職を機に実家を出てから、彼はずっとひとりである。それでも彼はしあわせだった。
なんか本田幸男って真面目な人なんだろうなって思ってください