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センタク
「あ〜、もうだめ! もう無理!」
「おい、頑張れって、もうすぐ俺らの仕事も終わるんだから」
「そうよ、私たちずっと一緒だったじゃない! 諦めないで!」
「でもよ、今日頑張れたとしても、明日頑張れる自信がない」
「おい、弱音を吐くなよ!」
「お願い、頑張って!」
「へへ、じゃあ今日、頑張れたら俺、あのこに告白するわ」
「ああ、大丈夫絶対うまくいく!」
「結婚式には呼んでね」
「ああ、待っててくれや」
その言葉を最後に、あいつは洗濯物を放してしまった。それから御主人が来るまで、誰一人喋る事はなかった。
次の日、新人が来た。
俺はいつ捨てられるのかな?




