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鉄塊の国 ~魔導鎧と絆の戦訓、笑顔と涙の群像詩~  作者: jetts
第六章 絆の戦争

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ヘルガ16

  DaysAIで作成したイラストに妄想ストーリーをつけ、物語になりました。

 小説を書くのは初めてですので、見苦しい表現もあるかと思いますがご容赦ください。

 残酷な描写は、なるべく避けますが、戦闘や戦争を扱っていますので、苦手な方はご遠慮ください。

 

 文中の挿絵の著作はjettsにありますので無断転載はご遠慮ください。


 ゲストのイラストも無断転載はお断り致します。


 投稿時間


 本編 水曜日更新


 大図書館 不定期更新


 鉄塊の国を支えるAI先生〜鉄塊の国実験スピンオフ〜  不定期更新

 

        鉄塊の国

挿絵(By みてみん)


 一本の鉄塊が国を興した。

 歴史は綴られる。


 『鉄塊の国』時間軸ガイド


 一本の鉄塊が国を興した――ヴァルグランの歴史を紐解く!

 

 約132年前:神々の旅開始

「名を忘れられた漢」(神)が祈りの聖女、鉄塊の王、大賢者、メカムスメ、名も無い暗殺者と建国の旅を開始。信玄の戦訓で希望を灯す!


 約129年前:ヴァルグラン建国

一本の鉄塊からヴァルグランが誕生。魔導鎧と絆で繁栄へ。


 現在:龍獣統一軍との戦い

龍鬼神シュタルクの侵略に立ち向かう!

リヴァール砦防衛戦(ep.1〜6):ルヴェリーとマリーの絆、ヘルガの暗殺で防衛成功。


 シャルセア防衛戦(ep.7〜11、17):グライシアの「乾坤一擲」、ルーの神速、シャルフの「射抜かれた道」で民間人被害ゼロの奇跡。


 ラウンドベルク攻防戦(ep.12〜26):シーラの「リヒトヴァルグラン」起動、ヘルガの「隷属」、ゼーエンの諜報で4万の敵に立ち向かう。


 ラウンドベルクでの5対4万の戦いはヴァルグランの完全勝利に終わる。


 国興しの神ハガネの再度の降臨


 ヴァルグランを救う三作戦は成し遂げられた。しかし、ハガネの甘やかしが爆発し過剰戦力が与えられた。


 これからのヴァルグランのあり方が問われる。


 ついに、龍獣統一軍への宣戦布告が行われ始まったヴァルグラン軍の制圧戦。逃げ惑う一般の龍鬼人や下位竜人達。


 そして、荒れ果てた大地で決死の者たちが覚悟を決めていた。


 



 このエピソードの位置:化け物と化したシュタルクを前にマリアが拳を振るいヘルガが糸を操る。世界最強の姉妹が絆を繋ぐ。


 「ま〜りょく〜」


 声に応え態勢を戻し糸を操る。糸を繋げて魔力を送り込んで行く。頼んだのじゃ姐御。


 閃光のように突っ込む姐御の動きを蜘蛛眼で把握して限界まで接続して最大量を注ぎ込むと姐御はあの化け物の強固な防御を打ち破り吹き飛ばす。


 姐御はその場で複雑に動き、無数の魔力回路を周囲に展開していく。昔、全力で魔王と戦った時に見た二十八個同時発動の倍近く展開しておる。


 魔術の専門家でも五回路同時展開が限界なのだから、デタラメな姉御の実力に驚愕じゃ。


 まずは姐御の後ろで、奴に糸を絡めつけながら隙をうかがう。シーラはきっと全軍を率いてここに来る。


 エクセの祈りならこの状況も覆せるかも知れないし、龍鬼人フォーナが切り札を持っているとも聞いておる。少しでも時間を稼ぐのじゃ。


 数瞬じゃが姐御の様子がおかしい、もうすぐ奴が動き出すというのに棒立ちじゃ。


 不味い、姉御が眉間に手をかけている。あれは何か考えすぎている時の悪い癖じゃ。声をかけようとした時、辺りに鋭い声が響き渡った。


 「マリア! 悪い癖が出てる、できることをしなさい! 」


 シーラの声、まだ妾の索敵範囲に居らぬが、リヒトヴァルグランの鼓舞の咆哮を使い遠方から声だけを届けておるのじゃろう。


 シュピーネクリッファーの映像通信を見ての的確な指示。姐御が即応し、辺りに衝撃波を撒き散らし大地を抉りながら奴に突っ込む。


 あの凶悪な破壊の奔流の中で傷一つ付いていない姐御と敵に脅威を覚える。妾でも無事に済むかわからない次元の戦い、この脅威を殺さずに止められるのか?


 「あんたが眉間を擦ってる時は考えすぎてんのよ。いいから手を動かしなさい」


 シーラの声に妾もハッとする。そうじゃ、手を動かせ。今は我ら姉妹が繋がねばならぬ、妾達は絆を繋ぐ糸。


 いつ千切れてしまってもおかしくない細く脆い糸。だが、この糸を守らねば全てが奪われる。


 シュタルクであった化け物に姐御が的確に拳を入れる。あれは、魔王戦でヴァンやグレンカイザーが重傷を負った事を悔いた姐御が百年もの刻をかけて編み出した奥義。


 超高速の拳の閃きが、化け物の動きを捉えて次々撃ち込まれる。磔になった様に棒立ちし、狂気をはらんだ瞳で姐御を見据えるしかできておらぬ。


 その隙に無数の糸を絡めていく、何重にも重ね、動き出しても数瞬足止めできるよう丹念に編み込む。


 その間も目にも止まらぬ『マリアの拳』は敵の動きを的確に捉える。姉御の人類を超えた思考能力は相手の動き出しを全て拳で封じている。


 魔力は十分だが、姐御の心拍と体温が急激に失われていくのを糸を通じて感じる。極限の集中力と肉体の限界を超えた酷使によって強靭なマリアの体が…………壊れていく。


 全ての糸を総動員している為、シーラ達の様子はわからない。通信をするだけのリソースがあるなら少しでもアイツを拘束して壊れてしまう妹を救いたい。


 気配は感じている、皆の温かい絆を。


 皆、きっと全力を振り絞り我ら姉妹を信じて最善の一手を用意しておるのじゃろう…………御前様、絶対に皆で生き残る。


 必死に糸を繰りながら主殿の顔を思い浮かべる。


 今度会った時、我ら姉妹によくやったとお褒めの言葉をかけておくれよ。


 



 


 

 

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