この世界の掟
どうも熟者です。この物語を試しでも読んでみようと思ってくださった方ありがとうございます。学生のため未熟な文章力ですが、楽しんでいただければ幸いです。
若干『七つの大罪』っぽくなってしまうかもしれません。
どうかよろしくお願いします。
この世界にはひとつの掟がある。
その掟を破り禁忌に触れてしまった者は『呪受者』と呼ばれ呪いを受ける。その呪いは激痛とともに『呪受者』に死を与える。この現象を『断罪』と言う。だが、例外もいる。その呪いの力を克服したものには人間が一生かけても手にすることができないすさまじい力を持つことができる。この者達のことを『大罪人』といい、体に紋章が刻まれる。手にする力や、紋章はそれぞれ異なる。
この世界が生まれてから『大罪人』になったものはたくさんいる。この世界の魔法や道具、知識そのどれもが過去の『大罪人』のおかげで発展してきた。
しかし、これまでの『大罪人』すべてが善人だったわけではなかった。『大罪人』になったことでその力を使い悪事を働こうとしたものたちも大勢いた。
特に大きい犠牲を生んだ事件は『異界』とこの世を繋いだ事件だ。これにより、この世界には魔力を持つ動物である魔物が発生した。『異界』との門は閉じられたがそれ以降魔物による一般市民の死者が増加し、一時は人口が事件の前の三分の一まで減った。
それからその時代で一番力を持った『大罪人』の五人が自分の命と引き換えに世界の魔物以外のあらゆる種族の魔力などの能力を引き上げた。
これにより誰もが自衛の術を持ったのだった。
この五人のことは後に『五英霊』と呼ばれ、崇められる存在となった。
この話は、世界に生まれた知性があるものが物心ついたときに、必ず伝えられる。この世界にこの話を知らぬものはいない。それほど重要なおきてであった。
どうだったでしょうか。次から本編が始まります。ぜひ読んでみてください。
評価、感想もお願いいたします。