072(人物情報その2)
備忘録的な人物情報です。読まなくても本編に影響はない、と思います。
【アクシー】
種族:獣人族(牛系)
年齢:36歳
適性:風、土
特記:フレアネス王国軍の司令官の一人。彼の家は代々、軍の事務方をしていたのだが、彼の代は事務方が多く、彼は事務系の役職に空きがなかった。そこでそこそこ運動もできたので兵士になってみたところ、意外にもその指揮能力が買われて出世した。遠話魔法『センド・ボイス』や集音魔法『キャッチ・ボイス』が得意で、彼が指揮した部隊は高度な連携を取ることができた。現在は司令官となったため、前線でその魔法を使う機会はないが、各種族の性格を尊重し、種族ごとの特性を活かす采配によって、彼が指揮する軍団は死亡率が低い。また温和で親しみやすい性格もあって部下に好かれるいい上司となっている。ハヤトもアクシーを尊敬していたため、マシロもアクシーのことはそこそこ信用している。ホシヤマとは同期で仲がいい。
余談だが、兵士に草食系獣人はほとんどいないため、出会いがなく、未だ独身。25歳のときに見合いもあったが、戦争の開始と重なり、流れた。以降も戦地と王都を往復する生活で忙しく、機会に恵まれていない。本人はもうほとんど諦めている。
【ジョニー・ホシヤマ】
種族:獣人族(モグラ系)
年齢:35歳
適性:土、木
特記:フレアネス王国特殊部隊<地竜>の隊長。王都防衛を担当している。<地竜>のメンバーはホシヤマを含めて32人。全員が建築会社「ホシヤマ」の社員であり、ホシヤマは社長。普段は王都各地で建物の建設や補修を行っている。いざという時には<地竜>として、シャベルを担いで戦場の地下を駆ける。アクシー司令官とは同期で仲がいい。
本来は王都を陰ながら守る役目なのだが、昨今のネームド不足により、出番が多い。キュウビ討伐隊の隊長にも抜擢された。
ホシヤマは20歳で結婚しており、妻子が王都にいる。12歳の息子は父の背を追って土魔法の練習中らしい。
【<人形姫>(本名:デボラ・マインサイト)】
種族:魔族(元人間)
年齢:85歳(魔族化時30歳)
適性:土
特記:金髪でスタイルの良い美女だが、本来は茶髪で肥満体形の醜女。北方(現在のライデン帝国領西部)の名家の末娘だったが、そのひどい容姿とヒステリーの激しい性格から嫁の貰い手がなかった。ようやく30歳で西方(現在のカイ連邦北部)に嫁入りしたが、家事の一切をゴーレムに任せて自分は食っちゃ寝ばかりしていた。手動のゴーレムなのだからちゃんと働いているのだが、その態度が気に食わない姑と大喧嘩。勢いで家出して山に入るが、遭難。魔族に拾われて魔族化する。その際、『変化』によってコンプレックスだった容姿を変えた。
魔族化後は実力主義の魔族の中で、その魔法の才能をいかんなく発揮し、従者も無しに族長並みの発言権を得た。実際は周囲からはヒステリーが五月蠅いから仕方なく待遇をよくしてやった面もあるのだが。魔族化してさらに磨きのかかった『アースゴーレム』は、デボラがそれを人間であると思い込むことで、人間同様の容姿と動きを得た。
クロの主殺しと逃亡は何十年も続いた退屈な生活に飛び込んできた刺激的なニュースだった。死んだクロの主とは大した縁もないが、面白そうなので討伐に出かけたが、返り討ちにあって死亡。
【虎系獣人の狩人2人組(クエイグ、ルンド)】
特記:レストランでクロに突っかかって来た狩人の2人組。兄弟で、クエイグが兄。ベテランの狩人で、王都東の森でよく狩りをしている。傭兵ギルドのランクは、狩人ランクB、傭兵ランクD。対人戦もそこそこできる。
たまにアイビスの森での依頼も受けていた。クロの領地ができた後、知り合いの若手狩人ヒイラギ達に誘われてアイビス南部での狩りに同行した。そこでキュウビと遭遇。命からがら逃げだして国に報告した。責任感が強いため、討伐隊の案内役を買って出た。
【ジャングルスイーパー】
種族:魔獣(鳥型)
適性:風、闇、木
特記:カラスのような真っ黒な鳥。大きさは個体差があるが、平均は体長1mほど。生物の死骸を好んで食べる。強力な消化器官で骨すら食べて消化する。彼らが食べると死骸が血以外残らないため、「森の掃除屋」の名がついた。基本スカベンジャーだが、飢えているときは狩りもする。本来は群れを作らないが、危険な魔獣が多いアイビスの森では群れを作るようになった。魔獣故、知能が高く、人語をある程度理解し、スイーパー同士も鳴き声で会話する。
戦闘時には木魔法による身体強化と風魔法を用いた高い機動力で飛び回り、鋭い嘴と爪で敵の急所を狙う。『ウィンドカッター』等の下位攻撃魔法や『フォース・フィアー』等の闇魔法も使用する。群れでは連携攻撃をすることも多い。
クロの自宅にクロより先に住み着いていた。クロと縄張り争いをした結果、クロについて行けばエサにありつけると学習した。スカベンジャーであるがゆえに死の気配には好んで近づく習性があり、死を想起させるクロの目が気に入ったのもある。クロを群れの主と認めており、ある程度クロの言うことを聞く。群れの数は初めは100羽ほどだったが、段々増えている。
【ブラウン・ハイウィーズ】
種族:獣人族(兎系)
年齢:23歳
適性:光、風
特記:成人(15歳)後は輸送専門の兵士として従軍していた。戦闘能力は低いが、足の速さが自慢で、伝令としても重宝された。しかし19歳の時に帝国の新型大砲(既知の大砲の1.5倍の射程だった)の流れ弾が不運にもブラウンの近くに着弾し、破片が頭を掠めて頭部に負傷。耳を失った。
兎系獣人として耳を失うことは大きな痛手で、聴覚式魔力感知の性能が大きく下がる。そんな状態では危険な戦場を走れないため、除隊となった。しばらくは急に狭くなった知覚範囲に戸惑い、周囲から耳なしと蔑まれたうえに再就職もできなかったこともあって、ストレスで精神を病んでいた。20歳の時に同じように負傷して除隊した知り合いから誘われて<草>に入った。
主な任務は潜入捜査ということになっているが、事務的な光魔法が使える人材としてヴォルフが手元に置きたがるため、滅多に潜入しない。
今回も境界線魔法が使える数少ない人材として、ヴォルフからクロの領地の線引きを任された。
【ワンド伯爵】
特記:ミツルギ山周辺に領地を持つ貴族。領地の発展に尽力し、領民からも慕われる領主だった。主産業は高山地帯で栽培する香辛料。デリケートな植物を安定して育てるため、品種改良や栽培方法の改良に多く投資していた。
3年前に領地が戦場となった際、帝国相手に自ら陣頭指揮を執り、1年もの間帝国の猛攻を防いでいた。しかし最終的には敗走し、現在は王都に住んでいる。領民は王都付近に集落を作り、いつか故郷に帰った時のために香辛料の種を大事に守っている。
現在、伯爵は政務の合間を縫って領民の集落を訪れ、様子を見に行っている。
【少年窃盗団の頭】
種族:獣人族(犬系)(異世界人)
外見:男性、身長182cm、金髪黒目、髪を逆立てて染めている(元は黒髪)
年齢:25歳
適性:風、闇
固有魔法:『ロブ』(フィールドを展開し、そのフィールド内で視認している物体を空気で掴んで引き寄せる。その性質上、空気に触れている部分にしか力が及ばない。しかし、用途を限定している分、類似性能の『エアハンド』より遥かに威力が高い。)
特記:前世ではフィリピン人。日本語は転生してから覚えた。前世では真面目に働いていたが、特に報われる事も無く交通事故で死亡。前世で真面目に生きた分、来世では好き放題生きようと考えた。
そうして転生した先の王都で見かけた孤児を哀れに思い、覚えたての固有魔法で盗んだものを与えた。それで孤児に感謝されたことで、快感を覚え、同様にして孤児を助けて回っているうちに窃盗団になっていた。孤児たちから日本語を教わる代わりに盗みのコツを教え、生き延びるために魔法や体術を鍛えていた。
窃盗団が大きくなった頃にフォグワース侯爵に見つかり、侯爵から武器や金品を盗んでくるように指示された。私兵の武力をちらつかせた命令に逆らえず、金品を盗んで来てみれば、侯爵が換金してくれたので、以降は進んで武器や金品を盗むようになった。
頭はいずれ侯爵に下克上してやろうと具体案もなく企んでいたが、クロ達に見つかって、交戦した末に死亡。
【キャベル・フォグワース侯爵】
特記:狐系獣人。狭い領地を代々守って来たが、これと言った主産業がないため、領地は貧しいままだった。侯爵は何か策を打たなければ貧しいままだ、と覚悟を決めて打開策を求めて奔走した。しかしなかなか良案は出ず、迷走した末、窃盗団から武器や金品を買い取り、高値で外国に売ることを始めた。売り先は大抵イーストランドをはじめとした東大陸の諸国。領内に港がないので、小さめの船を水魔法で操り、密輸していた。
窃盗団がクロ達に潰されたことをきっかけにその取引は明るみに出た。当然、違法であり、今、国内で不足気味の武具を他国に流す行為は完全に王国への反逆と断じられた。結果、侯爵本人は決闘という名の処刑。家族への連座処罰は免れたものの、窃盗団の被害者への賠償を命じられた。実質的に領地経営をしていける状態になく、いずれフォグワース家は取り潰し、領地は周辺貴族に割譲されるだろう。
【ヒイラギとケヤキ】
特記:猫系獣人の狩人2人組。若手だが腕は良く、頻繁にアイビスの森に狩りに出ていた。基本的にヒイラギが主力で、ケヤキは荷物持ちなどの補助。2人は幼馴染で、一緒に狩人になったのもヒイラギが言い出したからケヤキが何となくついて行っただけだった。
ヒイラギの家は兄弟が多く、父親がだいぶ前に戦死したため、かなり貧乏。母親の稼ぎでは到底足りないために、ヒイラギが貪欲に働いて稼いでいた。
アイビス南部での狩りで神獣相手に暴走したのも、家族を養う必要に迫られてのこと。しかし結果として死亡。ケヤキはこれを機に狩人を辞めることになった。
【キュウビ(フレアネス王国が便宜上つけた呼称)】
種族:神獣(元フレイムフォックス)
外見:雌、体長450cm、鮮やかな赤毛、9本の長い尾の狐
年齢:13歳
適性:炎
その他:火の神獣
固有魔法:『紅炎砲』(口を開き、口の前を発射地点として超高速の熱の奔流を生み出す。熱は発射後も魔力制御され、拡散せずに遠方まで焼き払う。最大出力時で温度は3500℃、射程は10km弱に及ぶ。)
特記:元は普通のフレイムフォックス(威嚇のために炎を吐く狐)だった。ただし、魔力濃度が濃い、すなわちいつ噴火が起きるかわからない岩場に巣穴を構える変わり者ではあった。魔力濃度が濃いところに棲んでいたため、他の個体より魔力量が多く、それが火の神の目に留まった。
火の神から闇の神子の討伐を指示されるが、無視して神獣化前に産んだ子供たちを育てていた。
今回の騒動で狩人に見つかり、威嚇して追い払おうとしたが抵抗されたため、やむなく殺害。その結果、国から命を狙われることになった。その討伐隊から救いに来たクロを、自分を殺しに来たと勘違いして迎撃。死闘を演じることになった。最終的にはクロの意図を察したが、討伐隊の急襲で死亡。我が子をクロ達に託して逝った。
【茜】
種族:フレイムフォックス(魔獣)
外見:雌、体長90cm、赤茶色の毛、暗赤色の目
年齢:0歳7ヶ月
適性:炎、闇、土
その他:火の神獣の神獣化前に産まれた子供
特記:キュウビの子供の生き残り。親が神獣化して姿形が変わったことは驚いたが、本能的に親であることを理解した。5匹の子供の中ではなかなか乳離れできない甘えん坊の引っ込み思案だった。
今回の騒動で他の4匹の兄弟はキュウビとともに死亡したが、アカネだけはクロの拘束を振りほどかず巣穴にとどまったため、生き残った。現在はクロを飼い主と認めてクロの家に住んでいる。
神獣化後の子供ではないため、基本は普通のフレイムフォックスだが、神獣の親の乳を飲んで育ったことが、今後どう成長に影響するか、また、親を殺したヒトに対してどんな感情を抱いていくのか、未知数である。
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Side:M
【バーの店主】
種族:人間
年齢:52歳
特記:勇者マサキの行きつけのバーの店主。小さいが雰囲気の良い店で、割と繁盛している。客の愚痴を聞くのが好き。かつて軍にいたときは、魔力量が少ないことを探知されにくいというメリットととらえて偵察部隊に所属していたが、20年以上前のネオ・ローマンとの小競り合いの時に足を負傷して引退した。
【ヴェスタ・レイライン】
種族:人間
外見:女性、身長140cm、赤銅色の髪、茶色の目、背までの長髪を三つ編みで一本にまとめる
年齢:25歳
適性:雷、炎
特記:<炎星>の二つ名を持つネオ・ローマン魔法王国のネームド。貴族であるレイライン家の三女で、生まれたときから高い魔力量を示したため、レイライン家一の武勇を誇る祖父が育てることになった。その結果、男口調で男勝りな性格に育ち、戦闘能力は申し分ないが、女性としては残念なことになっている。
得意魔法は『エレクトロマグネティックシールド』。展開した範囲に入った物体を電磁力で逸らす魔法。本来は炎魔法を軽減したり、矢や投げナイフを少し逸らす程度だが、ヴェスタの魔法出力ならば炎を完全に防ぎ、ライフル弾すら逸らす。
さらにその効果を応用して、広範囲攻撃用の炎魔法を『エレクトロマグネティックシールド』で閉じ込め、一定範囲を徹底的に焼き尽くすコンボを開発。その魔法の見た目から<炎星>と呼ばれるようになった。
平時の仕事は魔法研究家。この世界の宗教では、魔法は神から賜るもの、と考えられているため、魔法研究者は少ない。しかしこの時勢では重宝され、国から資金提供もされている。ヴェスタ自ら開発した改造魔杖「トマホーク」は、炎魔法『ロケットブースト』で加速する杖。うまくバランスを取れば乗って飛ぶことも可能だが、かなりバランス感覚がいい者でないと乗れない。ヴェスタは余裕で乗っているが。なお、『ロケットブースト』は本来、投擲武器を加速させるのに用いる魔法である。
勇者マサキの活躍により、イーストランド王国とネオ・ローマンが同盟を結んだことで、銃をメインで戦う帝国に対抗しうる戦力としてイーストランドに派遣された。マサキとは出会った直後に一勝負申し込んで完敗したため、マサキを「大将」と呼んで慕っている。
【バク・シン】
種族:人間
外見:男性、身長190cm、スキンヘッド、黒目
年齢:40歳
適性:土
特記:現地人でありながら土の神子。両親が異世界人で、親譲りの高い魔力量と土適性で、神子に選ばれたと考えられている。貴族ではなかったが、土の神子になったことで一代限りの爵位を得る。その恩義から愛国心が強く、義理堅いが暴走しがちなところもある。
得意魔法は『アースゴーレム』。通常の2~3m程度の遠隔操作のゴーレムと違い、シンのゴーレムは20mを超える。その強度も並ではなく、銃弾を弾き、砲撃でも揺らがない。目の前で相対した敵には山のように見えるため、<大山>の二つ名を持つ。当の本人はそのゴーレムの中にいるため、防御も完璧。巨大なだけあってゴーレムの作成に時間はかかるが、一度ゴーレムを出せば、無敵の強さを誇る。
ヴェスタ同様、同盟を機にイーストランドに派遣された。本人は以前から前線に出たがっていたため、念願叶ったと喜んでいる。当然、その機会を作ってくれたマサキにも感謝しており、信頼している。
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Side:T
【逆神哲也】
種族:人間(異世界人)
外見:男性、身長170cm、金髪黒目、髪は短め
年齢:25歳
適性:雷
固有魔法:?
特記:雷の神子。機械いじりが好きで整備士をしていたが、トラックに轢かれて死亡。新しい機械を自らの手で開発する夢を捨てきれず、その未練で転生。転生後もライデン帝国で似たような仕事を目指すが、軍に徴兵されてしまう。とりあえず戦争は優勢のようなので、真面目に働いて終戦を待てばいいかと思っていたが、セレブロに逢って、ある組織<夜明け>に誘われたことで考えを変える。
対フレアネス戦線でクロ達と接敵。逃走時にマシロを撃破した。しかしとどめを刺しきれず、戦死を装い脱走した(魔法排斥を謳う帝国軍にいながら魔法を使ったという情報がマシロから噂が流れて帝国軍に伝われば、軍に罰せられる恐れがあったため)。
その後は<夜明け>のメンバーと共に帝都に潜伏していたが、帝都内の警備強化を受けて帝都を脱出。辺境でメンバー集めに勤しんでいる。<夜明け>メンバーとしてのコードネームは「ゾル」。
【セレブロ(本名:?)】
種族:人間(異世界人)
外見:女性、身長160cm、銀髪青目、膝裏に届くほどのストレートの長髪
年齢:24歳
適性:光、闇
固有魔法:『ソリチュード』(指定したものを周囲の誰からも認識できなくする。射程距離は約1km。)
特記:異世界人。ロシア人っぽい。狙撃の名手で、銃の性能にもよるが、500m先の敵の脳天を撃ち抜けるレベル。前世でも似たような仕事をしていたと思われる。
<夜明け>には転生後わりとすぐに加入した。彼女が加入するまでは数名だけの小さな組織で、その目標も夢物語だったが、彼女が多くのメンバーを集めてきたことで、段々現実味を帯びて来た。
銀髪は地毛ではなく染めている。わざと目立つ髪にして、平時は固有魔法で認識阻害を出力を抑えてかけている。そうすることで、魔法制御力が高い者にだけ見えるようになり、それを利用して<夜明け>のメンバーを集めた。<夜明け>では認識阻害を活かして、偵察・連絡・勧誘などを担当している。
【ヨセフ(コードネーム:クラーク)】
種族:人間
外見:男性、身長165cm、黒髪青目、坊主頭
年齢:50歳
適性:木
特記:魔力量は少なく、身体強化や治癒が少しできる程度。合気道や柔道を修めた武術の達人。昔は地元で道場主をやっていた。道場は徴兵された時点で畳んでいる。<夜明け>には協力はするが参加はしていない、という感じで、軍の情報をセレブロ経由で流していた。<夜明け>の目的に賛同したというよりは、<夜明け>に出会ってテツヤが立てた目標を支持していた。対フレアネス戦線でクロと戦い、戦死。
【メーチ(本名:?)】
種族:人間
外見:男性、身長190cm、黒髪青目、ちょんまげ風の髪型
年齢:38歳
適性:?
特記:<夜明け>に属する剣士。以前はとある有名な剣術道場の師範代だったが、大昔にその道場を開いた異世界人が残した魔法剣の秘伝書を見つけたことがきっかけで道場を抜けた。魔法剣の研究をすれば帝国軍に目を付けられるため、隠れ蓑として<夜明け>に参加している。
【ビャーチ(本名:?)】
種族:人間
外見:女性、身長155cm、茶髪黒目、ぼさぼさの髪で肩までの長さ
年齢:19歳
適性:?
特記:<夜明け>に属する少女。4丁の拳銃が武器。10歳のとき、検査によって魔力容量が高いことが政府に知られた。以後、監視付きの窮屈な生活を送っていたが、15歳で従軍の意思を表明。より監視しやすくなる、と監視役が油断した隙をつき、多数の銃を軍の倉庫から盗んで逃走。帝国中を逃げ回っていたところを<夜明け>の創始者に拾われる。テツヤが属する班では最年少だが、<夜明け>の古株メンバー。




