出会い
買い物帰りだったのだろか両手には買い物袋をぶらさげていた
「久しぶり、どうしたの?」
と聞かれ
「仕事でたまたま近くにきたからよろうかと思って」
と答えた。石井美咲は昔と変わらず美人だった
美咲とも五回忌いらいあっていなかった
「そうなんだ、じゃあ線香あげてってよ」
と言われた。僕はそれにわかったと返事をして一緒に家に入った
二階建てで玄関からまっすぐ廊下が伸びており行き止まりからは階上へ続いていた
右には和室左にはリビングがあった
右の和室に仏壇があるため和室に入った
「昔はよく線香をあげにきてくれてたのに、最近こなかったから急にびっくりしたよ」
と美咲に言われた
確かに僕は石井が死んでから2、3年よくきていた
きていた理由も不謹慎かもしれないが石井の葬式で泣いている美咲をみた時一目惚れをしてしまった。そこから仲良くなりたいという気持ちもあり少しでも近づけたらと思いよく線香をあげにきていた
美咲は2個下で3年生の時に同じ中学校に入学してきた
最初美咲の親は兄のこともあったため入学を拒否していたがどうしても美咲が兄と同じ学校に行きたいとのことで入学してきたらしい
「いま仕事はなにしてるの?」
と美咲が訪ねてきた
「警官をやっているよ」
と答えた
「そうなんだ、じゃあこの辺でなにかあったの?」
と聞かれ僕は近くで殺人事件があったと伝えた
その後は美咲がお茶を持ってきてくれて10分ぐらい会話をした後、僕はこれ以上は長居はできないといい警察署に戻った
警察署に戻るとすぐに鑑識の結果が発表された
30代アルバイトの男性名前は木村健一だった