プロローグ2:とある屋敷の玄関にて
え〜最近忙しすぎててんてこ舞いの作者、雨月です。この物語の方向性をまったく決めぬまま突き進んできていますが………どういったことになるのか作者にもわかりません。それでも、付き合ってくれるのならついてきてください。
プロローグ2:とある屋敷の玄関にて
古ぼけていく館の玄関………そこにはいつかの老人の姿があった。
「お久しぶりですね、元気そうで何よりです………人は皆、病気に陥ったりしたときに健康のありがたみがわかりますからね。理解できない?まぁ、いいでしょう。さて、確かに彼はとても甘い人生をこの先歩んでいます。皆さんに見せられるのは彼の人生の一部だけです。ええ、人は所詮一瞬だけの姿しか捉えることはできませんからね。笑っていたって陰では泣いている…………そんなこともあるということです。さて、こういったことを言うのもなんですが、異世界の扉というものは意外と近くにあるものなのかもしれません。たとえば、いつも通っている自分の家の玄関をくぐった瞬間………そこが別世界だという可能性がないわけでもありません。根拠なく言うのはおかしいことですが、それも可能異性の一つということです。異世界の住人が我々を見れば異世界人です。無論、その逆も叱りですけどね。異質なのはどちらなのか………あちらなのか、こちらなのか………それを決めるのは自分自身です………おっと、話が過ぎてしまいましたね。今回、彼は異世界へと赴くことになるでしょう。理由はどうあれ、言ってしまえば異世界人の仲間入りといったところでしょうか?そこがどういった場所であろうと………彼の人生の一部だということを忘れてはいけません」
老人は面白そうに笑うと玄関を閉め、空気を閉じ込めた。館は黄緑色の煙に巻かれ、姿を消したのだった。




