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高校生の恋

御一読頂けたら幸いです

 〇    ●    〇    ●


修学旅行の夜。


それは欲望渦巻き猛り狂う獣達が夜な夜な想い人に対する内なる気持ちをぶつける人生に二度と無い絶好の機会であり・・・・。


「謙佑、いきなりナレーションし始めてどうしたの?」

「俺、今回の修学旅行で目標があんだよ。」

何時にない謙佑の真剣な眼差しに唾を飲む。

「目標って?」

「彼女を作るんだ!」


 沈黙。


修学旅行。二人部屋。テンションが上がっているんだろう。

「そう。頑張って…、うん。」

「なんだその言い方は!今まで彼女居たことないからか?お前だって彼女居ないだろ!殺すぞ!あぁ!?」

こんな悲しい暴言他にない。

「なぁ、今野…。」

「何?」

「お前、頑張れよ…。」

「…、うん。」

謙佑の言う通り。

本当に頑張るのは僕なんだ。

「荻野さんの事が好きなんだろ?」

「…うん。」

「お前わかりやすいからな」

「ねぇ、謙佑。」

「ん?」

「どうすればいいと思う?」

「・・・・。」

「俺、今までそういう事自分には縁が無いと思っていたから、荻野さんを好きになってからどうしていいか分からなくて。」

「・・・・。」

「えっと、なんか…ごめん。」


「今野。」

「何?」

「頑張れ」

「・・・・。」

「常日頃から彼女が欲しいって言ってる奴とお前との違い分かるか?」


首を横に振る。


「相手が思い浮かぶかどうかだよ。」

「相手の顔?」

「そう。お前はちゃんと『この人と付き合いたい』っていうのがあるだろ?」

「うん。」

「怖いのは皆一緒だよ今野。」

「うん。」

「今野!あとは勇気だけだ!」

「…。俺、頑張る!」

「おう!振られたら慰めてやっから!」

「やめてよ!」


僕は部屋を飛び出した。



□    ■    □    ■


以下 荻野視点



「荻野さん」

「何?」

「恋バナしよ!」

「・・・・。」

「恋ばな!」

中村さんの目がキラキラしている。

「いいよ。」

私はゆっくりと文庫を閉じた。

「よし!」

「で、恋ばなって何をすればいいの?」

「好きな人とかの話するの♪」

「好きな人…。」

「そ!」

「でも私、そういうのに縁無くて。」

「え~~。荻野さん可愛いから中学生の頃とか告白とかされなかった?」

「無かったよ?」

「そうなんだ~。」

「中村さんは?」

「無いかな~。」

「本当に?」

「え?」

「中村さん美人だから…。」

「そんなことないよ~。お世辞上手いな~。」

「お世辞じゃないよ。」

「え?」

「中村さん美人だよ?」

「え、えへへへ。何か照れるね。」

「うん。中村くんと凄くお似合いだと思う。」

暫しの沈黙

「え?中村?」

「うん。」

「何で中村?」

「いつも仲良いから。」

「冗談?」


首を横に振る


「えっと、私別に中村と仲良くないけど?」

「そう?仲良しに見えるけど。」

「(ヾノ・∀・`)ナイナイ」

「そうなんだ。」

「そんなコトより!荻野さんは好きな人とか居ないの?」

机を挟んだ中村さんの顔が急接近した。

「えっと、好きな人…。」

「ワクワク♪」

「教えない。」

「え~~!なんでぇ~?」

「まだ私も分からないの。」

「…。」

「その人のことを本当に好きなのか。まだ分からないの。」

「…。」

「でも、その人と一緒に居ると楽しいの。上手く言えないけど、心がホっとするっていうか…。」

「ふぅ~ん。」

(多分今野君だろうけど、まぁいいや。)


「結論! 荻野さんは可愛い!」

「何でそうなるの?」

「良いから!お風呂いこう!」

「うん。」


お風呂の支度をしながら私は考えた。

もし、今野君が私のことを好きでいてくれたら。

有り得ない。

今野君は優しい。

でももし…。

「?荻野さん、どうしたの?顔赤いよ?」

「ううん。大丈夫だよ。」


私達はお風呂場に向かった。


                     つづく


御一読頂き有難う御座います

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