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いつかは
「大好き!!」
汚れのない澄んだ笑顔で僕にそう言ってくれる彼女。仕事で嫌な目にあっても、彼女の笑顔と声を聞いたらまた頑張れる。
そう、彼女がいるから生きているようなものだ。だけど、彼女にプレゼントを贈ってもいい顔をしてくれない。
「贈り物よりも、あなたの愛が欲しい」
少し悲しそうな目をしながら言う彼女。ごめんね、口下手だから物に気持ちを込めるしかないん僕を許して。寝る前に、また君の声が聞きたい。
「大好きだよ。おや……」
『申し訳ございません。メンテナンスのため、しばしアクセスできません』
「ちっ、またかよ。いい加減な運営だな〜」