199.全国大会準々決勝戦(vs甲賀不忍高校)④
◾️前回までのあらすじ
夏の一大イベント、ブレバトグランプリ。
三回戦を勝ち上がった神里高校は決勝トーナメントへと駒を進める事となった。
準々決勝の相手は滋賀県代表の甲賀不忍高校。
忍者軍団の強かな戦略に苦戦を強いられる。初戦となる<団体戦1>は相手の戦略に屈し敗北となり
続く<団体戦2>も相手の戦略に苦戦し劣勢に立たされるであった……
■大会経過■
<結果>
準々決勝
・仙台神薙高校(宮城) 1 - 3 白幌高校(北北海道)
・クラーク電子(西東京) 2 - 3 金沢蓮花(石川)
・祇園女子高校(京都) 3 - 0 湘南白浜高校(神奈川)
<対戦中>
・甲賀不忍高校(滋賀) 1 - 0 神里高校(埼玉)
団体戦1 甲賀不忍高校(シャドー/サスケ/ハンゾー) ○-● 神里高校(セツナ/マリー/Snow)
団体戦2 甲賀不忍高校(フウマ/アツオ/アヤメ) - 神里高校(クルミ/カエデ/タッチー)
個人戦1 甲賀不忍高校 (シャドー) - 神里高校(Snow)
個人戦2
個人戦3
「うおぉぉぉぉっ!!」
全身を炎に包まれ、身体の至る所にクナイが突き刺さっているカエデが拳を繰り出す。その拳がクノイチ姿のアヤメの顔面を捉えたと思われたが、その姿が霞のように霧散する。
幻惑系のスキル【陽炎】で渾身の一撃も不発に終わったのだ。
「なかなかの強さであったが、流石に三対一では分が悪かったな……」
カエデの背後に音もなく現れたフウマが主武器である鎖鎌の刃をカエデの首に宛がい告げる。それと同時にスキル【念動力】にて操られた鎖分銅がカエデの身体を縛る。
動きが封じられ、反撃は困難な状態だ。ここから反撃が出来たとしても『火だるま』の状態異常効果によって体力が減り続けているため逆転の芽は潰えたと言ってもいい。詰み、の状態だ。
「敗けを認めろ」
その言葉と共にフウマは刃を首筋に押し当てる。その刃を引けば致命傷となるのは明白だ。カエデ先輩は唇を嚙みしめつつ「降参だ」と呟きバトルが終了する。
戦略とは思うのだが、甲賀不忍高校は敢えてとどめを刺さずに降参させることで精神的にもダメージを与えたのだ。成す術もなく降参を宣言させられたカエデの精神的ダメージは計り知れない。
こうして<団体戦2>は甲賀不忍高校の完勝で幕を閉じた。
『<団体戦2>結着ぅぅぅぅぅ!!
甲賀不忍高校の勝利だぁぁぁぁ! 2連勝で甲賀不忍高校が勝利へリーチを掛けた』
試合終了と共に実況のアナウンサーが相手チームの勝利を宣言する。
『やはり団体戦は戦略に長ける甲賀不忍高校が優勢でしたわね。
神里高校は仕掛けた奇襲は悉く看破され後手に回る事となりましたね。フウマは事前に妨害系のスキルで視覚を奪われても行動することが出来るように対策していたのでしょう。
逆に甲賀不忍の攻撃面では、ここまで投擲攻撃のみしかしていなかったアツオが、この闘いで初めて接近戦を仕掛けました。接近戦が出来る事をここまで隠していたのでしょうね。神里高校は意表を突かれることとなり、対応がしきれず押し切られる形となってしまいました。
蓋を開けてみれば甲賀不忍高校の一方的な展開となり2連勝。神里高校は厳しい状況となりました』
解説のセシルさんが冷静に今のバトルを分析し解説の言葉を続ける。
会場は更にボルテージが上がり幾つもの歓声と激励の声が私達に向けられる。
その熱気とは裏腹にチームメンバーの表情は沈んでいた。
2連敗となった事が原因であるのだが、それ以上に2戦目の<団体戦2>で、圧倒的な実力差を見せつけられ降参を宣言させられるという屈辱の敗戦に、精神的なダメージとして重く伸し掛かっていた。
「……ごめん。勝てなかった……」
いつも強気なクルミ先輩も、今回の敗戦は堪えたようで表情が落ち込んでいた。
「ちょ、みんな。表情が暗いっすよ。まだ負けたワケじゃないんすよ。この後の個人戦を3つ勝てばいいんすから!」
そんな雰囲気を打破するようにマリー先輩が必死に声を張り上げる。
「そうだぞ。まだ落ち込む状況じゃない」
それに続けてセツナ部長も声を掛ける。その声にみんなは「そうだな。うん。次だ、次」と応えるがどこかぎこちなさが見え隠れしている。
流れが悪い……
何とかこの空気を変えなくちゃいけない。どうすれば、と目を瞑り少し考える。みんなを鼓舞しなきゃいけない、とは思うが何を言ったらいいか分からない。
三年生の先輩方がなんとか沈んだ空気をどうにかしようと前向きな言葉を掛け合っているが、それが空元気であるのは明らかだ。
このままじゃ駄目だ。なんとかしなくては。
こういう時は、どうにかできるヒトを真似るのが一番だという事を私は知っている。
この状況をどうにかできるヒトとして思い浮かべれるのはただ一人――Bear師匠だ。
師匠ならば――
私は目を瞑りゆっくりと息を吸い込むと、思い切り両手を打ち鳴らす。
パン!!
乾いた音が響き、仲間のみんなが驚いた顔で私へと視線を集める。
「次、私が勝ちますから。見ていてください」
それだけ告げて私は前へ歩み出る。
そう師匠だったらら余計な言葉は語らない。一喝して、後は背中で語るのみだ。
さすがに一喝するなんてことは私には出来ないので手を打ち鳴らしただけだったけど、大丈夫、だと思う。これまでの重たい空気が吹き飛んでいる。これで私が次のバトルで勝てばいいだけだ。
『さて、このまま甲賀不忍高校が三連勝で勝負を決めるのか
それとも個人戦で神里高校が巻き返すこととなるのか――
注目の<個人戦1>の参加メンバーはこちらだぁぁ!!』
舞台中央で進行していたマスコットキャラのバトラーくんが次の試合のメンバーを発表する。
≪個人戦1≫
神里高校
Snow 拳闘士 属性:水
甲賀不忍高校
シャドー 侍 属性:雷
大型スクリーンに次の<個人戦1>の参加メンバーが表示され、それと同時に歓声が上がる。
『<個人戦1>は両校のエースの対決となりましたね。
神里高校は「神5」と称される最強の一角・白銀の妖精のSnow。
そして、甲賀不忍高校も「全国十傑」と称される強者のシャドー。ここまで老練な戦術で相手を斃してきた甲賀不忍は今回も格上とされるSnowから金星を取る事は出来るのか!?』
実況のアナウンサーの言葉を聞きながら、私は舞台中央まで歩みを進める。
向こうからも甲賀不忍高校のシャドーが歩み出てくる。
他のメンバーと同じく全身黒づくめの装束姿。個性を消し、貪欲に勝利を求める甲賀不忍の絶対的エースであるシャドー。事前の対策会議ではクルミ先輩が「もしかしたら甲賀不忍はSnowとの個人戦は捨て試合として、他で勝ち星を稼ぐ作戦を取ってくるかもしれない」と言っていたが、私が出ると予測できたであろう<個人戦1>にチームのエースであるシャドーが出て来た。
「この試合に我が出てくるか半信半疑だった、という顔をしているな」
舞台中央に歩み寄ったところでシャドーか声を掛けてくる。
私の心が読まれたのかと思いドキリとする。
「くくく。分かりやすいな。
ここまで勝ち上がってきたのだ。そちらにも優秀な参謀がいるのであろう。ならばこちらが捨て試合をつくるという策を使う予測を立てていたのは分かる。
これまでならばその戦術も使っていたであろうが、決勝トーナメント以降では試合を捨てる様な戦術は相手が付け入る隙となってしまう。
ここは正々堂々とそちらの最強メンバーである貴殿を倒して我らは次へと駒を進める」
頭巾に隠れて表情は分からないが、シャドーが不敵に笑った様に思えた。シャドーも類に漏れず、強者特有の強い相手と闘う事への高まりがあるのだろう。私もワクワクしている。
「いえ。私は敗けません。この勝負に勝ってこちらに良い流れをつくります」
「ふっ、そう来なくてはな。良いバトルとしよう」
そんな言葉を交わし、私達はバトルフィールドへと転送されたのだった。
◆
ザァァァァ……
一陣の風と共に花吹雪が舞い散る。
ランダムに選ばれたバトルフィールドは『千本桜』だ。
遠くに城が見え、辺りには何本ものソメイヨシノが立ち並ぶフィールドで、風が吹くと花吹雪が散る幻想的な空間となる。
地形効果として花吹雪が発生し視界が阻害されるが、属性に対する加護や不利効果は発生はない戦場だ。
相手の戦術を考えると、視界が悪いこの戦場はこちらがやや不利か。けど、闘気による気配感知があれば大きなハンデとはなりえない。昼ステージであったことは幸運ではある。
状況を分析し、私は拳を構える。
画面中央で試合開始までのカウントダウンが始まる。
シャドーは職業である「侍」の特性を生かすため、抜刀術の構えを取っている。だが、これまでの闘い方を想うと正攻法で来るとは思えない。どんな攻撃をしてきても対応できるように集中力を高める。
風が止み、一瞬の静寂が訪れると共に『Fight』の文字が躍る。
ぼぅん!
バトル開始と同時にシャドーがスキル【煙幕】を発動し身を隠す。
やはり正攻法では来なかった。しかし、それも想定内だ。
「『bang!』『bang!』『bang!』『bang!』」
私は射撃スキルを発動し、水の弾丸を連射で撃ち出す。
ボッ、ボッ、ボッ、ボ……
シャドーが発生させた煙幕を弾丸が貫き、煙にに穴が開く。
煙の中に潜んだままであればハチの巣となっていたが、弾丸が煙を貫く直前に、その煙の中からシャドーが飛び出る。
横っ飛びで地面に転がりながらクナイをこちらに投げ放ってくる。飛んでくるクナイは三本――いや、二本目の陰に隠れてもう一本こちらに向かってくる。
そのクナイを『流水の捌き』と『砕波の弾き』で防御しつつシャドーとの距離を詰める。
「くっ、スキル【雷撃】――」
パリリと音を残して、納刀されている小太刀が雷光を纏い、鞘がその影響で仄かな光を見せる。
何かを仕掛けるつもりの様だか、私は構わずシャドーへと接近する。
「秘剣・黒霆閃ッ!!」
シャドーが斬撃を放つ。その攻撃の始動は想定よりも速く、シャドーの斬撃の射程外であったが、嫌な予感に咄嗟に身を屈める。
――ザン――
私の頭上を雷の刃が通り抜ける。状態異常スキルである【雷撃】を主武器である小太刀に纏わせて斬撃と共に撃ち放ったのだ。
斬撃を飛ばす技はこれまでの試合で一度も使っていなかった。この試合で初めて繰り出したものだ。
「ちぃっ」
シャドーの表情がわずかに歪む。初披露の技が回避されたのが想定外であったようだ。
実際、紙一重であった。相手の攻撃射程を小太刀の届く範囲だと思い込んでいたら危なかった。
前に倒れ込むようにしてシャドーの斬撃を躱した私は、そのまま地面を蹴って超低空の態勢で距離を縮める。
これは津張工業高校のジョーカーが使用する藤岡無双流の移動術である『鼠走迅脚』だ。見様見真似なので本家に比べたら見劣りするが、それでも相手の意表を突くには充分だ。
相手の視界から外れ、超低空を地面を滑るように距離を詰める。
そして、私は転がるように身体を縦に一回転させ相手の顔面に踵を叩き込む。
超低空から繰り出した変形の真陰熊流格闘術の迅潮蹴だ。
「ごはぁぁっ!!」
人体の急所の一つである鼻頭への強力な一撃だ。まともに決まれば大ダメージだけでなく顔の部位破壊とともに呼吸困難や脳震盪の追加効果が発生する。が――
ぼうん……
そんな気の抜けた効果音と共にシャドーの身体が丸太と入れ替わる。身代わり系のスキルである【空蝉】を発動させたのだ。
体を回転させたことにより崩れていた態勢をすぐに立て直し、身代わりスキルで移動したシャドーの位置を把握し、すくさま地面を蹴り距離を詰める。
気功術を利用した蹴足で高速移動する『烈脚』で一気に距離を詰めようと試みるが、シャドーもすぐさま『クナイ』を召喚し投擲し反撃してくる。
「投擲攻撃は私には効きません」
その投擲攻撃を『流水の捌き』で逸らし格闘の間合いまで入り込む。
シャドーは小太刀による斬撃を牽制動作として爪先を突き刺すような独特な蹴りを繰り出してくるが、全てを看破し蹴りを『砕波の弾き』で撃ち落とすと、カウンターで突進の勢いを乗せた肘打ちを叩き込む。
「ぐあっ。くっ、我が流派の格闘術が悉く効かぬかっ――」
インパクトの瞬間に後ろに倒れる様に重心を移動させてダメージを軽減させつつ、召喚したクナイを投げ放つ。
至近距離から投げ放たれたクナイは捌ききる事は出来なかったが、全ての軌道を読み切り両腕の鉄甲で弾いて防御する。
その防御の間にシャドーは距離を取り、小太刀を構える。
「くっ――噂に違わぬ化物め」
そう吐き捨てて、シャドーがスキル【雷撃】を小太刀に纏わせる。【雷撃】は状態異常を付与する雷撃を接触した相手に放つスキルであるのだが、流転系の闘気を使用し武器にその効果を付与しているのだ。
やっぱり、シャドーも闘気を扱えるみたいね。
私は集中力を高めて相手の攻撃に備える。麻痺の状態異常となれば一気に形勢が逆転してしまうため、迂闊に攻撃することは出来ない。
私は相手の攻撃を警戒しつつ小さくステップを踏みつつゆっくりと距離を詰める。
ザァァァァァ……
その時、一陣の風が吹き桜吹雪が舞い散る。その花びらで視界が遮られる。その一瞬を突いてシャドーが攻撃を仕掛ける。
――【相位置置換】――
「黒霆閃」
先ほど防御して弾き地面に落ちてたクナイと位置を入れ替えたシャドーが雷の斬撃を放つ。桜吹雪で視界が遮られて反応できなかった私はその斬撃をまともに喰らってしまった――
――かのように、相手は見えたかもしれない。
場所置換のスキルで私の背後にシャドーが移動したタイミングで、私も無音の移動術である『幻歩』を使用し相手のさらに背後へと移動していたのだ。わざと音を立てるステップを踏んで距離を詰めていたため、急に無音の移動術に切り替えた私の姿はあたかも幻のように消えたかのように見えたはずだ。
「くっ――」
一瞬遅れてシャドーが闘気による気配感知で私の動きを察知し、反射的に防御態勢を取るが――
「奥義・崩穿華!」
ドフッ――
シャドーの脇腹に必殺の拳が突き刺さる。
氣功術を利用した貫通攻撃。防御は意味をなさず、黒装束の下に装備した鎖帷子を貫いて、衝撃が相手の身体を貫く。
私の一撃は、大ダメージとなり体力ゲージが一気に減少する。
「ハッ! ハッ! でやぁぁっ!」
有効打が入り、相手が怯んだこの隙を逃さない。一気に連打を仕掛ける。左右の拳を次々に叩き込み、回し蹴りで相手を大きく吹き飛ばす。
強力な捻転で小さな竜巻を巻き起こす回し蹴りで、地面に落ちていたクナイも吹き飛ばした。これで位置置換を利用した奇襲も出来なくなったはずだ。
「ぐぬぅ」
うめき声を吐き出しながら、シャドーがこちらに鋭い眼光を向ける。今のラッシュで相手の体力は半分を斬りゲージバーは黄色表示となっている。
「『bang!』『bang!』『bang!』『bang!』」
何か仕掛けてきそうな雰囲気のシャドーに対して、私は追撃の手を緩めない。属性効果で水を召喚し【水弾丸】の連射を放つ。
「くっ」
シャドーはその攻撃を小太刀で弾き防御する。
「『bang!』『bang!』『bang!』『bang!』」
弾丸を打ち終えた後、矢継ぎ早に水を再召喚し【水弾丸】を放つ。
【水弾丸】は基本魔法の扱いであるためスキル連続使用のクールタイムが短いのだ。『波の乙女の指輪』道具効果にて高速で撃ち出される水の弾丸を防ぎきる事は困難だ。このまま体力を削り切る事も視野に入れている。
――【空間転移】――
だが、それより先にシャドーが行動を起こす。
水の弾丸が飛来するタイミングを見計らい【空間転移】のスキルを使用し私の目の前に瞬間移動したのだ。
弾が直撃する危険も顧みず一気に距離を詰めてきたのだ。
「スキル【煙幕】」
私とシャドーの間に煙幕が発生する。フィールドの桜吹雪と相まって視界が遮られる。しかし、私は闘気を展開して気配感知を発動する。
気配感知にてシャドーの動きを感じ取る。シャドーは何かを振り被っており、投擲攻撃を仕掛けてくる。
視界が遮られて何を投げたのか分からないが、私に投擲攻撃は通用しない。『流水の捌き』で投擲物の軌道を変え、シャドーの攻撃に備えようとするが――
ズドォォォォン!!
軌道を変えようと投擲物に触れた瞬間、爆発が起こる。
「なっ――」
爆風に集中が乱れ、その隙を突いてシャドーが懐に入ってくる。そして、一発逆転を狙った刺突攻撃を放つ。
ゾクリ――
全身に悪寒が走る。瞬間、身体が動く――
私の心臓を狙った刺突の刃を軽く刀身に触れる事で逸らし、そのまま相手の攻撃の勢いを利用し投げ技を繰り出す。
接近戦で掴まれたら終わりの師匠とのバトルを繰り返していたためか、危機的状況になった時に反射的に危機回避することが出来る事があった。
最近はあまりそんな事は無かったが、大会でチームの勝敗が決まる重要な試合という事があってか、このタイミングで反射的に身体が動いたのだ。
必殺の一撃を繰り出したと思っていたシャドーは私の投げ技に対応できない。解け身も取れずに思い切り地面に叩きつけられる。
「がはっ――」
シャドーの口から苦悶の声が吐き出される。
「はあぁぁぁぁぁぁ!!!」
ドゴォォン!!
そして、地面に叩きつけられて無防備となったシャドーにとどめとなる必殺の拳を叩き込み、バトルを決着させたのだった。
◆補足情報◆
シャドーが投擲して、爆発が起きたのは【武具錬成】に登録していた2つ目の武器である『焙烙玉』です。
焙烙玉は目標に接触すると爆発する手榴弾に似た武器だと思っていただければと思います。
シャドーが個人戦に向けて隠していた奥の手
・闘気を使い状態異常「麻痺」を高確率で与えるスキル【雷撃】を斬撃として撃ち出す技である黒霆閃
黒霆閃は斬撃によるダメージは小さいが、乗せたスキルと同様に状態異常を高確率で引き起こす厄介な技である。
・武具錬成にて登録していた2つ目の武具「焙烙玉」。
スキル【煙幕】にて視界を遮ることにより投擲した武器を「クナイ」と思わせ、爆発にて意表を突いた攻撃を仕掛ける。
スキル説明
・武具錬成 ★
登録した武具を召喚する。スロット1つにつき2つまで武具登録可能。詠唱時間き武器や防具に依存。体力は消費しない。
※シャドーは「クナイ」と「焙烙玉」を登録していた。




