6/23
第一章:引き継がれた夢
「はじめまして、今日からお世話になります……新堂レイです!」
その日、《NextNote》のオフィスに、新人アイドル志望の青年がやってきた。
17歳、目の奥に強い意志を宿す瞳。まだ何者でもない少年の、はじまりの一歩だった。
彼のプロデューサーを務めるのは、未来翔。
「“歌が好き”って気持ち、それがあるなら十分だよ。肩書きも、経験も関係ない。君はここで――夢を、創っていけばいい」
かつての自分がそうされたように、今度は翔が“誰かの最初のプロデューサー”になる番だった。




