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光と闇の歯車  作者:
第1章
3/21

幸せな夢 1

 空が蒼いな。

小鳥のさえずり。

……………………。

ーーーなんか、疲れた。

「ヘイゼル!!」

「…………何ですか?」

俺ーーーヘイゼル・ダリスーーーはけだるげに返事をした。

 目の前でさっきから愚痴をこぼす彼女は、俺の態度が気に食わないらしい。

「姫様、いつまで俺を愚痴に付き合わせるつもりですか。」

「姫様じゃない!陛下だ!」

そういう彼女は紛れもなく、この国の王。ユミカ・ルネシアである。

「あーはいはい。」

適当に流すと、また彼女は憤慨する。

「私も王になったのだ。子供扱いは受けたくはない。………………それに、もう少し私を頼ってくれても良いと思う。」

それに少し苦笑し、ユミカの頭をクシャクシャと撫でてやると、嬉しそうな笑顔が返ってきた。

「格好を付けるなら、俺に勝ってからにして下さい。」

ユミカは悔しそうに顔を歪め、俺を睨みつける。

 この少女は大分変わっていて、軍に所属している。俺は非力だった彼女に短槍を渡し、操り方を教え、戦い方を教えた。それ以来、ユミカの師の様なものになってしっまったのだ。

「まだ、本気も出してくれないじゃないか!」

「だから、早く強くなってください。」

ユミカはどうしても俺より強くなりたいらしい。

「今日、会議じゃないんですか?」

そこで思い出したのか顔を蒼くし焦り出す。


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