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96.榎崎 朱音⑨〜vsプロテイン〜

◼️前回までのあらすじ◼️

ブレバトグランプリのメンバー争奪戦は遂に最終日となった。

何とかメンバー入りを目指すアカネは最終日、三年生の先輩であるプロテインと闘う事となるのであった。

 ついにメンバー争奪戦の最終戦だ。


「がっはっは。よろしく頼むぞ。アカネ!」


 全身鎧を見に纏ったプロテイン先輩はニカリと笑って、フルフェイスの兜の面を閉じる。その右手には斧槍(ハルバート)、左手にはスパイクシールドが装備されており、まさに完全防備の守備型の『騎士』だ。


 対する私は――


 両手を開閉(ぐっぱー)して調子を確かめる。やや違和感が残るが、一日経過して体調は何とか闘える状態まで回復した。


「はい。よろしくお願いします!」


 私はそう言葉を返すと、背中に装備していたブーメランを抜き放つ。

 こちらは速度重視の中距離戦闘タイプだ。


 これは命運を握るバトルになる。


 最終日なので同時に行われる事になったもう一つのバトルの結果次第でもあるが、敗けるとメンバー落選の可能性が出てくるのだ。


 もう一つの方のバトルである「タッチー先輩vsミキオ」なのだが、ともにカウンタータイプであるプレイヤー同士の闘いとなっており、Snowの見立てだと相性的には五分(ごぶ)の闘いになるだろうとの見方だった。しかし、タッチー先輩は私と同じく昨日気力切れを起こしている。なので本調子ではない可能性が高いのだ。もしミキオが勝ち、万が一だけど私が敗けた場合、勝敗が2勝2敗で並ぶことになり、直接対戦で敗けている私が不利になるのだ。

 最悪の最悪を考えるとミキオに一つ勝ちが先行しているというアドバンテージはないに等しくなるのである。


「あー、細かいこと考えるのは止め!

 私がこのバトルで勝てばいいだけ」


 頭を振って不安を振り払うと、バトルフィールド中央に目を向ける。


 そこにはバトル開始までのカウントダウンの数字が示されていた。


 スキルで防御力を上げられたら厄介なので、先手必勝で仕掛ける事とする。


 武器を振りかぶって開始の合図を待つ。


 Fight!!


 画面中央にバトル開始の表示が出る。それと同時に私は武器を投擲する。


「スキル発動【縮地】!」


 さらにその武器を追う様にスキルを発動させて地を駆ける。


「はっはー! やはり先手を打ってきたか。だが、俺はこのまま自分のスタイルを貫く。

 スキル発動【金剛纏衣】!」


 プロテイン先輩は回避を選ばず、その場で盾を構えて防御力上昇のスキルを発動させる。


 ならば、初手で大ダメージを頂くまで!


 ブーメランが当たる瞬間に合わせて拳を叩き込もうとタイミングを合わせて接近する。


「はっはっは。タッチー戦で見せた技だな。

 だが、俺の盾はダメージ判定がある棘付き盾(スパイクシールド)だ。もし一撃で盾が破壊されたとしても初撃ボーナスはこちらが頂く事になるぞ!」


 プロテイン先輩は盾の棘部分でブーメランを防御する体勢となる。

 同時同箇所攻撃である『雪中嘩』を放とうとすればこちらがダメージを受けてしまう。盾破壊というアドバンテージが取れたとしても、全身鎧にて完全防備であるプロテイン先輩に対しては初撃ボーナスを奪われるデメリットの方が大きい。

 だが、そんなことは分かっていた。


 私はぐんと大きく沈み込み、地面を蹴り上げ【縮地】にて加速された前へ向かう推進力を上方向に変換する。


 この戦法で繰り出せる技は『雪中嘩』だけじゃない。

 『雪中嘩』は強力な技だが「同箇所」攻撃のため回避やカウンターをくらうリスクがあるのだ。

 これはそんな『雪中嘩』に対応された時のために開発したもう一つの必殺技である。


氷砕嘩(ひょうさいか)!」


 『雪中嘩』が【縮地】の推進力を乗せた拳打(パンチ)ならば、この技は推進力を上に変換して放つ蹴撃(キック)である。

 『雪中嘩』が同時()()()攻撃ならば、『氷砕嘩』は同時()()()()攻撃だ。

 凄まじい威力の蹴りがプロテイン先輩の盾を下から蹴り上げる。


「なにっ――」


 その衝撃に盾を固定していた器具が破壊され、盾が上空へ跳ね飛ばされる。さらに私は宙返りする要領で身体を回転させ、もう一方の足で無防備になったプロテイン先輩の顎を蹴り上げた。


「がっ」


 初撃が入り相手は蹈鞴を踏み、私はそのまま一回転して地面に着地した。


 よし、初撃ボーナスは貰った。


 相手の体力ゲージを見るとゲージは減っているが、防御力上昇のスキルを使っていることと、フルフェイスの兜をつけているため思った以上に体力は減っていなかった。


「ぐぬぅ、まさか新技を出してくるとは、油断したわ。だが――」


 プロテイン先輩は弾き飛ばされた盾は拾わず、槍にて攻撃を仕掛けてくる。

 斧槍による斬撃攻撃をバックステップで躱しつつ【武具帰還】でブーメランを手元に戻す。


「がっはっは! 距離を取ったな。これは俺の間合いだ。必殺(ひっさぁーつ)〜」


 プロテイン先輩が全身に力を込めると、筋肉が膨張し、上半身が一回り大きくなる。


究極(アルティメット)肉弾タックル!!!!」


 超重量の巨体が突進攻撃を仕掛けてくる。

 この技は強力だがモーションが大きいので、私はブーメランを投げつけてカウンターを狙う。


「効かぬわー!」


 しかし、カウンターとしてダメージが発生したのだが、多段ヒット判定が入る前にブーメランがその巨体に弾き飛ばされた。


「嘘っ、カウンターが入ったのに止まらないっ! うあああっ!!!!」


 止まらぬ突進に必死に交差防御(クロスガード)で防御したのだが、その圧倒的な質量衝突の衝撃に思いっきり吹き飛ばされ、地面に叩きつけられ、さらにそれでも勢いが止まらず地面に転がる。


「くうっ、こっちはちゃんと防御したのに――!!っ」


 こちらがカウンターで与えたダメージより、完璧に防御したが吹き飛びで喰らった追加ダメージの方が大きかった事に不満の声を漏らした。


「スキル【地殻打上(クラストランチャー)】!」


 瞬間、感じた悪寒に無意識に慌てて横へ転がる。


 ズドォォォン!!!


 凄まじい衝撃が地面を揺らす。


「がはっは! よくぞ避けたな。俺の最大の追撃技、超過重踏潰(ヘヴィスタンプ)。俺の唯一、一撃必殺(クリティカル)の可能性がある大技だ」


 スキルにて上空に打ち上げられたプロテイン先輩がそのまま私のいた場所に降ってきたのだ。騎士の固有スキルにて装備者に対しての重量は軽減されているが、対戦相手にとってみれば総重量が100Kgを超す超重量の塊が降ってくるのだ、その威力は凄まじく地面が抉れ砕け散った地面が粉塵のように舞い上がっている。


 冗談じゃない、あの重装備の重量を乗せてでの踏みつけ攻撃なんて、想像しただけで肝が冷える。


「これがメンバー争奪戦の最終戦だ。出し惜しみはしない。一気に勝負をかけるぞ。

 スキル発動【大地装甲(アースアーマー)】!」


 プロテイン先輩がスキルを発動させると、舞い上がっていた粉塵が渦巻きプロテイン先輩へと集まっていく。そして集まった粉塵は、プロテイン先輩が装備している全身鎧を覆う様に強化していく。


「これで防御が大幅に強化された!

 行くぜ、最大装甲、最大筋力でのぉぉぉぉおっ!」


 またしてもプロテイン先輩の上半身が膨れ上がる。私は相手の攻撃に備えて防御体勢となる。


(スーパー)究極(アルティメット)肉弾タックル!!!!」


 そして突進攻撃を仕掛けてくる。正面から受けたらまた吹き飛ばされてしまう。ならば――


 ドンと轟くような轟音を立ててプロテイン先輩が突っ込んでくる。

 私は先輩の突進攻撃をギリギリまで引きつけて回避行動を取り、その際に打撃モードにした武器にてカウンターの攻撃を叩き込む。


 ガシュッ!


 鎧の継ぎ目を狙って打撃を打ち込んだが、硬い手応えが返ってきた。

 【大地装甲(アースアーマー)】にて全身鎧をさらに保護したためダメージが軽減されたようだ。しかしその代わりに反動が大きかったため、反動を利用して無傷で体当たり攻撃を上手く躱す事が出来た。


「ぐぬぬ、回避されたか。

 だが、まだまだ俺の攻撃は終わらんぞ!

 唸れ筋肉。何度でも相手を撥ね飛ばせ! ぬおおおおおおお!!!!」


 雄叫びと共に更に突進攻撃を仕掛けてくる。


「くっ」


 体勢は崩れているが、何とか相手の攻撃を回避した。しかし、今回はカウンター攻撃は相手の鎧に弾かれダメージとはならなかった。


 くそっ、プロテイン先輩が固すぎる。タッチー先輩はこの攻撃を回避しつつカウンターで削り切ったのらしいが、こんなのを倒したのかと思うと信じられない。初撃とその後に2回カウンター攻撃を当てているのにプロテイン先輩の大量は8割以上残っているのだ。体当たり攻撃を一回食らっただけの私の方が体力が減っている。


「まったく、これはプロテイン先輩と対戦するのを極端に嫌がってるクルミ先輩の気持ちがちょっと分かった気がするよ」


 どんな相手でも裏を掻いて得意気に勝利を収めるツインテールの先輩を思い出して苦笑する。


「むぁだまだぁぁぁぁぁぁ!!! ぬおおおおおおお!!!」


 更に雄叫びを上げて突進攻撃を仕掛けてくる。


 クルミ先輩はこの熱苦しい性格が苦手って言っていたけどそれ以上に


「単純な突進攻撃故に小細工がまったく通用しないのが厄介ね」


 突進攻撃を回避しながら武器による打撃を打ち込む。

 何度も同じ攻撃を受けていたので、やっと慣れてきた。与えられるダメージが少ないがこれならば対処可能だ。


「ぬぁーっはっは。そんな攻撃、全く効かぬぞぉ!

 ほらほら出し惜しみせずに大技を出して来い。それを粉砕して、俺が勝ぁつ!」


 プロテイン先輩が両手を広げて挑発してくる。だがその挑発を私は無視する。あの突進攻撃をカウンターで喰らったらひとたまりもない。ここは地道に相手の体力を削っていくのが正解だ。


「むむっ、攻撃してこぬか。ならば一気にケリをつけてやろう。喰らえ、ぬぅん!」


 プロテイン先輩はなんと手に持った斧槍を投げつけてきた。

 普通、このゲームで投擲士でもないのに武器を投げる事は悪手だと言われている。基本的に武器を持って闘うこのゲームでは武器を投げてしまったら素手で闘うしかないからだ。しかし、全身を武器として体当たり攻撃を主体とするプロテイン先輩にはそれが当てはまらない。

 ブンブンと唸りを上げて飛んで来る斧槍を私はサイドステップで躱す。


「かかったな。

 スキル発動【泥礫捕縛罠(マッドトラップ)】!」


 プロテイン先輩がスキルを発動させる。


「! しまった」


 投擲攻撃を躱すために跳んだ場所は、最初にプロテイン先輩がいた位置だ。慌ててその場から離れようとするが泥に変換された地面に足を取られてしまう。


「がはははは。これで逃げられんぞ!

 喰らえぇぇぇっ! 必殺技、(スーパー)究極(アルティメット)肉弾タックル!!!!」


 プロテイン先輩が突進攻撃を仕掛けてくる。スキル効果である泥による拘束は何とか逃れたが、足元が泥となってしまったため思うように動く事ができない。


 避けられない――


 敗北の文字が頭に浮かぶ。


「嫌だ。敗けたく、ないっ!!!」


 身体の中で何かが弾ける。


「ぬおおおおおっ…… なにぃっ!」


 プロテイン先輩の驚く声が目の前から聞こえる。先程はなす術なく吹き飛ばされた攻撃だったが、今回は鉄甲で防御し堪える事に成功したのだ。

 超重量の突進攻撃を受け止めたのだ。

 だけど、この感覚って――


「ぐおおっ、ここで『闘気』を発動させるとは!」


 そう先輩の言葉通り、私は『闘気』を発動させていた。


 しまった。

 闘気は使いこなせないから使う気がなかった、いやむしろ再発動させる事ができるなんて思ってなかったのに――

 けど、発動させてしまったのなら


「はあっ、必殺『水穿』!!」


 高速の拳の連打をプロテイン先輩の腹部に叩き込む。

 これはSnowの得意としている技だが、私は何度も使用して身体に染み付いた【高速拳打(バレットフィスト)】を闘気で連続して再現させて繰り出す事で同等の技として発動させる。


 バキリ……


「ぐあっ……」


 瞬時に同箇所へ攻撃が打ち込まれたため威力が倍化され腹部の装甲を破壊する。


「はぁぁぁぁぁっ!」


 さらに、その防具が破壊された腹部に蹴りを叩き込んでプロテイン先輩を吹き飛ばした。


「ぐあああっ!!!」


 プロテイン先輩は超重量であるため、地面に転がった時の追加ダメージが私の時より大きなものとなった。


 私は「ふぅー」と息を吐く。


 『水穿』を放った左腕がミシミシと悲鳴を上げている。しばらく左腕は使えなそうだが、まだ闘気は発動している。


 闘気が発動してしまったならと開き直って攻撃を続けたが、いつ気力切れになってもおかしくはない。


「ぬおお、闘気がこれ程までのものとは。俺の強化した鎧を砕くとは……」


 プロテイン先輩がゆっくりと立ち上がる。まだプロテイン先輩の体力ゲージは6割程度残っている。かなり厳しいがここは勝負に出るしかない。


「プロテイン先輩。先程は大技を繰り出して来いって言ってましたよね。

 今度は私が言ってあげますよ。闘気が発動した今ならば敵はいないです。

 最大の技を打ってきて下さい。

 先輩の必殺技全てを粉砕して、私が勝ちます!」


 クイックイッと手で来いと挑発をし、腰だめ右の拳を構える。

 これは賭けだ。闘気発動状態の内に一気に勝ちを得るには先輩に大技を打ってもらい、それに対するカウンターで仕留めるしかない。そのためにはこの挑発に乗ってもらわなければならない。どうだ?


「ぬぁーはっは! 俺を挑発するか。いいだろう。その挑発乗ってやろう。

 スキル発動【大地装甲(アースアーマー)】!」


 両手を地面につけてスキルを発動させる。先程は粉塵で空に舞っていた瓦礫を鎧に纏わせていたが、今度は地面から直接鎧の強化を行う。

 ズルズルと地面から土が先輩の身体に登っていき、全身が土で覆われたと思うと、その土が圧縮されていきまるで黒曜石の様な鉱物で出来た輝く鎧へと変貌する。


「ふうぅぅ、これが俺の最大強化状態『武帝槌(タケミカヅチ)モード』だ!」


 鎧の強化が完了したプロテイン先輩はゆっくりと立ち上がる。突進攻撃に特化した肩を怒らせたアメフトのプロテクターの様な独特のフォルムとなっている。


 取り敢えずは、挑発に乗ってくれたので最初の賭けには成功した。あとは、あの強化された装甲を貫いて最大の一撃を入れられればとなった。


 相手の想定以上の強化に、息を呑み込んで覚悟を決める。


「さあ、勝負を決めようぞ!

 必殺! 弩級(ウルトラ)(スーパー)究極(アルティメット)肉弾タックル!!!!」


 全てを弾き飛ばすような、凄まじい重量となったプロテイン先輩が迫る。まさに『武帝槌(タケミカヅチ)モード』の名の通りプロテイン先輩自信が武器へと変貌したかの様な攻撃だ。


「勝負です! はぁぁぁぁぁぁぁっ!」


 拳に闘気を集中させ、最大の一撃を放つために腰を落とす。瞬間――


 プロテイン先輩が視界から消える。いや、突進の途中で一つサイドステップを挟んだのだ。


「がはは! なにも正面から突っ込むのみが俺の攻撃ではないのだ。この角度ならば攻撃は放てまい!

 ぬおりゃああああぁぁっ!!」


 私から向かって左側、必殺技を放とうと半身になっているため背中側へ大きく移動した後に再度突進してくるプロテイン先輩。


 これでは右の拳で対処出来ない。


 咄嗟に拳に集めていた闘気を両足へと移動させる。


 この状態で放てる技は――


 超集中状態のためゆっくりと流れる時の中で思い出されたのはSnowが使う回し蹴りだった。

 まるで竜巻が起きたかのような蹴り。しかし、私にはあんな動きは出来ない。ならば――


「風よ」


 無意識に口から出た言葉と共に、私が纏っていた闘気が風に変換され旋風が巻き起こる。そう、これは津張工業高校の赤と青の剣士が使っていた属性と合わせた闘気の使い方だ。

 その風に身を任せ跳び上がると、身を捻って回し蹴りを繰り出す。


 ガシュ……


 跳び上がって回避しようとしたが、回避しきれずに左膝に盛り上がった鎧の先端が掠める。

 そこは過去に怪我をした古傷の場所であった。その痛みと共に、過去の嫌な思い出が呼び起こされる。

 けど――


「こんな時に出てくんな! 今は過去の記憶(――あんた――)なんか気にしている暇は無いっ!!

 うりゃぁぁーーーーっ!!!!」


 全てを振り払うように風の加護と跳び上がった遠心力、そして残った闘気、その全てを乗せて右足の蹴りを相手の首裏へ叩き込む。


 ズガガガガガガガン!!!


「ぐはあぁぁぁっ!!!!」


 装甲の薄かった首周りの防具が砕け散り、プロテイン先輩は大きく前へ吹き飛ばされる。


 首は致命部位(クリティカルポイント)であるため、プロテイン先輩の体力が一気に減少する。


「くうっ……」


 着地と同時に左足に激痛が走る。


一撃必殺(クリティカル)判定になってくれ、立ち上がらないで!)


 闘気が解除された状態となった私は必死に祈る。左足は部位破壊と判定されたらしく先程の激痛の後は感覚がなくなっている。


 バキン、と音が鳴り先輩に掛かっていた【大地装甲(アースアーマー)】が解除される。


 プロテイン先輩の体力ゲージは赤となっても減少は止まらない。


(お願い、体力0になって!)


 必死に祈る。


「ぅうっ……」


 小さな呻き声。


 それを聞いて心臓が跳ね上がる。

 まさか、一撃必殺には届かなかったか――


「く、うぅ、す、凄まじい、一撃、だった……」


 僅か数ドットのところで体力ゲージが止まったプロテイン先輩が、首筋を押さえながらゆっくりと立ち上がる。


 私はその姿を私は力の入らぬ身体で歯を食いしばりながら見つめるのであった。

やはり一話ではプロテイン戦を書き切ることができませんでした(汗)


次話にてバトルは決着しブレバトグランプリのメンバーが決定します。

果たしてアカネはメンバー入りする事ができるのでしょうか?

次回もお楽しみにして頂ければと思います。

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