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「お前と、文乃が、同じ?どういうことだよ。」


「なぁ、覚えてるか。俺たちが最後遊んだ日。」


「あぁ、覚えてる。忘れたりなんかしねぇ。」


あの日は、奏汰と、文乃達で川に遊びに行って、夜に手持ち花火をした。


「あの時さぁ。文乃なんて言ってたか思えてるか?」


俺は、あの日の記憶を思い出す。


『ねぇ、ケンちゃん、カナちゃん。約束しよ!』


『何を?』


『私達ずっと、


「「友達でいよう」だよな。」


俺は、あの日の文乃の笑顔に惚れてしまった。


「なぁ、ケンちゃん。友達ってなんだと思う?」


「友達って、親しくて、ずっと一緒にいる大切な人のことだろ?」


「じゃあさ、俺たち友達?」


「あぁ、ともだちだ「違うよね。」


「は?」


「だって、ケンちゃん。中学に上がってから、一緒にいる時間がすくなくなっていったじゃん。」


「…」


確かに、俺は奏汰達と遊ぶ時間は少なくなっていた。

別に、二人が嫌いな訳では無い。大切で一生の友だと思っているほどだ。


「ケンちゃんが来なくなってから、文乃と俺は遊んでた。友達として、ゲーセン行ったり。買い物したり。遊園地行ったり。でも恋人未満友達以上の関係で保っていたよ?お前が文乃に惚れてたのわかってたし。」


「なら、なんで文乃は自殺なんか…」


「お前が変わっちまったからだよ。」


俺は言葉が出せなかった。

俺の何が変わっていたのか分からなくて、

奏汰の言ってることが理解できなかったからだ。


「文乃から聞いたよ。お前が家に引き籠もって、外に行く回数が減っていること。ホント変わったな。外に遊びに行くことが好きだったのに。今じゃぁ、引きこもりかよ。」


「それは、文乃の自殺と関係ないだろ。」


「関係あるよ。ずっと友達でいようねぇ。 

()()()()()()()()()()()。忘れたわけじゃないんだよなぁ?!」


俺は、奏汰の言葉の意味を理解する。

そっか。文乃は、俺達と一緒にいたかったんだ。

俺が中学に上がってから、文乃達からの誘いを

断って家に引き籠もってた。

友達として、一緒にいれてない。そんな奴、


友達じゃないな…


「お前が学校に来なくなって、アイツは元気がなくなっていったよ。お前が悪い訳じゃないのは知ってる…

いじめられてたの知ってた…でもさ、文乃は…お前を助けようと、いじめてる奴らに殴りにいったんだぞ。」


「え…」


「虐めてきた奴ら見て、文乃は泣いてたよ。明日、

お前に謝りに行こうって、それなのに…それなのに、お前は部屋に引き籠もって、二度と出てこなくなった。お前が引きこもったのは自分のせいだって…」

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